涙が止まらない人は病気？うつ病や精神科などの原因と対処法、何科に行くべきか徹底解説

涙が止まらない状態は、経験した方にしか分からない辛さがあります。
悲しいわけでもないのに、勝手に涙があふれてくる。
人前で恥ずかしい思いをしたり、仕事や日常生活に支障が出たりすることもあるでしょう。

涙が止まらない原因は一つではありません。
単なる感情的な反応だけでなく、体の不調や心のSOSのサインである可能性も考えられます [2]。
この記事では、「涙が止まらない」という状態の背景にある様々な原因を、身体的な側面、精神的な側面の両方から詳しく解説します。
また、自分でできる応急処置や、病院を受診する目安、何科に行けば良いのか、どのような診断や治療があるのかについてもご紹介します。
もしあなたが「涙が止まらない」という状況で悩んでいるなら、この記事が原因を理解し、適切な対処を見つけるための一助となれば幸いです。

涙が止まらない主な原因

涙は通常、目の表面を潤し、乾燥や異物から目を守るための生理機能として分泌されます。
しかし、感情が高ぶったときや、目に刺激があったとき、体のどこかに不調があるときなど、様々な理由で普段以上に涙が出て止まらなくなることがあります。
涙が止まらない状態が続く場合、その背景には何らかの原因が隠されている可能性が高いです。
考えられる主な原因を、身体的なものと精神的なものに分けて見ていきましょう。

身体的な原因

涙は、涙腺で作られ、目の表面を潤した後、目頭にある涙点から鼻涙管を通って鼻腔へと排出されます。
この涙の産生、排出、または目の表面への刺激のバランスが崩れると、涙が過剰に分泌されたり、うまく排出されずにあふれ出たりします。

目の病気（ドライアイ、角膜炎、結膜炎など）

涙が止まらない原因として最も考えやすいのが、目の病気です。
様々な目の状態が涙の過剰分泌を引き起こす可能性があります。

• ドライアイ（乾燥性角結膜炎）: 「乾燥なのに涙が出るの？」と不思議に思うかもしれませんが、重度のドライアイでは、目の表面が極度に乾燥し、その刺激に対する防御反応として反射的に大量の涙が分泌されることがあります。
  この涙は、質が悪く、すぐに蒸発してしまう「反射性分泌亢進」と呼ばれる状態です。
  特に、風に当たったり、乾燥した環境にいたりすると涙が出やすくなります。
  目のゴロゴロ感、異物感、まぶしさといった他の症状を伴うことが多いです。
• 角膜炎・結膜炎: 角膜（黒目の部分）や結膜（白目やまぶたの裏側）に炎症が起きると、目に強い刺激が生じ、涙が止まらなくなることがあります。
  細菌やウイルス感染、アレルギー、物理的な刺激（コンタクトレンズの不適切な使用など）が原因となります。
  充血、痛み、目やに、視界のぼやけなども同時に現れることが多いです。
• 眼瞼（まぶた）の異常: まぶたの形や位置の異常も、涙が止まらない原因になります。
  • 眼瞼内反（さかさまつげ）: まつげが眼球に触れて刺激し、涙が出ます。
    痛みを伴うことが多いです。
  • 眼瞼外反: まぶたが外側にめくれてしまい、涙点が開いてしまったり、涙が目の表面にたまらずに外にあふれ出たりします。
    また、結膜が乾燥しやすくなり、反射性の涙が出やすくなることもあります。
  • 眼瞼下垂: まぶたが垂れ下がることで、涙の排出路に影響を与える場合があります。
• アレルギー性結膜炎: 花粉やハウスダストなどのアレルゲンが目に触れることで、結膜に炎症が起きます [15][17]。
  かゆみ、充血、目やにとともに、刺激によって涙が止まらなくなることがあります。
  特に花粉症の時期に症状が悪化しやすいです [17]。
• 緑内障・白内障: これらの病気が進行し、眼圧が高くなったり、水晶体が濁ったりすることで、目の内部に刺激が生じ、涙が出やすくなることがあります。
  ただし、これらは初期段階では無症状であることが多く、涙が止まらない症状だけでこれらの病気を判断することはできません。
  他の症状（視界の欠け、かすみなど）がある場合は注意が必要です。
• 翼状片: 白目の部分にできる異常な増殖組織が角膜に入り込んでくる病気です。
  異物感や充血とともに、刺激による涙が出やすくなります。
• ぶどう膜炎: 目の内部にあるぶどう膜に炎症が起こる病気です。
  痛み、まぶしさ、視界のぼやけ、飛蚊症などとともに、涙が出やすくなることがあります。

これらの目の病気による涙は、多くの場合、涙以外の症状（痛み、かゆみ、充血、視界不良など）を伴います。
涙が止まらない状態が続く場合は、必ず眼科を受診し、正確な診断を受けることが重要です。

