鼻にできる痛くない赤いできものの原因と対処法を徹底解説

🪞 ふと鏡を見たら、鼻に赤いできものを発見…😨

「痛くないし、まあいっか」と放置していませんか?
実は、痛くない赤いできものほど要注意なんです。

💬 この記事を読むとわかること
✅ 鼻の赤いできものの8つの原因を一気に理解できる
皮膚がんの可能性を見分けるチェックポイント
今すぐ病院に行くべきサインがわかる
🚨 読まないとこんなリスクが…
⚡ 放置して皮膚がんを見逃す可能性
⚡ 症状が進行して治療が大がかりになるケースも
⚡ 自己判断のケアで悪化させてしまうこともある
💡 ポイント:この記事でわかること
📌 鼻にできる痛くない赤いできものの原因は毛細血管拡張症・血管腫・粉瘤・酒さ・皮膚がんなど多岐にわたる
📌 痛みがないこと=安全の証明ではない
📌 2〜3週間以上消えない・変化するできものは早期に皮膚科へ!

目次

  1. 鼻にできる痛くない赤いできものとは
  2. 原因その1:毛細血管拡張症(毛細血管が透けて見える状態)
  3. 原因その2:血管腫(赤いあざ・腫瘤)
  4. 原因その3:脂漏性角化症(老人性いぼ)
  5. 原因その4:粉瘤(アテローム)
  6. 原因その5:酒さ(ロザセア)
  7. 原因その6:毛嚢炎(初期・軽度の場合)
  8. 原因その7:基底細胞癌・扁平上皮癌など皮膚がん
  9. 原因その8:鼻の中(内部)のできもの
  10. できものの見た目でわかる特徴の違い
  11. 自宅でできるケアと注意点
  12. 医療機関を受診すべきタイミング
  13. 受診する診療科と治療方法
  14. まとめ

この記事のポイント

鼻にできる痛くない赤いできものは、毛細血管拡張症・血管腫・粉瘤・酒さ・皮膚がんなど多岐にわたる。痛みがないことは安全の証明ではなく、2〜3週間以上消えない・変化するできものは早期に皮膚科を受診すべきである。

💡 鼻にできる痛くない赤いできものとは

鼻は顔の中でも皮脂腺が多く、紫外線や外気にさらされやすい部位です。そのため、さまざまな皮膚トラブルが起きやすい場所でもあります。「痛くない」という点が特徴の赤いできものは、悪性度が低い良性の皮膚疾患から、放置すると進行する可能性がある疾患まで幅広く存在します。

できものの場所も重要な情報です。鼻の外側(皮膚表面)にできたのか、鼻の中(鼻腔内)にできたのかによって、考えられる原因が大きく異なります。また、大きさ、色の濃さ、表面の状態(つるつる・ざらざら・光沢があるなど)、できものの硬さなども診断の手がかりになります。

まずは、主な原因として考えられる疾患を一つひとつ詳しく見ていきましょう。

Q. 鼻にできる痛くない赤いできものの主な原因は何ですか?

鼻にできる痛くない赤いできものの主な原因には、毛細血管拡張症・血管腫・脂漏性角化症・粉瘤・酒さ(ロザセア)・毛嚢炎の初期段階・基底細胞癌などの皮膚がんが挙げられます。鼻は皮脂腺が多く紫外線にさらされやすいため、多様な皮膚トラブルが生じやすい部位です。

📌 原因その1:毛細血管拡張症(毛細血管が透けて見える状態)

毛細血管拡張症とは、皮膚の浅い部分にある細い血管(毛細血管)が拡張し、皮膚表面から赤く透けて見える状態を指します。鼻の周囲、特に鼻翼(小鼻)や鼻の付け根付近に出やすいのが特徴です。

この状態は、加齢による皮膚の薄化、紫外線ダメージ、温度変化の繰り返し、アルコールの多飲、ステロイド外用薬の長期使用などによって起こります。痛みを伴うことはほとんどなく、触っても柔らかく、表面の皮膚に変化がないのが特徴です。

赤みが点状や線状に見え、周囲の皮膚と比べると明らかに赤い部分が浮き上がって見えます。自然に消えることは少なく、放置すると徐々に広がることもあります。治療にはレーザー治療(Nd:YAGレーザーやパルスダイレーザーなど)が有効とされており、皮膚科や美容皮膚科で対応しています。

