イボについて
当院には下記のようなお悩みを抱える
患者様が多数来院されています。
思い当たることはありませんか?
- 長年イボの悩みで通院し液体窒素での治療を行うも、なかなか根治しない
- イボが身体中にあって、すべて治療するのが大変
- 気になっていたイボが最近大きくなってきた、増えてきた
- 気になるイボがあるが、どんな種類なのかよくわからない
目次
患者様からご好評いただいている
当院の5つの特長
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幅広い知見を活かした
チーム治療当院では皮膚科医や形成外科医がチームとなってイボ治療を行っています。
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結果にこだわる
最短根治治療を目指す外科医も在籍するため、難治性のイボで手術などの根治治療にご希望がある場合、すみやかに治療を移行することが可能です。
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幅広い治療法の
選択が可能通常の液体窒素による冷凍凝固術の他、手術による根治治療や炭酸ガスレーザーによる治療も可能です。
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保険診療が可能
当院のイボ手術は健康保険適用で、費用面も安心です。
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アクセス良好
JR新宿南口から徒歩3分の好立地です。
東京だけではなく埼玉、千葉、神奈川といった地域から電車一本でお越しいただけます。
イボ治療の実際
一般的によく使用される液体窒素による冷凍凝固術
イボ治療においては、日本では一般的に液体窒素による冷凍凝固術が中心として行われています。もしかしたら、それがイボ治療の全てであるような印象を持たれている患者様も多くいらっしゃるかもしれません。
イボの治療法の中で、液体窒素による冷凍凝固術は簡便な治療法で、手間もかからず、特に複雑な技術を必要としないという利点もあり、過半数近くのイボは冷凍凝固術のみで治ってしまうと言われています。
しかし、液体窒素による冷凍凝固術は、必ずしもいつもすぐれたイボの治療法ということではありません。液体窒素による冷凍凝固術の治療を行うため長年通院したにも関わらず、完治しなかったため当院を受診される患者様が多くいらっしゃいます。
イボ治療における冷凍凝固術の欠点
一般的に、液体窒素による冷凍凝固術には以下の欠点があると考えられます。
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冷凍凝固術は治療時に痛みが強く、小児など痛みに弱い患者様には治療を継続が難しくなる方が多い点が挙げられます。冷凍凝固術は定期的に行う必要がある治療になりますので、継続して治療を受けないと十分に効果を発揮せず完治することは難しいでしょう。
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冷凍凝固術によりイボの原因となるウイルスを周りの部位にまき散らし、イボの範囲をかえって広げてしまうことがあります。患者様の中には、冷凍凝固術を行ったあとに、小さかったイボが広がってしまったという話もよくあります。
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冷凍凝固術により皮膚が固く厚くなってしまい、かえってイボが治りづらくなることがあります。
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冷凍凝固術を行うことで、ほぼ確実に色素沈着ができます。そのため、シミなどが気になる場合や、顔や首などに小さなイボがたくさんできてしまったような場合は、冷凍凝固術ではなく、レーザー治療など他の治療法を選択すべきと考えています。
イボの種類

尋常性疣贅
尋常性疣贅は最も多いウイルス性疣贅(イボ)と言われ、糸状疣贅やモザイク疣贅も含まれます。 手掌や足底に多く、あまり盛上がらずに表面がざらざらしています。糸状疣贅とは、顔や首で細長い突起を作ることが多いです。モザイク疣贅とは、いくつかの疣贅が癒合して、敷石状になったものです。

老人性疣贅(脂漏性角化症)
中高年の顔などによく出来る茶色や黒色の盛り上がったシミのようなイボです。「老人性いぼ」とも呼ばれます。紫外線が原因と考えられ、60歳以上ではほとんどの人に見られます。顔やこめかみに多く、胸元など日光があたる部位にもよく見られます。炭酸ガスレーザーが非常によく効きます。

アクロコルドン(首イボ、脇イボ、胸イボ)
首や脇など摩擦されるところにできる皮膚の突起状のイボです。30歳頃から発症しはじめ、多発することが多いです。多発していて美容面も考慮する場合は炭酸ガスレーザーも非常に良い適用です。

青年扁平疣贅
多発することが多く、平べったいイボであることが多いです。おでこや手の甲にできることが多いです。

色素性疣贅
黒い色素沈着を伴うイボです。別名黒いぼとも呼びます。

ミルメシア
手掌や足底に見られ、固く盛り上がっているイボです。中心がくぼんでいることが多いです。治療に時間がかかることが多く難治性です。魚の目と勘違いされることが多いイボです。