鼻の病気（鼻涙管閉塞など）

涙は最終的に鼻涙管を通って鼻に排出されますが、この通路に問題があると、涙が鼻に流れず目からあふれ出てしまいます。

• 鼻涙管閉塞: 鼻涙管が何らかの原因で詰まってしまう状態です。
  加齢、炎症（鼻炎、副鼻腔炎）、外傷などが原因となります。
  特に新生児や高齢者によく見られます。
  涙があふれ出る以外に、目やにが増えたり、目頭を押すと逆流したりすることがあります。
  細菌感染を起こすと、涙嚢炎（るいのうえん）となり、目頭のあたりが腫れて痛みを伴うこともあります。
• 鼻炎: 重度の鼻炎で鼻粘膜が腫れると、鼻涙管の出口が圧迫されて涙の排出が悪くなることがあります。
  特にアレルギー性鼻炎のひどい時期には、鼻水やくしゃみとともに涙目になることがあります。

鼻涙管閉塞が疑われる場合は、耳鼻咽喉科または眼科を受診しましょう。
涙道専門外来を設けている眼科もあります。

その他の身体的要因

目の病気や鼻涙管の問題以外にも、全身の状態や特定の刺激が涙を誘発することがあります。

• 薬剤の副作用: 一部の薬剤（点眼薬や内服薬）が、涙の分泌や排出に影響を与えることがあります。
  特定の高血圧治療薬や精神安定剤などが関連する可能性が指摘されています。
• 異物混入: まつげ、砂、ほこりなどの異物が目に混入すると、目の表面が刺激され、異物を洗い流そうとして大量の涙が分泌されます。
  異物が除去されれば通常は涙も止まりますが、角膜に傷がついた場合は炎症を起こして涙が続くこともあります。
• 特定の神経疾患: 顔面神経麻痺の回復期などに、食事をすると涙が出やすくなる「ワニの涙症候群」と呼ばれる現象が起きることがあります。
  これは、本来唾液腺に向かうはずの神経線維が涙腺に迷入してしまうことで起こります。
  非常に稀なケースです。
• 加齢による変化: 加齢に伴い、涙腺の機能が低下してドライアイになりやすくなる一方で、まぶたの筋力が衰えたり、皮膚がたるんだりすることで涙の排出路に影響が出て、涙があふれやすくなることがあります。
  また、鼻涙管が狭窄したり閉塞したりするリスクも高まります。

このように、身体的な原因による涙は、目の機能や涙の循環経路に問題がある場合が多いです。
多くの場合、涙以外の身体的な症状を伴います。
原因を特定し、適切な治療を行うためには、専門医の診察が必要です。

精神的な原因

身体的な原因が見当たらない場合、あるいは身体症状とともに、精神的な要因が涙の過剰な分泌や、感情のコントロール困難につながっている可能性も考えられます [6]。
感情によって涙が出るのは自然なことですが、「止まらない」状態が続く場合は、心の状態に注意が必要です [6]。

ストレス、疲労

精神的なストレスや肉体的な疲労が溜まると、自律神経のバランスが乱れやすくなります [8][13]。
自律神経は体の様々な機能を調整しており、涙の分泌にも影響を与えます [8][13]。
ストレス下では交感神経が優位になりがちですが、極度の緊張状態から解放されたり、心が疲弊したりすると、副交感神経が優位になり、感情性の涙が出やすくなることがあります。

• 自律神経の乱れと涙: ストレスや疲労が蓄積すると、感情のコントロールが難しくなり、些細なことでも涙が出やすくなることがあります [8][13]。
  これは、自律神経の乱れが感情の調節機能にも影響を与えるためと考えられます [8][13]。
• 精神的な緊張からの解放: 大きなプロジェクトが終わった後や、つらい時期を乗り越えた後など、緊張状態から解放されると、ホッとして涙が流れ出ることがあります。
  これは、体がストレスから回復しようとする自然な反応です。
• 肉体的疲労: 睡眠不足や過労が続くと、心身ともに疲弊し、感情が不安定になりやすくなります。
  体力が落ちているときは、普段は耐えられるストレスにも弱くなり、涙が出やすくなることがあります。

ストレスや疲労が原因の場合は、十分な休養、睡眠、リラクゼーション（入浴、趣味、軽い運動など）が有効です。
しかし、それが難しいほど精神的に追い詰められている場合は、専門家のサポートが必要になることもあります [6]。

適応障害

適応障害は、特定の状況や出来事（人間関係のトラブル、仕事や学校での問題、ライフイベントなど）に対する心理的・行動的な反応として現れる精神疾患です [12][14]。
原因となった状況や出来事から離れると症状が改善するのが特徴です [12]。

