医療脱毛で効果を得るには何回脱毛すれば良い？回数別に徹底解説

「医療脱毛で高い効果を得るには何回必要？」

「回数別に得られる効果を詳しく知りたい」

永久脱毛効果がある医療脱毛ですが、ぶっちゃけ何回施術を受ければ効果があるのか気になりますよね。

本記事では、医療脱毛を何回受ければ満足できる効果を得られるのか、完了までにはどのくらいの期間がかかるのかを徹底解説しています。

個人の肌質や毛質によって効果の出方には差がありますが、大まかな目安として回数別に得られる効果を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

初めての方必見！医療脱毛の適切な回数を解説

まずは、医療脱毛の基本的な仕組みや必要回数の目安を解説していきます。

医療脱毛の基本的な仕組み

医療脱毛は、ムダ毛の「毛周期」に合わせて施術を行うことで高い効果を実感できます。

「毛周期」は、成長期・休止期・退行期の3つのサイクルを繰り返しており、肌表面に毛が生えている成長期のムダ毛を狙って脱毛していくことで永久脱毛効果を得られる仕組みです。

レーザー脱毛は‘Selective Photothermolysis’の原理に基づいて行われる2）3）．レーザー脱毛のターゲットは毛の中に含まれるメラニンであり，レーザー光が毛に含まれるメラニン（‘chromophore’）に達した場合，毛は 100℃以上にまで上昇しその部分は気化する．ミリ秒単位の発振時間の場合，熱は周囲へと伝導し，毛包は壊死，熱凝固をきたす（extendedselectivephotothermolysis4））．