✨ 原因その2:血管腫(赤いあざ・腫瘤)

血管腫とは、血管の細胞が異常に増殖してできる良性の腫瘍です。鼻に現れる赤いできものの中でも比較的多く見られる疾患の一つです。代表的なものとして「苺状血管腫(いちご状血管腫)」「毛細血管拡張性肉芽腫(化膿性肉芽腫)」「老人性血管腫(チェリー血管腫)」などがあります。

老人性血管腫(チェリー血管腫)は、成人以降に現れることが多く、鮮やかな赤色でドーム状に盛り上がった小さな腫瘤です。直径1〜5mm程度のものが多く、触っても痛みはなく、押すと色が白くなる(圧迫すると退色する)のが特徴です。加齢とともに数が増える傾向があります。

毛細血管拡張性肉芽腫は、赤ちゃんや若い人に多く見られ、外傷や慢性的な刺激が引き金になって血管が異常増殖したものです。柔らかく、触れると出血しやすい傾向があります。最初は痛みがないことが多いですが、大きくなると出血を繰り返すことがあります。

血管腫の多くは良性ですが、自然消退しないものも多く、外見上の問題や出血のリスクがある場合は、レーザー治療や外科的切除が行われます。

🔍 原因その3:脂漏性角化症(老人性いぼ)

脂漏性角化症は、皮膚の表皮細胞(角化細胞)が増殖してできる良性の腫瘍で、「老人性いぼ」とも呼ばれます。一般的には中年以降に多く見られますが、若い方にも発生することがあります。

初期のうちは薄い褐色や赤みがかった色をしており、表面が少しざらついて見えます。進行すると茶色から黒っぽい色に変化していくことが多いですが、初期段階では赤みを帯びているため、「赤いできもの」として気づくことがあります。

脂漏性角化症の特徴は、表面に細かいしわしわとした「いぼいぼ」した感触があり、皮膚に貼りついたような外見をしていることです。直径は数ミリから数センチとさまざまです。痛みはなく、かゆみを感じる方もいますが、多くの場合は無症状です。

良性疾患であるため、基本的に治療の必要はありませんが、見た目が気になる場合や、他の疾患との鑑別が必要な場合は皮膚科で液体窒素による凍結療法やレーザー、切除術などが行われます。

Q. 鼻の赤いできものを自宅で絞ったり針で刺したりしても大丈夫ですか?

鼻周辺のできものを自己処置することは非常に危険です。鼻は「危険三角」と呼ばれる静脈が頭蓋内へ直接つながる領域に近く、自己処置による細菌感染が蜂窩織炎や海綿静脈洞血栓症などの重篤な合併症を招くリスクがあります。できものは触らず、必ず医療機関を受診してください。

💪 原因その4:粉瘤(アテローム)

粉瘤(アテローム)は、皮膚の下に袋状の構造物ができ、その中に老廃物(角質や皮脂)が溜まってできる良性の腫瘤です。鼻の周囲は皮脂腺が多いため、粉瘤ができやすい部位の一つです。

炎症を起こしていない段階の粉瘤は、皮膚の下にコリコリした硬めの塊を触れるだけで、痛みはほとんどありません。表面の皮膚は正常なことが多いですが、よく見ると中心部に小さな黒い点(毛穴の開口部)が見えることがあります。サイズは数ミリから数センチまでさまざまです。

表面の皮膚が赤みを帯びている場合、それは粉瘤そのものが赤いというよりも、周囲に軽い炎症が起きているサインである可能性があります。炎症が進むと痛みが出てきますが、初期段階では痛みがないまま赤みだけが出ることもあります。

粉瘤は自然に消えることはなく、時間とともに大きくなることがほとんどです。また、細菌感染を起こして炎症性粉瘤になるリスクもあるため、小さいうちに外科的に摘出することが推奨されます。

🎯 原因その5:酒さ(ロザセア)

酒さ(ロザセア)は、鼻や頬、額、あごなど顔の中央部に慢性的な赤みが生じる皮膚疾患です。鼻の赤みが特に目立つことが多く、進行すると「酒さ鼻(鼻瘤)」と呼ばれる状態になることもあります。

初期段階では、食事や飲酒、温度変化、紫外線などの刺激をきっかけに一時的に鼻が赤くなる「フラッシング(紅潮)」が起こります。これが繰り返されることで慢性的な赤みへと変化し、毛細血管拡張や小さな赤いぶつぶつ(丘疹)が現れるようになります。