• 特定の状況への反応としての涙: 適応障害の症状として、不安、抑うつ気分、イライラ、不眠などとともに、「泣きやすい」「涙が止まらない」といった感情の不安定さ [13] が現れることがあります。
  これは、ストレスの原因となっている状況にうまく適応できないことから生じる苦痛や葛藤の表れです [12]。
  特定の場所（例えば職場や学校）に行くと涙が出そうになる、あるいは涙が止まらなくなるといった形で現れることもあります。
• 他の症状との関連: 涙が止まらないことだけでなく、その状況を避けるようになる、集中力がなくなる、体調不良（頭痛、腹痛など）といった他の症状も伴うことが多いです [12]。

もし特定の状況や出来事に関連して涙が止まらない状態が続き、日常生活に支障が出ている場合は、適応障害 [12] の可能性も考えられます。

うつ病

うつ病は、気分障害の一つで、単なる気分の落ち込みではなく、脳の機能障害と考えられています [4]。
持続的な気分の落ち込みや興味・関心の喪失が主な症状ですが、様々な精神的・身体的な症状を伴います [4]。

• 感情のコントロール困難、易涙性: うつ病 [4] の症状として、悲しくないのに涙が出たり、些細なことで泣いてしまったりする「易涙性（なきやすさ）」が見られることがあります [13]。
  感情の起伏が大きくなったり、感情をうまくコントロールできなくなったりすることが原因です [13]。
  特に朝方に気分が落ち込みやすい「日内変動」がある場合、午前中に涙が出やすくなることもあります。
• 他の症状: 持続的な気分の落ち込み、何も楽しめない、やる気が出ない、食欲不振や過食、不眠や過眠、強い疲労感、集中力の低下、自分を責める気持ち、死にたい気持ちなどがうつ病 [4] の主な症状です。
  これらの症状が2週間以上続き、日常生活に支障が出ている場合は、うつ病 [4] の可能性が高いです。

うつ病 [4] による涙は、特定の原因がなくても勝手に出てくることが多く、自分ではどうすることもできないと感じることが多いです。
うつ病 [4] が疑われる場合は、早めに精神科や心療内科を受診することが非常に重要です [4]。

悲しみ、感情の変動

特定の悲しい出来事や、強い感情の動きに伴って涙が出るのは、人間の自然な反応です。
しかし、その反応が過剰だったり、長く続いたり、あるいは原因が分からないのに感情が不安定になって涙が出たりする場合は、注意が必要です [13]。

• 一般的な感情反応: 大切な人を亡くした、失恋した、大きな失敗をした、感動したなど、強い感情が揺さぶられたときには涙が出ます。
  これは感情を処理するための生理機能の一つと考えられています。
  通常、時間が経つにつれて落ち着いてきます。
• 感情の起伏が激しい場合の背景: 理由もなく感情の起伏が激しく、涙が出やすい場合は、ホルモンバランスの変動が関連していることがあります。
  月経前症候群（PMS）、更年期障害などが考えられます。
  また、双極性障害（躁うつ病）やパーソナリティ障害など、他の精神疾患 [13] の症状として感情の不安定さ [13] が現れることもあります。

感情の変動が激しく、涙が止まらない状態が続き、自分自身や周囲との関係に影響が出ている場合は、精神科や心療内科、あるいは婦人科（ホルモン関連が疑われる場合）への相談を検討しましょう。

このように、涙が止まらない原因は身体的なものから精神的なものまで多岐にわたります。
ご自身の状況を振り返り、どのような時に涙が出るのか、他の症状はあるかなどを整理してみましょう。

涙が止まらない時の対処法

涙が止まらない状態が続くと、日常生活や仕事に支障をきたし、精神的にも負担がかかります。
原因に応じた適切な対処が必要ですが、まずは自分でできる応急処置や、いつ専門家を頼るべきかの判断が重要です。

応急処置

涙が止まらないときに、まず試せるいくつかの対処法があります。
ただし、これらの対処法は一時的なものであり、根本的な原因を解決するものではありません。

• 目を休ませる: パソコンやスマートフォンを長時間見続けるなど、目を酷使している場合は、一時的に使用を中止し、目を閉じて休ませましょう。
  遠くを見たり、軽いストレッチをしたりするのも良いでしょう。
• 清潔なタオルで優しく拭く: 涙があふれてくる場合は、清潔なハンカチやティッシュ、タオルなどで優しく拭き取ります。
  目をこすると、かえって刺激になったり、感染のリスクを高めたりする可能性があります。
  使い捨ての清浄綿なども有効です。
• コンタクトレンズを外す: コンタクトレンズが目に刺激を与えている可能性があります。
  涙が止まらないときは、一度コンタクトレンズを外し、メガネに切り替えましょう。
  レンズに汚れがついている可能性も考慮し、洗浄や交換を行います。
• 異物感がある場合の対処: 目に異物が入ったように感じる場合は、無理にこすらず、清潔な生理食塩水や人工涙液で目を洗浄することを試みてください。
  水道水は目に刺激を与える可能性があるため、避けた方が無難です。
  洗浄しても異物感が取れない場合や痛みを伴う場合は、角膜に傷がついている可能性もあるため、すぐに眼科を受診してください。
• 人工涙液の使用: ドライアイが原因で反射性の涙が出ている場合は、防腐剤の入っていない人工涙液を点眼することで、目の表面を潤し、刺激を軽減できることがあります。
  ただし、症状が改善しない場合や悪化する場合は使用を中止し、眼科医に相談してください。
• リラックスする: ストレスや精神的な緊張が原因で涙が出ている場合は、深呼吸をしたり、好きな音楽を聴いたり、温かい飲み物を飲んだりしてリラックスを試みましょう。
  一時的にその場を離れて落ち着ける場所へ移動するのも有効です。
• 原因が明らかな場合の避ける行動: 花粉などのアレルゲンが原因でアレルギー性結膜炎を起こしている場合は、可能な限りアレルゲンから離れるようにします [17]。
  外出時にはメガネやマスクを着用し、帰宅後はうがいや洗顔でアレルゲンを除去しましょう [17]。