点状疣贅
足の裏にたくさんできる小さくざらざらしたイボです。色は白いことが多いです。
イボとよく似た病気
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ほくろ
色素性母斑のことです。基本的には単発で発生し盛り上がりが見られます。引っかかって血が出る、増大傾向にあり検査が必要があるなどの症状がある場合、手術治療の良い適用となります。
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皮膚線維種
イボと似ていることがあり、手足によくできます。黒〜褐色の固いしこりのような皮膚腫瘍です。虫さされやなんらかの傷が原因でできることもあります。
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神経線維種
末梢神経から発生する良性の皮膚腫瘍です。レックリングハウゼン病(神経線維腫症I型)において多発することでも知られています。単発で発生することもあり、Miescher母斑と見分けが必要なことがあります。
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軟性線維腫
首やワキ、鼠径部などの摩擦部によく見られます。肌色でイボのような膨らんだ病変です。加齢、摩擦によって徐々に増えます。首周りにできる小さいものはアクロコルドンと呼ぶことがあります。
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基底細胞がん
顔面によくできる皮膚がんで、最も頻度の高いものです。イボと似ているものがあり、皮膚生検なども検討しながら、しっかりと見分けていきます。手術的に完全に切除する必要があり、場合によっては総合病院・大学病院に紹介となることがあります。
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悪性黒色腫(メラノーマ)
転移しやすく、命にかかわる皮膚がんのひとつです。発見次第、迅速に治療を行うことが重要です。足の裏にできることが多いです。もし診断された場合は、速やかに大学病院やがんセンターなどを紹介させていただきます。
イボの4つの治療法
1液体窒素による冷凍凝固術

イボの治療法としては、前述の通り、液体窒素による冷凍凝固術が最も一般的な治療法です。 当院でもイボの治療の第一選択肢とさせていただいており、週1回、2ヶ月程度繰り返し、良くならない症例においては他の治療法にすみやかに変更するか、他の治療を加える検討をするようにしています。
2手術による根治的切除

局所麻酔を使って麻酔をかけ、メスを使ってイボを根治的切除を行う方法です。治りにくいイボに対しての治療の選択肢になります。局所麻酔を使用しての治療のため治療中は痛みはありませんが、局所麻酔自体が部位によっては痛むので、手掌や足底のイボにはあまり向きません。
3炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)による治療

炭酸ガスレーザーは、水分に反応し熱に変換されるレーザー光線が出るレーザーです。炭酸ガスレーザーを照射することでイボの体積を大幅に縮小させることができ、主に巨大なイボの大きさを抑えたいときに使用します。局所麻酔を使用しての治療のため治療中は痛みはありませんが、局所麻酔自体が部位によっては痛むので、手掌や足底のイボにはあまり向きません。
*炭酸ガスレーザーでの治療は保険適用外となります。
4補助的な治療