酒さは痛みを伴わないことも多いですが、灼熱感やかゆみ、ひりひり感を感じる方もいます。原因はまだ完全には解明されていませんが、血管の反応性の亢進、免疫系の異常、ニキビダニ(デモデックス)の関与などが指摘されています。

酒さは完治が難しい疾患ですが、適切な治療で症状をコントロールすることができます。治療には、外用薬(メトロニダゾールゲルなど)や内服薬(テトラサイクリン系抗生物質など)、レーザー治療などが用いられます。自己判断でケアを続けることで悪化するケースもあるため、皮膚科での診断・治療が重要です。

💡 原因その6:毛嚢炎(初期・軽度の場合)

毛嚢炎(もうのうえん)は、毛根を包む「毛包(毛嚢)」に細菌が感染して炎症を起こす状態です。鼻の周囲や鼻の入口付近は毛が生えているため、毛嚢炎が起きやすい場所の一つです。

毛嚢炎の初期段階では、毛穴を中心に赤い小さな丘疹(ぶつぶつ)が現れます。この時点では痛みを感じないか、触れると軽くじんわりする程度であることが多いです。進行すると膿を伴ったり、痛みが強くなったりします。

原因菌として最も多いのは黄色ブドウ球菌です。鼻を触る習慣がある方、鼻毛を抜いた後、鼻周辺を不衛生な器具で処理した場合などに起こりやすいです。免疫力が低下しているときや、糖尿病を患っている方はより感染しやすい傾向があります。

軽度の毛嚢炎は自然に治ることもありますが、鼻や顔の部位は「危険三角」と呼ばれる静脈が直接頭蓋内につながる領域に近いため、無理に絞ったり自己処置することは非常に危険です。症状が長引く場合や悪化する場合は、皮膚科を受診して抗菌薬の処方を受けましょう。

Q. 鼻の赤いできものはどのタイミングで受診すべきですか?

鼻の赤いできものが2〜3週間以上消えない場合、大きさや見た目が変化している場合、触れると出血する場合、表面が潰瘍化している場合は速やかに受診が必要です。痛みがないことは安全の証明にはならず、基底細胞癌などの皮膚がんも初期段階では無症状であることがほとんどのため注意が必要です。

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📌 原因その7:基底細胞癌・扁平上皮癌など皮膚がん

鼻にできる痛くない赤いできものの中で、特に注意が必要なのが皮膚がんの可能性です。皮膚がんは初期段階では痛みがないことがほとんどです。「痛いはず」というイメージを持っている方も多いですが、それは誤解です。

基底細胞癌は、日本人に最も多い皮膚がんの一種です。鼻や顔面に多く発生し、初期はつるっとした光沢のある小さな丘疹として現れます。徐々に大きくなり、中心部が潰瘍化することがありますが、痛みはほとんどなく、転移することは稀です。ただし、放置すると深部組織に進行するため、早期治療が重要です。

扁平上皮癌は、紫外線ダメージが積み重なった皮膚に多く見られます。「日光角化症(前がん状態)」から進行する場合もあり、鱗屑(うろこ状の皮膚)を伴った赤い斑や硬い結節として現れることがあります。基底細胞癌と比べてリンパ節転移のリスクがやや高いとされています。

メラノーマ(悪性黒色腫)は通常黒色ですが、まれに血管が豊富で赤みを帯びて見えることがあります。また、「隆起型」のメラノーマは赤い結節として現れることもあります。

皮膚がんのリスクを高める主な要因は、長年の紫外線暴露、免疫抑制状態、過去の放射線治療歴などです。特に中高年以降で、変化が続くできものや、数週間以上消えない赤いできものは、専門医による診断を受けることが強く推奨されます。

✨ 原因その8:鼻の中(内部)のできもの

鼻の中、つまり鼻腔内にできるできものも、「鼻にできもの」として気づくことがあります。鼻の中のできものには以下のようなものがあります。

鼻ポリープ(鼻茸)は、鼻腔の粘膜が炎症によって腫れ上がり、ぶどうの房状に垂れ下がってくる良性の腫瘤です。慢性副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎を長年患っている方に多く見られます。鼻ポリープ自体は痛みがないことが多く、片方の鼻から赤みがかった半透明の腫れが見える場合に気づくことがあります。鼻詰まりや嗅覚低下を引き起こすことが多いです。