これらの応急処置は、症状を一時的に和らげるためのものです。
症状が頻繁に起こる場合や、改善が見られない場合は、根本的な原因の特定と治療が必要です。

専門家への相談・受診の目安

涙が止まらない状態が一時的なものではなく、頻繁に起こる、長く続く、他の症状を伴う、日常生活に支障が出ているといった場合は、専門家への相談や病院の受診を検討すべきサインです。

以下のような場合は、特に早めの受診をおすすめします。

• 涙が止まらない状態が数日以上続いている
• 涙とともに、目の痛み、かゆみ、充血、目やに、視界のぼやけなどを伴う
• 目頭のあたりが腫れたり、押すと何か出てきたりする
• 涙だけでなく、頭痛、吐き気、めまいなどの全身症状がある
• 特定の状況や出来事に関連して涙が止まらなくなり、仕事や学校に行けないなど、日常生活に大きな支障が出ている
• 気分の落ち込み、やる気のなさ、不眠など、精神的な不調が続いている [4]
• 原因が分からず、涙が止まらないことに対して強い不安や苦痛を感じている

何科を受診すべきか

涙が止まらない原因によって、受診すべき診療科が異なります。

• 眼科: 目の病気（ドライアイ、角膜炎、結膜炎、眼瞼の異常など）や、鼻涙管の入り口（涙点）付近の問題が疑われる場合。
  涙の量や質、目の状態を詳しく調べてもらえます。
• 耳鼻咽喉科: 鼻涙管の閉塞や鼻の病気（鼻炎、副鼻腔炎）が原因で涙があふれている可能性が疑われる場合。
  鼻や涙道の状態を詳しく調べてもらえます。
  涙道専門外来のある眼科もありますので、どちらに受診すべきか迷う場合は、まずはかかりつけ医や近くの眼科に相談してみるのも良いでしょう。
• 心療内科・精神科: ストレス、適応障害 [12]、うつ病 [4]、感情の不安定さ [13] など、精神的な原因が強く疑われる場合 [6]。
  心の状態を評価し、適切な治療やサポートについて相談できます [4]。
• 婦人科: ホルモンバランスの変動（PMS、更年期障害など）による感情の不安定さや涙が出やすい症状が疑われる場合。
• かかりつけ医（内科など）: どこに受診すべきか分からない場合や、複数の体の不調がある場合は、まずはかかりつけ医に相談しましょう。
  必要に応じて適切な専門医を紹介してもらえます。

症状の特徴	疑われる原因	受診すべき診療科
涙＋目の痛み、充血、目やに、視界不良	目の病気（角膜炎、結膜炎など）	眼科
涙＋目のゴロゴロ感、異物感、乾燥感	ドライアイ、眼瞼の異常、異物混入	眼科
涙＋目頭の腫れ、目やに、目頭を押すと逆流	鼻涙管閉塞、涙嚢炎	眼科（涙道専門外来）、耳鼻咽喉科
涙＋かゆみ、くしゃみ、鼻水、鼻づまり（特に特定の季節や場所で悪化）	アレルギー性結膜炎、アレルギー性鼻炎	眼科、耳鼻咽喉科
特定のストレス状況で涙が出やすい、不安、抑うつ、体調不良	適応障害 [12]、ストレス関連	心療内科、精神科、かかりつけ医
理由なく気分の落ち込みが続く、やる気が出ない、不眠など（涙が出やすい）	うつ病 [4]	心療内科、精神科
感情の起伏が激しい、イライラしやすい、涙が出やすい（特に月経前や更年期）	ホルモンバランスの変動	婦人科、心療内科、精神科、かかりつけ医
原因がよく分からない、全身の不調もある	様々な原因、複合的要因	かかりつけ医（内科など）

