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ニキビは自分でつぶしてもよいですか?

ニキビはなぜできる?

ニキビは、皮脂腺が活発に働くことで皮脂が過剰に分泌され、毛穴が詰まることで発生します。この詰まりが原因で、毛穴の中でアクネ菌が繁殖し、炎症が起こるとニキビができます。思春期のホルモン変化だけでなく、大人になってもストレスや生活習慣の乱れが原因でできることがあります。

 

色でわかる!段階的に悪化するニキビ

ニキビは進行度によって色や状態が変化します。

・白ニキビ(閉鎖面皰):毛穴が詰まり、皮脂が溜まった状態。皮膚表面は白っぽく見える。
・黒ニキビ(開放面皰):毛穴が開き、皮脂が酸化して黒く見える状態。
・赤ニキビ(炎症性ニキビ):アクネ菌の繁殖により炎症が起こり、赤く腫れる。
・膿ニキビ(化膿性ニキビ):炎症が悪化し、膿がたまる。

このように、色や形状の変化で悪化具合を見分けることができます。

 

ニキビの正しい対処法とは?

ニキビを悪化させないためには、次の対処法が有効です。

・適切な洗顔:1日2回、やさしく洗うことで余分な皮脂を落とします。
・保湿:乾燥すると皮脂が過剰分泌されるため、適切な保湿が必要です。
・食生活の改善:バランスの取れた食事でビタミン類を補い、皮膚の健康を保つ。
・十分な睡眠とストレス管理:ホルモンバランスを整えるために大切です。
・必要に応じた皮膚科受診:市販薬で改善しない場合は、早めに専門医を受診しましょう。

 

自分でつぶすのはNG

ニキビを自分でつぶすことは、基本的に推奨されていません。理由は以下の通りです。

・炎症の悪化:無理につぶすことで、炎症が進行しやすくなります。
・色素沈着やニキビ跡:皮膚がダメージを受け、色素沈着やクレーター状の跡になる可能性。
・感染症のリスク:不潔な手や器具を使うことで、細菌感染を引き起こす場合があります。

正しい処置は、医療機関で行うのが最善です。

 

ニキビ治療の実際

皮膚科では、ニキビに対してさまざまな治療法があります。

・外用薬:過酸化ベンゾイル、アダパレン、抗生物質の塗り薬。
・内服薬:抗生物質やホルモン療法による治療。
・面皰圧出:専用の器具を使って、医師が芯を安全に除去する施術。
・光治療やレーザー治療:皮膚への刺激を抑えつつ、炎症を抑える治療法もあります。

ニキビは皮膚科で適切に治療を受けることで、悪化を防ぎ、跡を残さず改善することが可能です。

 

まとめ

ニキビは自然に治るものと思いがちですが、自己処理によって悪化しやすい皮膚疾患です。つぶすことで炎症や色素沈着、瘢痕が残るリスクがあるため、適切なスキンケアと医療機関での治療を心がけましょう。早期の対処が、美肌を保つためのカギになります。

監修者医師

高桑 康太 医師

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医
略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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