血管腫(鼻腔内)は、鼻腔内の粘膜に発生する血管腫で、くしゃみや鼻をかむ際に出血するきっかけで気づくことが多いです。出血がなければ痛みもなく発見が遅れることもあります。

鼻腔内乳頭腫(反転性乳頭腫)は、鼻腔内の粘膜に発生する良性の腫瘍ですが、再発しやすく、一部が悪性化するリスクがある点で注意が必要です。

鼻の中の症状(鼻詰まり、においが変わった、片方の鼻からだけ分泌物が出るなど)を伴っている場合は、耳鼻咽喉科での検査が必要です。内視鏡検査やCT検査によって正確な診断が行われます。

🔍 できものの見た目でわかる特徴の違い

鼻の赤いできものを自分で観察する際、いくつかのポイントに注目することで、ある程度原因を絞り込む手がかりになります。ただし、最終的な診断は必ず医療機関で行う必要があります。

まず、できものの表面の状態を確認しましょう。表面がつるつるして光沢がある場合は血管腫や基底細胞癌の可能性、表面がざらざらしている場合は脂漏性角化症や日光角化症が考えられます。表面が正常な皮膚と変わらないが盛り上がっている場合は粉瘤の可能性があります。

次に、できものの色に注目します。鮮やかな赤色の場合は血管腫やチェリー血管腫、くすんだ赤みの場合は毛嚢炎や炎症性粉瘤、広がる赤みの場合は酒さや毛細血管拡張症が考えられます。

できものの硬さも重要です。柔らかくぷよぷよしている場合は血管腫、硬くコリコリしている場合は粉瘤や脂漏性角化症、硬くて動かない場合は悪性腫瘍の可能性も考慮が必要です。

できものの変化のスピードにも注意が必要です。数日〜数週間で急速に大きくなっている場合は毛細血管拡張性肉芽腫(急速に増大する血管腫)の可能性があります。一方、ゆっくりと年単位で変化している場合は老人性のできものである可能性が高いです。

これらの特徴はあくまでも目安であり、見た目だけで確実な診断はできません。自己判断での放置や処置はリスクを伴うため、気になる場合は早めの受診を心がけましょう。

Q. 鼻の赤いできものの日常的なケアで注意すべき点は何ですか?

鼻の赤いできものを悪化させないために重要なのは3点です。①できものを触ったり絞ったりしない、②日焼け止め・帽子・日傘で紫外線対策を徹底する、③低刺激・弱酸性の洗顔料で優しくスキンケアを続けることです。市販のステロイド外用薬の自己使用は酒さや毛細血管拡張症を悪化させる場合があるため、使用前に医師へ相談してください。

💪 自宅でできるケアと注意点

鼻のできものに対して自宅でできることは限られていますが、正しいケアを続けることで悪化を防ぐことができます。以下に、基本的な注意点とセルフケアの方法をまとめます。

まず最も大切なのは、できものを触らない・絞らないことです。特に鼻周辺は「危険三角」と呼ばれる特殊な静脈ルートがあり、細菌感染が頭蓋内に波及するリスクがあります。毛嚢炎や粉瘤を無理に押し出したり、針で刺したりすることは、重篤な合併症(蜂窩織炎、海綿静脈洞血栓症など)を引き起こす可能性があるため、絶対に避けてください。

日焼け対策は日常的に行うことが大切です。紫外線は毛細血管拡張症の悪化、脂漏性角化症の増加、皮膚がんのリスク上昇など、あらゆる皮膚トラブルに関与しています。日焼け止めを毎日塗ること、帽子や日傘を活用することで、紫外線ダメージを最小限に抑えましょう。

スキンケアも重要なポイントです。刺激の強い洗顔料やスクラブ洗顔は、皮膚の炎症を悪化させることがあります。低刺激・弱酸性の洗顔料を使用し、ごしごしこすらずに優しく洗いましょう。保湿も欠かさずに行うことで、皮膚のバリア機能を保つことができます。

アルコールの摂取を控えることも、特に酒さや毛細血管拡張症がある方には有効です。アルコールは血管を拡張させる作用があり、鼻の赤みを悪化させる原因になります。

鼻毛の処理には注意が必要です。鼻毛を無理に引き抜くと毛嚢を傷つけ、毛嚢炎を引き起こすことがあります。鼻毛のカットには専用のはさみや電動トリマーを使用し、清潔を保つように心がけましょう。