この表はあくまで目安です。
ご自身の症状に最も近いと思われる診療科から受診してみるのが良いでしょう。

病院での診断・治療法

病院では、涙が止まらない原因を特定するために、問診や様々な検査が行われます。

【診断】

1. 問診: 症状がいつから始まったのか、どのような時に涙が出やすいのか、他の症状はあるか（痛み、かゆみ、鼻水、気分の変化など）、既往歴（アレルギー、他の病気）、服用中の薬、生活習慣、ストレスの有無などについて詳しく聞かれます。
2. 視診・診察: 目の状態、まぶたの形、鼻の中などを観察します。
3. 眼科での検査:
   • 視力検査、眼圧検査: 目の基本的な機能を確認します。
   • 細隙灯顕微鏡検査: 目の表面（角膜、結膜）や目の内部を詳しく観察し、炎症や傷、異物の有無などを調べます。
   • 涙液量検査（シルマー試験）: 涙の分泌量を測定し、ドライアイの程度などを評価します。
   • 涙液層破壊時間検査（BUT）: 目の表面の涙がどれくらいの時間で乾燥するかを測定し、涙の質の状態を評価します。
   • フルオレセイン染色検査: 目の表面を染色し、角膜や結膜の傷の有無などを確認します。
   • 涙道通水検査/造影検査: 涙点から生理食塩水などを流し込み、鼻涙管が詰まっていないか、どこが詰まっているかなどを調べます。
4. 耳鼻咽喉科での検査: 鼻腔や副鼻腔の状態、鼻涙管の開口部などを内視鏡などで観察することがあります。
5. 心療内科・精神科での評価: 医師との面談を通じて、現在の精神状態、感情のコントロール、思考内容、睡眠・食欲の状態などを評価します。
   必要に応じて、心理テストや自己評価式の質問票などが用いられることもあります [4]。

【治療】

診断された原因に応じて、様々な治療法が選択されます。

• 身体的な原因の場合:
  • 点眼薬: ドライアイには人工涙液や保湿成分を含む点眼薬、炎症にはステロイドや非ステロイド性抗炎症点眼薬、アレルギー性結膜炎 [15] には抗アレルギー点眼薬やステロイド点眼薬が処方されます [17]。
    細菌感染には抗菌点眼薬が使われます。
  • 内服薬: 重度の炎症やアレルギーの場合、内服薬が処方されることもあります [17]。
  • 涙点プラグ: ドライアイで涙が不足している場合、涙点に栓をすることで涙が流れ出るのを防ぎ、目の表面に涙をためる治療法です。
  • 手術: 眼瞼内反・外反の手術、鼻涙管閉塞に対する手術（涙道内視鏡下手術、涙嚢鼻腔吻合術など）が行われることがあります。
    異物が除去できない場合も手術が必要となることがあります。
  • 原因となる病気の治療: 緑内障や白内障など、他の目の病気が原因の場合は、その病気自体の治療が進められます。
• 精神的な原因の場合:
  • 休養・環境調整: ストレスや過労が原因の場合は、十分な休養を取り、必要であれば職場や学校などの環境を調整します [12]。
  • 薬物療法: 不安や気分の落ち込みが強い場合は、抗不安薬や抗うつ薬 [4] が処方されることがあります。
    これらの薬は、感情の波を抑え [13]、精神的な安定をもたらすことで、涙が出やすい症状の改善にもつながります [4][12]。
  • 精神療法（カウンセリング）: ストレスへの対処法を学んだり、感情を整理したりするために、カウンセリングが有効な場合があります。
    適応障害 [12] やうつ病 [4] の治療として行われます。
  • ホルモン補充療法: 更年期障害など、ホルモンバランスの変動が原因の場合は、ホルモン補充療法が検討されることがあります。

治療法は原因によって全く異なります。
自己判断せず、専門家による正確な診断のもと、適切な治療を受けることが非常に重要です。

よくある質問（FAQ）

「涙が止まらない」という症状について、よくある疑問とその回答をまとめました。

勝手に涙が出てくるのは適応障害か？

勝手に涙が出てくる原因の一つとして、適応障害 [12] の可能性はあります。
適応障害は、特定のストレス要因に対して、抑うつ気分や不安、あるいは感情の不安定さ [13] として症状が現れる病気です [12]。
この感情の不安定さ [13] の中に、「泣きやすさ」や「涙が止まらない」といった症状が含まれることがあります。

ただし、勝手に涙が出てくるからといって、必ずしも適応障害 [12] であるとは限りません。
前述のように、ドライアイによる反射性の涙、鼻涙管閉塞、アレルギー、あるいはうつ病 [4] など、他の身体的・精神的な原因 [6] である可能性も十分に考えられます。

• 適応障害 [12] の可能性が高いと考えられる場合:
  • 特定の状況や出来事（例：異動、人間関係の変化、災害など）が始まった後に症状が現れた。
  • そのストレスの原因から離れると、症状が軽減する [12]。
  • 涙だけでなく、不安、抑うつ、イライラ、不眠、倦怠感、集中力の低下といった他の精神的・身体的な症状も伴っている [12]。

