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粉瘤が痛いときは、どうしたらよいでしょうか?

1. 粉瘤(アテローム)が痛い

粉瘤(アテローム)は、皮膚の下にできる良性の腫瘍で、通常は痛みを伴わず、皮膚のしこりとして気づかれます。
しかし、細菌感染や内部の老廃物が増えると炎症を起こし、「炎症性粉瘤」となって痛みが出ることがあります。

 

2. 炎症性粉瘤(アテローム)の原因

炎症の原因として最も多いのは、皮膚表面からの雑菌侵入です。
特に、粉瘤を潰したり、強くこすったりすることで袋が破れ、内部の内容物が周囲組織に漏れると炎症が起こりやすくなります。

 

3. 炎症性粉瘤(アテローム)の症状

主な症状は、赤み・腫れ・熱感・激しい痛みです。
患部が腫れて触ると熱く感じ、悪化すると膿がたまって皮膚表面に排出されることもあります。

 

4. 放置するとどうなる?

放置した場合、膿瘍が形成され、さらに重症化すると皮膚に穴が開く、周囲のリンパ節に腫れが出るなどの症状が現れることもあります。
日常生活にも支障をきたすため、早期対応が大切です。

 

5. 市販薬で治療できるの?

市販の抗炎症薬や抗菌軟膏を使って一時的に症状を和らげることは可能ですが、根本的な解決にはなりません。
炎症が強い場合は医療機関での治療が必要です。

 

6. 炎症性粉瘤になるまで

粉瘤は、皮膚の下にできた袋(嚢腫)に皮脂や角質が溜まることで形成されます。
これが破裂したり細菌が入ることで炎症性粉瘤へと進行します。

 

7. 治療法

・切開排膿:膿を出して炎症を抑える処置です。

・抗生物質:感染拡大を防ぐために使用されます。

・根治治療:炎症が治まった後に、袋ごと摘出する手術が行われます(局所麻酔下で10〜20分)。
再発を防ぐには、早期の処置と手術が推奨されます。

監修者医師

高桑 康太 医師

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医
略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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