また、市販の皮膚科用外用薬(抗生物質軟膏、ステロイド外用薬など)を自己判断で使用することは推奨されません。特にステロイド外用薬は、酒さを悪化させたり、皮膚を薄化させて毛細血管拡張症を引き起こすことがあります。使用する場合は必ず医師や薬剤師の指示に従ってください。

🎯 医療機関を受診すべきタイミング

「痛くない」という特徴から、鼻のできものを軽く見て放置してしまう方は少なくありません。しかし、以下のような場合は速やかに医療機関を受診することを強くお勧めします。

2〜3週間以上消えない場合は、一般的なニキビや虫刺されなどは2週間程度で自然に回復することが多いです。それ以上経過しても消えない、または大きくなっている場合は専門医の診断が必要です。

できものの大きさや見た目が変化している場合は要注意です。特に大きくなっている、色が変わった、形が不規則になってきたという変化は、皮膚がんのサインである可能性があります。

触れると出血する場合は、毛細血管拡張性肉芽腫や皮膚がんでよく見られる症状です。軽く触れただけで出血するようなできものは、早急に受診しましょう。

表面が潰瘍化している(ただれている)場合は、皮膚がんで特に多い所見の一つです。痛みがなくても潰瘍を形成しているできものは、専門医の検査が必要です。

複数のできものが次々とできる場合や、体の他の部位にも同様のできものができている場合は、全身的な疾患が関係している可能性があります。

鼻づまり、嗅覚の変化、鼻から血が出るなどの症状を伴う場合は、耳鼻咽喉科への受診が必要です。鼻腔内のできものや副鼻腔の疾患が疑われます。

見た目が気になる・コンプレックスになっているという場合も、受診する十分な理由です。多くの皮膚疾患は早期に治療することで、よりきれいに、より簡単に治療できます。「痛くないから大丈夫」と思わず、気になったら早めに相談することが大切です。

💡 受診する診療科と治療方法

鼻のできものを診てもらう際、どの診療科を受診すればよいか迷う方も多いと思います。症状によって適切な診療科が異なるため、以下を参考にしてください。

鼻の外側(皮膚表面)のできものは、まず皮膚科を受診しましょう。皮膚科では視診・触診に加え、ダーモスコピー(皮膚拡大鏡検査)を用いてできものの詳細な性状を確認します。皮膚がんが疑われる場合は、生検(一部を切り取って病理検査する)が行われます。

見た目の改善も同時に希望する場合は、皮膚科と美容皮膚科の両方の機能を持つクリニックが適しています。レーザー治療や光治療など、保険適用外になる治療も多いため、事前に費用についても確認しておくとよいでしょう。

鼻の中のできもの(鼻詰まりや嗅覚の変化を伴う)は耳鼻咽喉科を受診してください。内視鏡検査やCT検査で鼻腔内を詳しく確認します。

治療方法は原因疾患によって異なりますが、主なものを以下に紹介します。

レーザー治療は、毛細血管拡張症、血管腫、老人性血管腫(チェリー血管腫)などに用いられます。血管を選択的に破壊するレーザー(パルスダイレーザー、Nd:YAGレーザーなど)が使用され、周囲の正常組織へのダメージが少ないのが特徴です。

外科的切除は、粉瘤、脂漏性角化症、皮膚がん(基底細胞癌、扁平上皮癌など)に対して行われます。局所麻酔下で行われることがほとんどで、日帰り手術が可能な場合が多いです。

凍結療法(液体窒素)は、脂漏性角化症、日光角化症などに用いられます。液体窒素でできものを凍らせて破壊する方法で、外科的切除より手軽に行えます。

外用薬・内服薬は、酒さ、毛嚢炎などの炎症性疾患に有効です。酒さにはメトロニダゾール外用薬やイベルメクチン外用薬、抗生物質の内服などが使われます。

光線力学療法(PDT)は、日光角化症や一部の皮膚がんに対して行われる治療法です。光感受性物質を塗布してから特定の光を当てることで、がん細胞を選択的に破壊します。

治療後のケアも重要です。治療部位への紫外線対策や、医師から指示されたスキンケアを継続することで、再発予防や傷跡を最小限に抑えることができます。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、鼻の痛みのない赤いできものを「大したことないだろう」と長期間放置した後にご来院される患者様が少なくなく、中には早期に受診していれば治療がより簡単に済んだケースも見受けられます。痛みがないこと自体は決して安全の証明にはならず、基底細胞癌などの皮膚がんも初期段階では無症状であることがほとんどです。2〜3週間以上消えない、あるいは少しでも変化を感じるできものがあれば、どうかご自身で判断せず、お気軽にご相談ください。

📌 よくある質問

鼻の赤いできものは痛みがなければ放置しても大丈夫ですか?