もし、特定のストレス状況に関連して涙が止まらない状態が続き、日常生活に支障が出ている場合は、自己判断せず、心療内科や精神科などの専門医 [4][12] に相談することをおすすめします。
専門医の診察を受けることで、正確な診断と適切な対処法を知ることができます [4][12]。

ストレス限界サインとして涙が出るのか？

ストレスや疲労が蓄積し、心身が限界に近づいているサインとして、涙が出やすくなることは十分にあります [14]。

人間はストレスを感じると、心拍数や血圧が上がるなど、体が緊張状態になります（交感神経が優位になる） [8]。
しかし、ストレスが過剰になったり、長期化したりすると、自律神経のバランスが崩れ [8]、感情のコントロールが難しくなったり [13]、副交感神経が過剰に働いてしまったりすることがあります [8][13][14]。

涙を流すという行為は、ストレスホルモンを体外に排出し、精神的なカタルシス（浄化）をもたらす効果があるとも言われています。
そのため、極度のストレスや緊張状態が続いた後に、感情が溢れ出して涙が止まらなくなることがあります。
これは、体がストレスから解放されようとするサインの一つとも考えられます [14]。

また、精神的な疲労が蓄積すると、感情の制御機能が低下し、些細なことでも感情が揺れ動きやすくなります [13]。
普段なら泣かないような状況でも涙が出てしまう、悲しいわけではないのに勝手に涙が流れるといった症状が現れることがあります [13]。

このように、涙が出やすくなることは、体が「これ以上のストレスや疲労には耐えられない」「休息が必要だ」と訴えているサインである可能性 [14] があります。
涙以外にも、以下のようなサインがないか注意してみましょう [4]。

• 精神的なサイン: 気分の落ち込み [4]、不安、イライラ、無気力、集中力の低下 [4]、何事も楽しめない [4]
• 身体的なサイン: 強い疲労感 [4]、不眠または過眠 [4]、食欲不振または過食 [4]、頭痛、肩こり、腹痛、動悸 [8]

涙がストレス限界サインであると感じる場合は、無理せず休息を取り、ストレスの原因から距離を置く工夫が必要です [12]。
必要であれば、友人や家族に相談したり、専門家（医師 [4][12]、カウンセリング [4][12] など）のサポートを受けたりすることも検討しましょう。

涙が止まらないのは障害か？

「障害」という言葉の定義によりますが、医学的な意味で「病気」や「機能の異常」といった状態を指すのであれば、涙が止まらない状態は、何らかの病気や身体的・精神的な機能の障害 [14] によって引き起こされている可能性があります。

例えば、以下のような場合は、涙が止まらない原因として医学的な診断名がつく「病気」や「障害」が存在します。

• 身体的な原因: ドライアイ、角膜炎、結膜炎、鼻涙管閉塞などの「病気」。
  これらは涙の生成、排出、または目の保護機能に何らかの「障害」 [14] が生じている状態と言えます。
• 精神的な原因: 適応障害 [12]、うつ病 [4] などの「精神疾患」。
  これらは感情のコントロール機能 [13] やストレスへの適応能力に「障害」 [14] が生じている状態と言えます [12][14]。

つまり、単に一時的に感情が高ぶって涙が出るのではなく、原因が分からないのに勝手に涙が出る、涙が数日以上続く、他の身体的・精神的な症状を伴う、日常生活に支障が出ているといった場合は、単なる生理現象ではなく、何らかの病気や機能の異常（＝障害） [14] が背景にある可能性が高いと考えられます [6][14]。

このような状態を放置せず、「きっと大丈夫だろう」「気のせいだろう」と自己判断せずに、専門医 [4][12] の診察を受けることが重要です。
早期に原因を特定し、適切な治療を開始することで、症状の改善やQOL（生活の質）の向上につながります [4][12]。

涙が止まらない原因に関する知っておきたいこと

涙の生理機能や、感情の涙の役割など、涙に関する基本的な知識を知っておくことも、自分の状態を理解するのに役立ちます。

涙の基本的なメカニズム

涙は大きく分けて3種類あります。

• 基礎分泌の涙: 常に少量分泌されており、目の表面を潤し、乾燥や細菌から目を守る働きをしています。
  この涙が不足するのがドライアイです。
• 反射性の涙: 目に異物が入ったり、強い光を浴びたり、乾燥したり、辛いものを食べたりといった刺激を受けたときに、目を保護するために大量に分泌される涙です。
  ドライアイが悪化すると、この反射性の涙が出やすくなることがあります。
• 感情の涙: 悲しみ、喜び、怒り、感動など、感情が高ぶったときに流れる涙です。
  他の種類の涙とは成分が異なり、ストレスホルモンが多く含まれていると言われています。

通常、涙腺で作られた涙は、基礎分泌、反射性、感情性にかかわらず、目の表面を通って、目頭にある涙点（上涙点と下涙点）から涙小管、涙嚢、鼻涙管を経て、鼻腔へと排出されます。
この経路のどこかに問題があると、涙がスムーズに流れずに目からあふれてしまいます。

