手湿疹の治療方法は?原因や症状とあわせて解説

「手湿疹」についての予約は東京院の皮膚科外来のみで行っております。

「手湿疹ってどんな症状?」
「手湿疹になったらどうすればいい?」

このように手の皮膚疾患に悩んでいる方もおられるのではないでしょうか。

手湿疹は、皮膚のバリア機能の低下によって手が荒れる皮膚疾患です。

本記事では、手湿疹の原因や治し方を紹介します。また、記事の後半では手湿疹に効果が期待できる市販薬や予防方法も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

手湿疹とはどんな病気?

手湿疹とは、手がひび割れたり小さな水ぶくれができたりする皮膚疾患です。

手の洗いすぎや洗剤の成分などによって皮膚の保湿成分が失われ、バリア機能が低下することによって手湿疹を発症します。

手湿疹にストレスは関係ある?原因を紹介

手湿疹の原因は、皮膚の乾燥によって皮膚のバリア機能が低下することです。ストレスとの関連性はありません。

手や指の皮膚は、刺激への耐性を高めるために角質層が厚くなっています。

しかし、頻繁な水仕事や洗剤などの成分に触れた後に放置していると水分が失われてしまうことも少なくありません。

皮膚のバリア機能が低下すると外部からの刺激に弱くなり、ひび割れや水ぶくれなどの症状を発症します。

また、皮膚の水分が失われた状態でさまざまな刺激が加わると、弾力性を失った角質層はひび割れます。手湿疹を予防するためには、普段から指先への刺激を少なくするケアが大切です。

手湿疹はかゆい?症状を紹介

手湿疹の主な症状は以下の通りです。

  • 手の乾燥
  • かゆみ
  • 皮むけ
  • 赤み
  • 腫れ
  • 水ぶくれ
  • ひび割れ
  • あかぎれ

そのほか、ひび割れが深くなると痛みを感じたり細菌感染を起こしたりするケースもあります。

手湿疹の検査方法を紹介

手湿疹が疑われる場合、特別な診察や検査はしません。

ただし、手荒れのような症状でも水虫が疑われる場合には皮膚の一部を採取して検査することもあります。

手湿疹の治し方は?治療方法を紹介

手湿疹の主な治療方法は、ステロイドの外用薬を1日2~3回塗ることです。

ステロイド外用薬では、炎症を緩和させたり患部の赤みを鎮めたりする効果が期待できます。

赤みやかゆみが少なくなっても、ステロイド外用薬をやめるとすぐに再発する可能性があるため症状がなくなるまで塗り続けましょう。

また、手湿疹は手が乾燥することによって引き起こされるため、保湿剤も症状緩和の効果が期待できます

赤みやかゆみがなくなった後も保湿剤を塗り続けていれば、再発を予防することが可能です。

手湿疹におすすめの市販薬は?ハンドクリームについても効果を紹介

手湿疹には、市販薬のステロイド外用薬でも効果が期待できます。かゆみが我慢できず、搔いて炎症を広げないためにも早めの対処が大切です。

ひび割れの症状が強い場合は、刺激の弱い軟膏タイプのステロイド外用薬が適しています。

ただし、市販のステロイド外用薬では自分の症状に適したものでなかったり効果が現れなかったりすることもあります。そのため、市販薬はあくまで応急処置と考えて早めに医師の診療を受けましょう。

なお、手湿疹はハンドクリームで治すことはできないため注意が必要です。ハンドクリームは治療薬ではなく、あくまで保湿するためのクリームです。

手湿疹はただの乾燥ではなく「炎症」を引き起こしている状態なので、保湿より先に炎症を鎮めることが大切です。

手湿疹はどうやって防ぐ?予防方法を紹介

手湿疹の予防方法は以下の通りです。

  • 水仕事の際は手袋をする
  • 低刺激の洗剤を使用する
  • 保湿をする

手湿疹は乾燥によって皮膚のバリア機能が低下することが主な原因です。

手が乾燥しやすい水仕事や手洗い後に、保湿剤やハンドクリームを付けることで予防できます。

普段から家事や仕事で水をよく扱う方は手湿疹が慢性化しやすいため、日常的に指先のケアを続けることが大切です。

手湿疹に関するよくある質問

手湿疹に関するよくある質問をまとめました。

手湿疹が他の人にうつることはありますか?

手湿疹が他の人にうつることはありません。手湿疹は細菌が原因の感染症ではなく、あくまで炎症です。

ただし、破れた水ぶくれやひび割れから細菌が入り込むことで、合併症として感染症を引き起こすことがあります。手湿疹自体はうつらないものの、感染性のある合併症はうつる可能性があります。

また、手湿疹と似た皮膚疾患である「手白癬(てはくせん)」はうつるため、手にトラブルが起きた際はまず医師の診療を受けましょう。

手湿疹がなかなか治らない時はどうすればいいですか?

手湿疹がなかなか治らない時は、「エキシマライト」と呼ばれる治療方法を取る場合もあります。エキシマライトは紫外線を炎症部分に照射し、炎症を鎮める治療法です。

かゆみが強く小さな水ぶくれができるタイプや皮膚が厚くなるタイプの手湿疹はステロイド外用薬だけでは治りにくいため、エキシマライトを検討することがあります。

東京で手湿疹の治療ならアイシークリニックへご相談ください

手湿疹は水仕事をする方であれば誰でも発症しうる皮膚疾患です。軽症でも慢性化したり悪化したりする場合があるため、なるべく早い処置が大切です。

手湿疹が原因で二次的な感染症を引き起こすこともあるため、手に違和感を覚えたらまず医師の診療を受けましょう

アイシークリニックは、老若男女どなたでも相談しやすいクリニックを目指しています。

どんな症状であっても、患者様と相談しながら治療方法を提案させていただきますので、手のかゆみや赤みなどに少しでもお悩みの方は、アイシークリニックにご相談くださいませ。

「手湿疹」についての予約は東京院の皮膚科外来のみで行っております。

監修者医師

高桑 康太 医師

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医
略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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