白玉注射とは?効果や副作用、白玉点滴との違いについて解説
- 本コラムの内容について、当院では現時点では取り扱いがございませんが、情報のひとつとしてご利用下さい。
「白玉注射を打てば、芸能人のように肌がつるつるになる?」
「白玉注射の効果や副作用が知りたい」
といった疑問を抱いてはいませんか。
白玉注射は「グルタチオン」と呼ばれる成分を注入する治療法です。美白やアンチエイジング、デトックス効果などが期待できます。
今回は白玉注射の効果や副作用、白玉点滴やプラセンタとの違いを解説します。白玉注射が自分に適しているか判断できるようになるので、ぜひご一読ください。
目次
白玉注射とは?体内成分の「グルタチオン」を注入
白玉注射は、美容成分の「グルタチオン」を血管に注入する美容治療です。サプリメントによるグルタチオンの経口摂取とは異なり、迅速かつ効率的に成分を体内へ補うことが可能です。
白玉注射は、アンチエイジングや美白・美肌効果が期待できます。
地黒の肌から透明感がある白い肌を目指したい方、シミを薄く改善したい方に、白玉注射は適しています。
ここからは、主成分のグルタチオンの詳細と白玉点滴との違いについてみていきましょう。
主成分のグルタチオンとは?3つのアミノ酸から構成される成分
白玉注射の主成分であるグルタチオンは人間の体内にもともと存在する成分であり、特に眼球や皮膚、肝臓などに多く含まれています。
グルタチオンを次の3つのアミノ酸によって構成されています。
成分 | 特徴 |
---|---|
グルタミン酸 | ・成長ホルモンの分泌を促進 ・免疫力のアップ |
システイン | ・メラニンの生成を抑制 ・ターンオーバーを正常に戻す |
グリシン | ・コラーゲン生成して美肌へと導く ・手足の血行を促進 |
3個のアミノ酸から構成されるコラーゲンの最小単位は「トリペプチド」と呼ばれ、体内への吸収スピードがはやいことが特徴です。
グルタチオンはメラニンの生成や疲労回復などの効果が期待されるため、白玉注射後に美容・健康面の効果をすぐに実感しやすいです。
白玉注射と白玉点滴の違い
白玉注射と白玉点滴は有効成分が同じなので、期待される効果も変わりありません
違いは施術時間のみです。白玉注射の施術時間は1回5分程度で、白玉点滴の場合は1回30分程度となっています。
白玉点滴は施術時間が長いため、一度の注射で多くの有効成分を摂取可能です。
一方で、白玉注射は一度の治療が短時間で終わるため、長期的な目線で効果を期待する美容治療です。
白玉注射の3つの効果
白玉注射によって得られる健康・美容効果は、次の通りです。
- 美肌・美白効果
- エイジングケアと抗アレルギー作用
- デトックス効果による肝臓機能の保護
それぞれの効果について、詳しくみていきましょう。
効果①美肌・美白効果
白玉注射は美肌・美白効果が期待できます。
白玉注射に含まれるグルタチオンが、皮膚のメラニン色素を排出し、肌のターンオーバーを正常に戻します。
さらに、肌のトーンを明るくするなど、体の内側から肌質の改善が可能です。
シミやくすみなどの改善も可能なので、透き通ったきれいな美白・美肌を目指せます。
効果②エイジングケアと抗アレルギー作用
強い抗酸化作用をもつグルタチオンは、老化の原因である活性酸素から肌を保護してくれます。
活性酸素は酸化作用の強い酸素で、肌の老化のほか、シミやしわの原因でもあります。白玉注射を行えば、グルタチオンの抗酸化作用によって、活性酸素の酸化作用を無力化することが可能です。
また、免疫力を高めることで肌荒れや皮膚炎といったアレルギー症状を改善する、抗アレルギー作用も期待できます。
効果③デトックス効果による肝臓機能の保護
白玉注射には肝臓の働きを助けてくれる効果も認められています。
グルタチオンは肝臓の働きを強化し、解毒を促進。この作用によって、毒素や老廃物を素早く体外に排出することが可能です。
不要な物質が体内に溜まりにくくなるので、疲れからの回復も早くなります。
またグルタチオンには、二日酔いの原因であるアセトアルデヒドの毒素をなくす効果も認められており、二日酔いからの回復もサポートします。
白玉注射は効果なし?効果を持続させるための施術頻度
白玉注射の効果を持続させるには、複数回の施術が必要になります。白玉注射は頻繁に施術を受けなければ、効果が現れにくい治療法です。
一度の施術だけだと「効果がない」「意味ない」と感じるかもしれませんが、繰り返し治療を受けることで効果を実感できるようになります。
治療の頻度や回数は1〜2週間に1回の間隔で、6〜10回程度が目安です。
白玉注射の効果はいつから実感できる?