引用元：日本美容外科学会会報93p

医療レーザー脱毛は、毛根の黒いメラニンに反応するため、休止期や退行期の毛にはほとんど効果がありません。

1回では完了しない！最低でも5回以上の施術が必要

結論、医療脱毛が1回で完了することはありません。

全体の毛量のうち、成長期のムダ毛は約10〜20%程度なので、1回に脱毛できるムダ毛の量は決まっています。

仮に最大の20％脱毛できたとしても、最低でも5回程度の施術は必要です。

毛周期に合わせて最適なタイミングで施術を受けることが大切なので、約1.5〜2ヶ月に1回のペースで脱毛する場合、5回で最短8ヶ月程度かかると思っておきましょう。

回数別に見る医療脱毛の効果と期間

続いて、医療脱毛の効果や期間を回数別に見ていきましょう。

1〜5回目まで

1〜5回目までは、回数を重ねるごとにムダ毛の減りを実感できます。

施術後約2〜3週間程度経過すると毛が抜け落ちてくるので、効果があるか見極めるためにも、毛抜きやワックス等の使用は控えましょう。

5回目の施術が終了する頃には、毛量が減り毛質も細くなってくるので、自己処理がかなり楽になってきます。

5〜8回目まで

5〜8回程度施術を受けると、目に見えて脱毛効果が現れてきます。

完全に毛をなくすのは厳しいですが、顔やボディなど、どの部位を脱毛してもしっかり毛が減ってきているのを実感できるはずです。

できるだけ自己処理の負担を軽くしたい方には、8回分施術を受けることをおすすめします。

8〜10回目まで

8〜10回程度脱毛すると、仕上がりがかなり綺麗になります。

効果の出方にばらつきがある部位も、全体的に薄くなり気にならなくなってきます。

10回以上

10回以上脱毛を受けた場合、ほぼ全ての部位がツルツルになります。

特別毛が濃いヒゲやVIOなどをツルツルにしたい場合は15回以上施術が必要になるため、様子を見ながら納得できるまで追加照射を受けるのがおすすめです。

部位ごとの脱毛完了までの回数目安

部位ごとの脱毛完了までの回数目安を以下にまとめました。

自己処理を楽にすることをゴールとするのか、自己処理不要になるまで脱毛することをゴールとするのかによって、必要回数は違ってきます。

顔脱毛は5〜10回程度

顔脱毛の完了回数は5〜10回程度です。

産毛は細いため、メラニン色素が薄くレーザーが反応しにくい場合があります。

顔の産毛がなくなると、化粧ノリが良くなったりニキビなどの肌荒れを改善できるなど美肌効果も得られるため、根気よく施術を受けましょう。

ヒゲ脱毛は10回以上

男性のヒゲ脱毛に必要な回数は10回以上です。

正直、脱毛部位の中でも特に濃く、10回施術を受けても足りないと感じる方も少なくありません。

完全にツルツルにしたい方はさらに回数が必要なので、追加照射料金が安いクリニックを選ぶことをおすすめします。

ワキ脱毛は5〜8回程度

ワキ脱毛に必要な回数は5〜8回程度です。

ワキには太くて濃い毛が生えているため、脱毛効果を実感しやすい部位だと言えます。

早ければ3回程度の施術で減毛効果を実感できる方もいるので、自己処理が楽になるまでの期間は短いです。

ボディ・腕・脚脱毛は5〜8回程度

ボディ・腕・脚脱毛は5〜8回程度を目安にしてください。

毛量が多く、比較的太くて濃い毛が集中しているので、8回施術を受ける場合は高い効果を実感できます。

Vライン脱毛は5〜8回程度

Vライン脱毛の必要回数は5〜8回程度です。

ツルツルにしたい方は10回以上回数が必要になることもありますが、毛量を減らす程度であれば多くの方が満足できる回数となっています。

デザイン脱毛に対応しているクリニックも多いため、理想の仕上がりイメージがある方は相談してみてくださいね。

I・Oライン脱毛は5〜10回程度

I・Oライン脱毛は5〜10回程度必要です。

剛毛な毛が生えており、自分では処理しにくいため、医療脱毛でしっかり脱毛したい方は10回以上施術を受けることをおすすめします。

デリケートな部位で痛みを感じやすいため、気になる方は麻酔の使用も検討しておくと安心です。

施術を重ねても効果を実感できないときに見直すべき3つのポイント

施術を重ねてもいまいち効果を実感できないときは、以下3つのポイントを見直してみましょう。

1.毛周期に合わせた通院ペースを守る

まずは、通院ペースが毛周期に合っているか確認しましょう。

ほとんどの機械は成長期以外のムダ毛に効果がないため、短期間で複数回施術を受けたとしても高い効果を得ることはできません。

最低でも約1ヶ月程度期間を空けて予約を取ることを意識しましょう。

また、施術部位によって最適な通院ペースは異なるため、次回予約をとる前に医師・看護師に相談することをおすすめします。

2.レーザーがあなたの肌質・毛質に合っているか確認する

2つ目に、施術を受けているレーザーがあなたの肌質・毛質に合っているかを確認しましょう。

医療脱毛で使用されるレーザーの種類は主に3つあります。

各レーザーは波長が異なり、得意な肌質・毛質も異なります。

例えば、アレキサンドライトレーザーは太くて濃い毛への効果は高いですが、産毛への効果は薄いので、顔脱毛には回数が必要です。

また、医療脱毛は高出力のレーザーを照射する「熱破壊式」と呼ばれる脱毛方式が一般的なので、ゴムで弾かれたような痛みを感じる場合もあります。

機械の出力を下げて照射してもらうこともできますが、得られる効果も下がるため、効果を実感できない原因となります。

痛みの少ない「蓄熱式」という脱毛法は、発毛指令を出すバルジ領域がターゲットなので、これから生えてくる毛にもアプローチできます。

ただし即効性はないので、1〜2回施術を受けた段階で判断せず、不安な場合は医師に相談しましょう。

3.肌荒れや日焼けをしている方は対策する

肌荒れを起こしていたり、日焼けした肌にはレーザーを照射できない場合があります。

たとえ施術を受けられたとしても、出力設定を下げないと肌トラブルの原因となるため、高い効果を得ることは難しいです。

肌荒れしている方・日焼けしやすい方は、普段から保湿ケアや日焼け対策を十分に行いましょう。

まとめ：効果の高い永久脱毛を受けるなら5回以上の脱毛施術が必要

高い永久脱毛効果を実感したい方は、脱毛部位に関わらず最低でも5回以上の施術を受けることをおすすめします。

コストはかかりますが、自己処理にかかる時間や負担を考えると、長い目でみて非常にお得な自分磨きです。

各クリニックでは、契約前に無料のカウンセリングやテスト照射を行っているので、まずは気になるクリニックに足を運び、脱毛で気になっていることを相談してみましょう。

当記事が、今から脱毛を始めるあなたの参考になれば幸いです。