イボに効果がある外用薬や漢方薬を使用しての治療になります。
アイシークリニック新宿院のイボ治療
アイシークリニック新宿院におけるイボ手術の流れ
まず、イボの種類を見極めた上、通常は液体窒素による冷凍凝固術を第一選択として治療をスタートします。
液体窒素による治療中は、1-2週間に一度通院していただき、2ヶ月程度は治療を継続します。
2ヶ月間の冷凍凝固術を行っても改善しない場合は、ご希望に応じてすみやかに次の段階の治療を検討します。
イボがそれほど多くない場合は、根治的な手術が良い選択肢となります。保険適用となりますが、一度に手術できる数に限りがあります。
イボが多発しており、難治性である場合、炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)を利用する治療も効果的です。この場合は保険適用外となりますが、数の制限なく治療をすることが可能です。*上記の治療に併せ、補助的な治療として内服や外用薬を随時追加することがあります。
イボの手術・治療に関するQ&A
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どうしてイボになるのですか?
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イボは、ヒトパピローマウイルスというウイルスの一種が皮膚に感染してできます。感染原因としては、ヒトからヒトへという直接的接触と、プールや足拭きマット、スリッパなどを介した間接的感染もあります。ウイルスの潜伏期間は1~6ヶ月と長く、原因がよく分からないことが多いです。ヒトパピローマウイルスには多くの種類があり、その種類によってどのイボになるかが決まります。通常のイボ以外にも、青年扁平疣贅、尖形コンジローマ、ボーエン様丘疹症などもヒトパピローマウイルスの感染症となります。
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イボの治療は保険が効きますか?
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イボの治療は基本的に保険適用です(根治的手術含む)。炭酸ガスレーザーを利用する場合など一部保険適用外の治療もあります。
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液体窒素による冷凍凝固術のイボ治療を1年続けたのですが、なかなか治りません。根治は可能ですか?
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ぜひ当院にご相談ください。イボは液体窒素の治療だけでは治らないことも多いので、状況に応じて最適な治療法を選択することが大切です。アイシークリニックでも、イボ治療には液体窒素による冷凍凝固術を治療の第一選択としていますが、イボの種類や治療法の特性を考慮して、イボが治りにくい方にはご希望に応じてすみやかに他の治療に切り替えていく流れになります。 今まで液体窒素の治療をやってみたがなかなか良くならなかった、という患者様には、特に当院での治療を試していただきたいです。
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イボをすぐに治したいので手術したいのですが、可能でしょうか?
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可能です。イボがわずらわしく、すぐに手術をして治したいというお気持ちは大変理解できます。液体窒素による冷凍凝固術を治療の第一選択としていますが、患者様の状況やご希望に応じてすみやかに手術の治療への移行も検討します。
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イボの治療に痛みはありますか?
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治療の種類に応じて異なります。液体窒素による冷凍凝固術は、施術中には多少痛みが伴います。 炭酸ガスレーザーによる治療、手術による切除は、イボの部分に局所麻酔を注入する際に若干痛みが伴いますが、治療中は全く痛みはないです。それ以外の治療では、ほとんど痛みがありません。
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イボはどれぐらいの期間、治療すれば治りますか?
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患者様の状況にもよりますので、一概に何ヶ月、何回とはっきり回答することが難しいのですが、通常のイボですと毎週通っていただければ、2、3ヶ月で多くの患者様は治ります。
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イボから癌になることはありますか?
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イボの原因であるヒトパピローマウイルスによる感染症は、子宮頸癌などの癌の原因となることが良く知られています。現在ヒトパピローマウイルスは100種類以上確認されていますが、その中で癌の原因となりうる種類はある程度判明しており、通常の種類では癌の原因になることはほとんど無いと言えますので、ひとまずご安心いただいて大丈夫です。ただし、ボーエン様丘疹症や尖形コンジローマは、発癌性の高いウイルスが感染している可能性がありますので、きちんと治しきることが大事です。
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老人性疣贅から癌化することはありますか?
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老人性疣贅から皮膚癌が発生するという報告は現状ありませんので、あまりご心配なさらなくて良いですが、老人性疣贅とよく似ている皮膚癌もあります。ご心配なようでしたら、一度診察は受けられることをおすすめします。
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老人性疣贅は、液体窒素による治療と炭酸ガスレーザーによる治療ではどちらが良いですか?
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美容面も配慮してきれいにイボが治せるのはレーザー治療です(保険適用外)。
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首イボがあるといわれたのですが?
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当院での治療は可能です。炭酸ガスレーザーを使用する場合は保険適用外となります。
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イボの治療中や治療後に生活面で気をつけることは何かありますか?
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特にありませんので、通常通りで問題ございません。 ただし、ご自身でイボと取ろうとして爪でガリガリこする方もいらっしゃいますが、ウイルスを拡散させ他の場所にもイボができてしまうことがありますので、ご注意ください。
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イボが家族にうつらないか心配ですが、どうしたらよいでしょう?
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イボは簡単には他の人にうつるものではないので、それほどご心配いただく必要はありません。ただし、イボを直接手で触れないようにする、手や足を拭くタオルを別にするなどの工夫はしていただくと良いと思われます。
イボ治療の料金
3個以下 630円(3割負担の場合)※別途診察料、処方料がかかります。
4個以下 810円(3割負担の場合)※別途診察料、処方料がかかります。
露出部の場合 5,000円(3割負担の場合)※別途診察料、処方料がかかります。
非露出部の場合 5,000円(3割負担の場合)※別途診察料、処方料がかかります。
※病理検査は、医師の判断により原則として行っております。
※上記の手術費用と、診察料・処方料で1,000円程度、検査費用、病理検査費用で3,000円程度かかります。
炭酸ガスレーザー
(CO2レーザーによる治療)
保険適用外となります。ご希望の方は当院医師までご相談ください。
手術給付金について
生命保険会社や共済組合などの医療保険に加入されている方で、医師の診察を受け、保険診療で手術を受けられた場合は手術給付金が受けられることがあります。
生命保険に加入していても、本人による手続きがないと給付されません。
医師の診断書が必要な場合は受診時に必ずお伝えください。
加入している生命保険会社、共済組合などがあれば御確認下さい。
(「皮膚皮下腫瘍摘出術」などが手術名となります)