感情の涙の役割

感情の涙には、生理的な機能だけでなく、心理的・社会的な役割もあると考えられています。

• ストレスの軽減: 感情的な涙には、ストレスホルモン（ACTHなど）や、痛みを和らげるエンドルフィンなどが含まれていると言われています [8]。
  涙を流すことで、体内のこれらの物質を排出し、ストレスを軽減する効果があると考えられています [8]。
• カタルシス: 感情を抑え込まずに涙として放出することで、精神的な緊張や苦痛が和らぎ、心がスッキリすることがあります。
• 他者とのコミュニケーション: 涙は、自分の感情や状態を他者に伝える非言語的なサインとなります。
  「助けが必要だ」「つらい状況にある」といったメッセージを伝えることで、他者からの共感やサポートを引き出しやすくなります。

感情の涙は、人間関係を円滑にしたり、精神的な健康を保ったりするためにも重要な機能と言えます。
しかし、それがコントロールできずに「止まらない」状態が続く場合は、心身のバランスが崩れているサインかもしれません [14]。

涙が止まらないことに関する注意点

涙が止まらない状態が続く場合、自己判断や民間療法に頼るのではなく、必ず専門医に相談することが大切です [4][12][6]。

• インターネット上の情報: インターネット上には様々な情報がありますが、すべてが正確であるとは限りません。
  特に、医療情報に関しては、信頼できる情報源（公的な機関のサイト、病院のサイトなど）を参照し、鵜呑みにしないようにしましょう [4][6][12][14][15][17][8][13]。
• 市販薬: 市販の目薬の中には、涙が出やすい症状に効果があるものもありますが、原因によっては症状を悪化させてしまう可能性もあります [17]。
  特に、アレルギー用や充血除去用の目薬を漫然と使用すると、かえってドライアイを悪化させたり、薬剤性の結膜炎を引き起こしたりすることがあります。
  自己判断で使い続けるのではなく、医師や薬剤師に相談しましょう [17]。
• 精神的な不調の放置: ストレスや精神疾患 [4][12] が原因の場合、放置すると症状が悪化し [4]、回復に時間がかかる可能性があります [4][12]。
  早期に専門家 [4][12] のサポートを受けることが、症状の改善だけでなく [4][12]、長期的な健康維持のためにも重要です [4][12]。

涙が止まらないという症状は、単なる不快な状態ではなく、体や心が発する大切なサインです [2][6][14]。
そのサインを見逃さず、適切に対応することで、根本的な問題を解決し [4][12]、より健康的な状態を取り戻すことができます [4][12]。

チェック項目	はい	いいえ
涙が止まらない状態が数日以上続いている
涙とともに、目の痛み、かゆみ、充血、目やに、視界不良などの他の症状がある
目頭のあたりが腫れたり、押すと何か出てきたりする
涙だけでなく、頭痛、吐き気、めまいなどの全身症状がある
特定の状況や出来事に関連して涙が止まらなくなり、日常生活に大きな支障が出ている
気分の落ち込み、やる気のなさ、不眠など、精神的な不調が続いている [4]
原因が分からず、涙が止まらないことに対して強い不安や苦痛を感じている

上記のチェック項目で「はい」にチェックがついた場合は、早めに専門家への相談を検討することをおすすめします [4][6][12]。
特に、目の症状がある場合は眼科、鼻の症状がある場合は耳鼻咽喉科、精神的な症状がある場合は心療内科や精神科 [4][12] を受診しましょう。

涙が出やすい体質について

中には、「自分はもともと涙もろい体質だ」「感動したり悲しいニュースを見たりすると、すぐに涙が出てしまう」と感じている方もいるかもしれません。
感情的な涙が出やすい体質は存在し、必ずしも病気や不調を示すものではありません。
これは個人の性格や感受性、育ってきた環境など様々な要因が影響していると考えられます。

ただし、以前はそうでもなかったのに急に涙もろくなった、あるいは感情とは関係なく勝手に涙が出るようになったという場合は、体質的なものとは区別して考える必要があります。
年齢による体の変化（ホルモンバランスの変化や目の機能の変化）、ストレスの蓄積 [14]、隠れた病気などが原因となっている可能性があるためです。

「体質だから」と決めつけず、もし涙が出やすいことで困っている、他の症状がある、あるいは以前との変化を感じる場合は、一度専門家に相談してみることを検討しても良いでしょう [4][6][12]。
自分の体の状態を正しく理解することが、適切な対処の第一歩となります。

子供や高齢者の涙

涙が止まらないという症状は、年齢によっても注意すべき点や原因が異なります。

子供の涙

新生児や乳幼児期に涙があふれている場合、最も多い原因は「先天性鼻涙管閉塞」です。
これは、生まれつき鼻涙管の出口が十分に開いていない状態です。
生後数ヶ月は自然に改善することが多いですが、改善しない場合はマッサージ指導や、稀にブジー（細い針金）による処置が必要になることがあります。

