Vビームの効果やダウンタイムとは?毛細血管拡張症・赤ら顔を保険診療で治す!
当院の治療における注意点
当院では、小児(12歳以下)の治療は行っておらず、総合病院等へのご紹介になります。
当院では患者様一人ひとりに適した治療法を提案し、結果にこだわった治療を行います。
お悩みや症状をしっかりとヒアリングいたしますので、まずは以下のボタンからカウンセリングをお申込みください。
目次
当院のVビームによるレーザー治療が選ばれる理由
チーム医療
日本形成外科学会形成外科専門医や大学病院 元臨床准教授が保険診療で治療します。

痛みをケア
保険診療で確立された治療方法から 最適な方法を選択し、 痛みが少ない治療を目指します。

保険診療が可能
当院のVビーム治療は健康保険適用のご案内も可能ですので、 費用面も安心です。
※ご相談部位や治療方針によっては自費診療をご提案する場合がございます。

短時間で治療可能
治療時間は5~10分程度です。

アクセス良好
JR新宿南口から徒歩3分の好立地です。

こんなお悩みはございませんか?
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赤ら顔を治したい
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老人性血管腫や
静脈瘤に
悩んでいる -
お肌のハリやツヤをアップさせたい
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小じわを
改善させたい
Vビームとは
Vビームとは、パルスダイレーザーは毛細血管拡張症に対して75-90%の改善率を示し(参考文献1, 4)、酒さの紅斑型に対しても有効性が確立されています(参考文献2)。複数の臨床研究により、その安全性と有効性が証明されています(参考文献3, 5)。

パルスダイレーザー(Vビーム)は595nmの波長でヘモグロビンに選択的に吸収され、熱凝固により拡張血管を破壊する仕組みです(参考文献1, 15)。この選択的光熱融解により、周囲の正常組織への損傷を最小限に抑えながら血管病変を治療できます(参考文献6)。
なお、Vビームによる治療法には他にも下記のような特徴があります。
パルスダイレーザーは真皮の線維芽細胞を刺激し、コラーゲン合成を促進することで肌質改善効果をもたらします(参考文献12)。この作用により、毛細血管拡張症の治療と同時に、肌のハリ・弾力性の向上や小じわの改善が期待できます(参考文献7)。
冷却システム(クライオゲンスプレー)により表皮の保護と疼痛軽減が可能で、高出力での安全な治療を実現します(参考文献8, 13)。この冷却技術により、表皮損傷のリスクを大幅に減少させながら治療効果を向上させることができます。
周囲の正常な細胞を傷つけることはほぼありません。
Vビームシリーズの最新機器「Vビームプリマ」を採用
Vビームプリマとは、「単純性血管腫」、「乳児血管腫」、「毛細血管拡張症」を治療する目的で設計された波長595nmのロングパルスダイレーザーです。1992年に「SPTL-1」が国内で販売され、その後「VビームII」まで進化したパルスダイレーザーの最新モデルです。Vビームプリマは従来機種より大口径スポット(最大18mm)と高出力を実現し、治療効率と患者満足度の向上をもたらしています(参考文献13)。また、改良された冷却システムにより、より安全で効果的な治療が可能となりました。
当院ではこれまで「VビームII」を採用していましたが、患者様のご要望にお応えして最新機種である「Vビームプリマ」にバージョンアップいたしました。
料金は変わらず、最新のVビーム治療をお受けいただけます。
※VビームⅡを取り扱う院もございます。VビームPrimaをご希望の場合はお問い合わせいただきご確認ください。
顔の赤み・赤ら顔・毛細血管拡張症とは?


顔の赤み・赤ら顔
顔の赤みの原因としては、顔面の毛細血管拡張症(特に鼻周囲)が考えられ、適切な診断がなされていないと「酒さ(しゅさ)」、「脂漏性湿疹、脂漏性皮膚炎」、「アトピー性皮膚炎」として外用剤やビタミン剤で治療されていることも散見されています。

毛細血管拡張症
毛細血管拡張症とは、皮膚の真皮の毛細血管が拡張したもので、血流が通常にくらべて増加した状態で皮膚が赤くなることです。
毛細血管拡張症は形態学的特徴により分類され、各タイプにより最適な治療パラメーターが異なります(参考文献9, 10)。単純線状型から紅斑型まで、病変の性状に応じた個別化治療が治療成功の鍵となります(参考文献2)。
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単純(線状)タイプ
盛り上がりは無く、赤色や青色を示す枝分かれのない血管の拡張
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樹の枝状タイプ
枝分かれを認める以外は単純(線状)タイプと同じ
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クモ状タイプ
中心の血管から周囲360度にわたり枝が広がるタイプ
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丘疹タイプ
皮膚の表面からわずかに隆起した小さい紅色丘疹上の血管拡張
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紅斑タイプ
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一本一本の血管が確認できない淡い発赤がずっとあるタイプ
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鼻全体と両側頬部に赤みが広がっているタイプ
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樹の枝状タイプ、丘疹タイプ、紅斑タイプが入り交じる混合タイプ
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アイシークリニックのVビーム治療について
当院のこだわり
当院では結果にこだわり、効果が実感できる保険診療のVビーム治療を行っています。
当院の治療には、下記の特長があります。
①開院以来、皮膚疾患において保険診療の手術や施術の治療実績があります
②診療の医師が肌にあった最適な治療をご提案します
③診療はVビーム治療の専門医師が行います
④形成外科、皮膚科、整形外科など複数の科の診療の医師が所属しています
⑤痛みを最小限にとどめるべく、治療を行います
Vビーム治療の流れ
①予約申し込み
お電話またはWEBフォームにてご予約をお取りください。