痛みがないことは安全性の証明にはなりません。基底細胞癌などの皮膚がんも、初期段階では痛みがないことがほとんどです。2〜3週間以上消えない、大きさや見た目が変化しているといった場合は、自己判断で放置せず、早めに皮膚科を受診することを強くお勧めします。

鼻の赤いできものは何科を受診すればよいですか?

鼻の外側(皮膚表面)にできたものは皮膚科が適しています。一方、鼻詰まりや嗅覚の変化など鼻の中の症状を伴う場合は耳鼻咽喉科を受診してください。見た目の改善も希望する場合は、皮膚科と美容皮膚科の両方の機能を持つクリニックへの相談も選択肢の一つです。

鼻のできものを自分で絞ったり針で刺したりしても大丈夫ですか?

絶対に避けてください。鼻周辺は「危険三角」と呼ばれる静脈が頭蓋内に直接つながる領域に近く、自己処置による細菌感染が蜂窩織炎や海綿静脈洞血栓症などの重篤な合併症を引き起こすリスクがあります。できものは触らず、気になる場合は必ず医療機関を受診してください。

鼻の赤いできものにはどのような治療法がありますか?

原因疾患によって異なります。毛細血管拡張症や血管腫にはレーザー治療、粉瘤や皮膚がんには外科的切除、脂漏性角化症には凍結療法(液体窒素)、酒さや毛嚢炎には外用薬・内服薬などが用いられます。正確な診断のうえで最適な治療法を選択することが重要です。

鼻のできものを悪化させないために日常生活で気をつけることは?

主に3つのポイントが重要です。①できものを触らない・絞らないこと、②日焼け止めや帽子・日傘を活用して紫外線対策を徹底すること、③低刺激・弱酸性の洗顔料を使い肌に優しいスキンケアを続けることです。また、市販のステロイド外用薬などの自己使用は症状を悪化させる場合があるため、使用前に医師へご相談ください。

✨ まとめ

鼻にできる痛くない赤いできものは、毛細血管拡張症、血管腫、脂漏性角化症、粉瘤、酒さ、毛嚢炎の初期段階、そして皮膚がんまで、非常に多岐にわたる疾患が原因となります。「痛みがない」という理由で放置しがちですが、痛みがないこと自体は安全性の証明にはなりません。

特に以下のようなケースでは、早めの受診をお勧めします。できものが2〜3週間以上消えない、大きさや見た目が変化している、触れると出血する、表面が潰瘍化している、複数のできものが増えている、鼻詰まりや嗅覚の変化を伴うといった症状がある場合は、迷わず医療機関を受診しましょう。

自宅でのケアとして最も重要なのは、できものを触らない・絞らないこと、日焼け止めによる紫外線対策を徹底すること、低刺激スキンケアを継続することです。市販薬の自己使用はかえって症状を悪化させることがあるため、使用前に医師や薬剤師に相談することを強くお勧めします。

鼻のできものは見た目にも影響するため、「どうせ大したことないだろう」と諦めずに、気になる方はぜひ専門医に相談してください。早期に適切な診断と治療を受けることで、症状の改善はもちろん、より深刻な状態への進行を防ぐことができます。皮膚の悩みは一人で抱え込まず、専門医のサポートを積極的に活用してください。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 皮膚腫瘍(基底細胞癌・扁平上皮癌・脂漏性角化症・血管腫など)の診断基準・治療ガイドラインに関する情報として参照
  • 厚生労働省 – 皮膚がん(基底細胞癌・扁平上皮癌・メラノーマ)の予防・早期発見に関する公式情報として参照
  • PubMed – 酒さ(ロザセア)・毛細血管拡張症・血管腫のレーザー治療および薬物療法に関する国際的な医学文献として参照

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