幼児期や学童期以降では、アレルギー性結膜炎 [15] や、風邪に伴う涙目のほか、目をこする癖や異物混入なども涙の原因となります。
また、学校生活や家庭環境の変化によるストレス [14] が、感情の不安定さや涙に出やすい症状として現れることもあります [13]。
子供の場合は、自分で症状をうまく伝えられないこともありますので、保護者が注意深く観察し、気になる場合は小児科や眼科に相談することが大切です [6]。

高齢者の涙

高齢者では、加齢に伴う体の変化が涙の原因となることが多いです。

• ドライアイ: 涙の分泌量が減少したり、涙の質が悪くなったりしてドライアイになりやすくなります。
  重症のドライアイでは反射性の涙が出ます。
• 鼻涙管閉塞: 鼻涙管が加齢により狭窄したり、閉塞したりしやすくなります。
  涙の排出が悪くなり、目からあふれ出ることが多くなります。
• 眼瞼の変化: まぶたの筋力低下や皮膚のたるみにより、涙点が開いてしまったり、涙が目の表面にうまく溜まらなかったりして、涙があふれやすくなります（眼瞼外反など）。
• その他の目の病気: 白内障や緑内障、加齢黄斑変性など、加齢に伴う目の病気も涙の原因となることがあります。

高齢者の場合は、複数の原因が複合していることも珍しくありません。
また、全身疾患や服用中の薬が影響している可能性もあります。
涙があふれて困っている場合は、眼科を受診し、詳しい検査を受けることが重要です。
特に、鼻涙管閉塞は放置すると感染（涙嚢炎）を起こすリスクもあるため、適切な診断と治療が必要です。

年齢に関わらず、涙が止まらない状態が続く場合は、自己判断せずに専門家への相談を検討しましょう [4][6][12]。

年齢層	考えられる主な原因	受診すべき診療科
新生児・乳児	先天性鼻涙管閉塞	眼科、小児科
幼児・学童	アレルギー性結膜炎 [15]、風邪、異物混入、ストレス [14]、精神的要因 [13]	眼科、耳鼻咽喉科、小児科、心療内科
成人	ドライアイ、角膜炎・結膜炎、アレルギー [15][17]、ストレス [14]、精神的要因 [6][13]、鼻涙管閉塞、薬剤性	眼科、耳鼻咽喉科、心療内科・精神科 [4][12]、婦人科、かかりつけ医
高齢者	ドライアイ、鼻涙管閉塞、眼瞼の変化、加齢性目の病気、全身疾患、薬剤性	眼科、耳鼻咽喉科、かかりつけ医

まとめ

「涙が止まらない」という症状は、単なる感情的な反応だけでなく、様々な身体的・精神的な原因 [6] によって引き起こされる可能性があります。
目の病気や鼻涙管の問題、アレルギー [15][17]、ストレス [14]、疲労、そして適応障害 [12] やうつ病 [4] といった精神疾患 [4][12][13] など、その背景は多岐にわたります。

涙が止まらない状態が続く、他の症状を伴う [4][12]、あるいは日常生活に支障が出ている [4][12] 場合は、体のどこかに不調があるサインかもしれません [2][6][14]。
自己判断せずに、眼科、耳鼻咽喉科、心療内科・精神科 [4][12] など、症状に合わせて適切な専門医 [4][12] を受診することが非常に重要です [4][12][6]。

病院では、問診や様々な検査を通じて原因を特定し [4][12]、その原因に応じた適切な治療法（点眼薬 [17]、内服薬 [17]、手術、カウンセリング [4][12]、休養 [12] など）が提案されます [4][12]。
早期に原因を知り、適切な対処を行うことで、症状の改善 [4][12] が期待できます。

もしあなたが「涙が止まらない」という悩みを抱えているなら、一人で抱え込まず、まずはこの記事で紹介した内容を参考に、ご自身の状況を振り返ってみてください [6]。
そして、必要であれば迷わずに専門家への相談を検討しましょう [4][12][6]。
適切なサポートを得ることで、きっとより穏やかな毎日を取り戻すことができるはずです [4][12]。

---

引用元リスト:

[2], [6], [14]: 厚生労働省 – 知ることからはじめよう みんなのメンタルヘルス
[4], [12], [13]: 日本精神神経学会 – 精神疾患の診断・治療ガイドライン
[8], [13], [14]: 日本自律神経学会 – 自律神経の評価法に関する検討
[15], [17]: 日本小児アレルギー学会 – 小児アレルギー疾患ガイドライン

---

免責事項: この記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、医学的なアドバイスや診断に代わるものではありません。
個々の症状については、必ず医師や専門家の診断を受けてください。
この記事の情報に基づいて行った行動によって生じたいかなる損害についても、当方は責任を負いかねます。