帯状疱疹とは?原因や症状、ワクチンの効果について解説

「帯状疱疹」についての予約は東京院の皮膚科外来のみで行っております。

「帯状疱疹とはどんな病気?」
「帯状疱疹の症状や原因は?」

このように水ぼうそうのような皮膚疾患に悩んでいる方もおられるのではないでしょうか。

帯状疱疹(たいじょうほうしん)は水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスの再活性化により発症します。

本記事では、帯状疱疹の特徴をはじめ予防方法や症状についても解説します。

また、記事の後半では帯状疱疹の原因も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

帯状疱疹とは?

帯状疱疹は、加齢や疲労などによって体に残っている水痘・帯状疱疹ウイルスが再活性化し発症する「感染症」です。

体の左右どちらかの神経に沿ったかゆみや痛み、水ぶくれなどが主な症状として挙げられます。

基本的には抗ウイルス薬を投与すれば1~2週間程度で治癒する病気ですが、下記の条件では神経が破壊されたり後遺症が長く残ったりする場合が多いです。

  • 高齢
  • 糖尿病を患っている
  • 顔面での発症

帯状疱疹の治療において重要なことは、可能な限り早期から治療を開始することです。

神経に沿って痛みや腫れなどの症状がある場合、まずは医師の診療を受けましょう。

帯状疱疹はワクチン・予防接種で予防できる?

帯状疱疹はワクチンで予防できる感染症です。

帯状疱疹のワクチンは50歳以上が対象で、摂取すると予防だけでなく症状の緩和が期待できます

水ぼうそうにかかったことのある方は、既にウイルスへの免疫を獲得しています。

しかし、免疫は年齢と共に弱まってしまうため、改めて免疫を強化することが重要です。

帯状疱疹は、3人に1人が80歳までに発症すると言われています。

症状の予防と早期の治療が大切な感染症なので、ワクチンの接種をご検討ください。

帯状疱疹は人にうつる?

帯状疱疹は人に感染する可能性があります。

しかし、多くの人が免疫を持っているため感染する可能性は極めて低いです。

また、帯状疱疹の症状が出ている部位をガーゼや衣服で覆っている場合、免疫を持っていない方と接しても感染することはほとんどありません。

ただし、帯状疱疹が進行して全身に水ぶくれが広がってしまうと空気感染する可能性があるため注意が必要です。

帯状疱疹の症状は?初期症状も合わせて紹介

帯状疱疹を発症すると、主に以下のような症状が現れます。

  • 小さな水ぶくれの発生
  • リンパ腺の腫れ
  • かゆみ
  • 痛み

特に、体の左右どちらかの神経に沿って生じるかゆみや痛み、違和感などが初期症状として挙げられます。

また、水ぶくれは部位によって様々な弊害を誘発します。

たとえば、首や胸に発生すると腕の力が弱くなったり、腰の場合は足の力が弱くなったりすることも少なくありません。

症状の中で生活に大きな支障を与えるのは痛みです。

発病から2週間ほどは痛みが強く、夜も眠れないほどの痛みが出る場合があります

帯状疱疹の原因を紹介|ストレスは関係ある?

帯状疱疹の原因は、水痘・帯疱疹ウイルスの再活性化です。

幼少期に水痘・帯状疱疹ウイルスに感染すると水ぼうそうを発症します。

水ぼうそうが治った後も不活性化したウイルスは神経の根本に残り続けるものの、普段は免疫によって活動が抑えられていることがほとんどです。

しかし、加齢やストレスなどによって免疫力が低下するとウイルスは再び活性化し、帯状疱疹を発症します。

帯状疱疹の治療方法は?効く薬も紹介

帯状疱疹の治療方法は、抗ウイルス薬の内服もしくは点滴の投与です。

具体的には、下記のような薬が処方されます。

薬の種類 薬の名称
抗ウイルス薬 ・バルトレックス
・ファムビル
点滴 ・ゾビラックス

また、帯状疱疹後神経痛には以下のような薬を内服して痛みのコントロールを図ります。

  • リリカカプセル
  • トラムセット
  • カロナールなどの痛み止め

痛みが強い場合には、和らげるために神経の働きを抑える施術をする場合もあります。

帯状疱疹に関するよくある質問

帯状疱疹に関するよくある質問についてまとめました。

帯状疱疹は何科に行けばいいですか?

帯状疱疹は皮膚科で治療してもらえます。

帯状疱疹は早期に治療を開始することで合併症や後遺症である「帯状疱疹後神経痛」を防いだり症状を軽くしたりできます。

帯状疱疹の初期症状は主に以下のようなものが挙げられます。

  • 体の左右の神経に沿ったかゆみ・痛み
  • 皮膚の違和感

少しでも帯状疱疹の発症を疑った時は、すぐに医師の診療を受けましょう

帯状疱疹が顔にできることはありますか?

帯状疱疹は顔にできる可能性があります。

もし帯状疱疹が顔にできると、他の部位よりも合併症を起こしやすいため注意が必要です。

以下は、帯状疱疹ができた部位ごとに起こる可能性のある合併症です。

顔の部位 起こる可能性のある合併症
耳の周辺 ・顔面神経麻痺
・難聴
・めまいなど
目の周辺 ・結膜炎
・角膜炎など

特に目の周りに帯状疱疹ができると「眼部帯状疱疹」と呼ばれ、初期の段階から合併症を引き起こす可能性があります。

鼻背から鼻尖にかけて水ぶくれが認められる場合は、高頻度に眼合併症が生じるとされているため、注意が必要です。

帯状疱疹が自然治癒することはありますか?

軽症な帯状疱疹に限り、2~3週間で自然治癒する場合があります。

ただし、高齢の方や免疫力が落ちている方が帯状疱疹を発症すると重症化することが多く、自然治癒が期待できません

特に、重症化すると治ったと思っても痛みがずっと続いたり皮膚の欠損などの後遺症が残ったりする場合があるため、可能な限り早期の治療が望ましいです。

皮膚にかゆみや違和感を覚えたら、自然治癒を待たずに医師の診療を受けましょう

帯状疱疹に前兆はありますか?

帯状疱疹の初期症状は、体の左右どちらかの神経に沿ったかゆみや痛み、違和感などが挙げられます。

皮膚の違和感は水ぶくれの1週間ほど前に現れることが多いものの、水ぶくれと同時または少し遅れて現れるケースもあります。

帯状疱疹は予防と早期の治療が大切です。

後遺症を残さないためにも、皮膚に違和感を覚えたら医師の診療を受けましょう。

東京で帯状疱疹の治療ならアイシークリニックへご相談ください

帯状疱疹は、幼いころの水ぼうそうが原因で発症します。

水ぼうそうにかかったことのある人は誰でも発症する可能性のある感染症で、高齢になるほど重症化しやすいです。

重症化すると強い痛みや後遺症が残る可能性があるため、少しでも皮膚に違和感を覚えたら医師の診療を受けましょう。

アイシークリニックは、老若男女どなたでも相談しやすいクリニックを目指しています。

どんな症状であっても、患者様と相談しながら安心の治療方法を提案させていただきますので、皮膚の痛みやかゆみに少しでもお悩みの方は、アイシークリニックにご相談くださいませ。

「帯状疱疹」についての予約は東京院の皮膚科外来のみで行っております。

監修者医師

高桑 康太 医師

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医
略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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