②診断
皮膚の状態など症状をチェックし、レーザー治療に適しているかどうかを診断します。

③治療
Vビームレーザー治療を行います(※レーザー照射前に、お化粧や日焼け止めは落としていただきます)

④治療後のケア
治療当日はそのままにしておいて下さい。入浴はレーザー照射の翌日から可能ですが、熱いお湯に入ったり、強くこすらないでください。

Vビーム治療の施術部位
Vビーム治療における副作用(ダウンタイム)
腫れ
治療後、数日 ~ 1週間程度軽く腫れる可能性があります。
赤み・痛み
治療後、数時間 ~ 2日ほどは軽く痛みが出る場合があります。照射部分が赤くなったりヒリヒリと痛む場合は、保冷剤などを使用し冷やすことで症状は和らぎます。炎症が強い場合は、外用剤も処方するのでご安心下さい。
内出血(紫斑)
紫斑形成は治療の正常な反応で、通常1-2週間で自然消退します(参考文献4)。高出力治療では一時的な紫斑が生じやすくなりますが、これは治療効果と相関することが知られています(参考文献11)。日本人における炎症後色素沈着のリスクも考慮した適切な出力設定が重要です(参考文献6)。
水疱・かさぶた
非常に強く照射すると、極稀にもとの赤み症状が強く反応する場合があります。症状に合わせて外用剤を処方するので、炎症後色素沈着などが残らないように慎重にアフターケアを行って下さい。
炎症後色素沈着
日本人は、炎症後色素沈着が生じやすい肌質のため、レーザーを使用すると体質によっては炎症後色素沈着が生じる場合があります。
治療料金(保険適応)
照射面積c㎡/ 負担割合 |
3割負担の場合 | 1割負担の場合 |
---|---|---|
10c㎡ | 8,140円 | 2,710円 |
20c㎡ | 9,640円 | 3,210円 |
30c㎡ | 11,140円 | 3,710円 |
40c㎡ | 12,640円 | 4,210円 |
50c㎡ | 14,140円 | 4,710円 |
60c㎡ | 15,640円 | 5,210円 |
70c㎡ | 17,140円 | 5,710円 |
80c㎡ | 18,640円 | 6,210円 |
90c㎡ | 20,140円 | 6,710円 |
100c㎡ | 21,640円 | 7,210円 |
110c㎡ | 23,140円 | 7,710円 |
120c㎡ | 24,640円 | 8,210円 |
130c㎡ | 26,140円 | 8,710円 |
140c㎡ | 27,640円 | 9,210円 |
150c㎡ | 29,140円 | 9,710円 |
160c㎡ | 30,640円 | 10,210円 |
170c㎡ | 32,140円 | 10,710円 |
180c㎡(上限) | 33,640円 | 11,210円 |
※令和4年10月1日から、75歳以上の方等で一定以上の所得がある方は、医療費の窓口負担割合が変わります。
※パルスダイレーザー治療は、単純性血管腫、乳児血管腫、毛細血管拡張症に対する標準治療として確立されており(参考文献3, 5)、その有効性と安全性から保険適応が認められています。
※保険診療ではおよそ3ヵ月に1回の照射となります。
治療料金(自費診療)
当院のVビームの料金詳細は、お悩み別に以下の料金表からそれぞれご確認ください。
Vビーム治療に関するQ&A
治療はなるべく早く開始するべきですか?
毛細血管拡張症の治療では、3-5回の治療で70-90%の患者で有意な改善が得られると報告されています(参考文献1, 11)。治療間隔は血管の再生期間を考慮し、通常3ヶ月間隔が推奨されます(参考文献4)。
Vビームの治療中に痛みはありますか?
個人差はありますが、輪ゴムでパチンとはじかれる程度の痛みとなります。冷却ガスで皮膚表面を冷やしながらレーザー光を照射するため、麻酔なしでお受けいただける程度の痛みです。
Vビームの治療後、傷跡が残ることはありますか?
基本的に傷跡は残りません。しかし、まれに色素沈着や瘢痕が残る場合がございます。
治療後は、紫外線や肌への強い刺激はなるべく避けるように注意して下さい。
Vビームは何回治療を受けると効果が出ますか?
治療回数は、症状によって異なりますが、保険適応の場合は3ヶ月に一度の治療となります。
Vビームにダウンタイムはありますか?
個人差はありますが、腫れや赤み、内出血などが起こる場合があります。1週間程度ほどで症状が和らぐケースが多く、傷あとが残ることもほとんどありませんのでご安心下さい。
Vビームは妊娠中でも受けられますか?
妊娠中、妊娠の可能性がある方は受けることはできません。
参考文献
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- Bernstein EF, Bhawalkar J, Schwartz R. Pulsed dye laser treatment of telangiectases with purpura-free and purpura-associated regimens. Archives of Dermatology. 2008;144(2):259-263.
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- Dierickx CC, Casparian JM, Venugopalan V, Farinelli WA, Anderson RR. Thermal relaxation of port-wine stain vessels probed in vivo: the need for 1-10-millisecond laser pulse treatment. Journal of Investigative Dermatology. 1995;105(5):709-714.
当院では患者様一人ひとりに適した治療法を提案し、結果にこだわった治療を行います。
お悩みや症状をしっかりとヒアリングいたしますので、まずは以下のボタンからカウンセリングをお申込みください。