白玉注射は一回で効果を得られる可能性が少ない治療法です。効果を実感するまでは10回程度の治療を受ける必要があります。
レーザー治療のようにシミやくすみを直接消すものではなく、白玉注射は体内から肌をきれいにする治療法なので、すぐには効果を実感しにくいです。
その代わりシミやくすみ、肌荒れの改善、美白・美肌効果といった、総合的な肌質改善が期待できます。
白玉注射・白玉点滴は危険?施術時の副作用と注意点
白玉注射や白玉点滴が人体に危険を及ぼす可能性はないと考えられます。
グルタチオンは体内に存在する成分なので、副作用が生じるリスクは少ないためです。
ただし、まれに発疹や胸部の不快感、赤み、内出血などの症状が出る可能性があります。
針を刺す治療法なので、内出血が生じるリスクは否定できません。しかし、内出血が起きる可能性は低く、起きたとしても軽傷で済むケースがほとんどです。
そのほか、急速に薬剤投与すると血管の痛みや吐き気が起きる可能性も考えられます。
白玉注射に関するよくある質問
白玉注射の施術に関するよくある質問について、回答をまとめました。
白髪増加との関係性、他の治療法との併用の可否、プラセンタ注射との違いについて解説しています。
Q.白玉注射・点滴をすると白髪が増えることはありますか?
「白玉注射・点滴を打つと白髪が増える」といった、医学的なエビデンスや事例は存在しません。
白髪の原因はメラニン色素の減少です。白玉注射はメラニン色素の生成抑制する作用があるため、「白玉注射は白髪が増える」といった誤解が生まれやすいでしょう。
しかし、白玉注射が白髪を誘発する事例はないため、心配する必要はありません。
Q.他の美容注射と併用できますか?
白玉注射は他の美容注射と併用しやすい治療です。
たとえば、ダーマペンやマッサージピールなどの美容注射と一緒に治療を受けられます。他の美容注射と併用すれば、効果をより高めることが可能です。
そのため、白玉注射は一人ひとりの目的や悩みに合わせた細かな対応が可能な治療法といえます。
ダーマペンの効果や特徴について知りたい方は、次のページをご覧ください。
ダーマペンで肌質改善!効果はいつから出る?3つの特徴や施術方法を解説!
Q.白玉注射とプラセンタ注射の違いは何ですか?
プラセンタは人の胎盤から抽出したエキスを注射する治療法です。
白玉注射とプラセンタの違いは、次の通りです。
白玉注射 | プラセンタ注射 | |
---|---|---|
特徴 | ・主成分はグルタチオン ・体の内側から肌質を改善 |
・胎児の成長に必要な栄養素を豊富に含む ・免疫力や自然治癒力を増大 |
主成分 | グルタチオン(グルタミン酸、システイン、グリシン) | ・たんぱく質 ・アミノ酸 ・脂質や糖質 ・ビタミンやミネラル ・酵素や核酸 |
副作用 | ・発疹 ・胸部の不快感 ・赤み ・内出血 など |
・疼痛 ・発疹 ・発熱 ・かゆみ など |
プラセンタの効果は白玉注射と同様、アンチエイジングや美白・美肌、免疫力向上、肝機能改善などです。
肌のくすみやシミ、老化などが気になる方は白玉注射が向いています。一方で、肌の潤いやしわのほか、自律神経の乱れによる不眠やストレスがある方はプラセンタ注射が向いています。
ただし、プラセンタ注射を受けると献血ができなくなる点に注意が必要です。
まとめ:白玉注射は美白肌になりたい方におすすめ
白玉注射はグルタチオンを血液に直接注入することで、さまざまな健康・美容効果を期待できる治療法です。次のような効果が期待できます。
- メラニンの生成抑制による美容・美白効果
- エイジングケアや抗アレルギー作用
- デトックス効果による肝機能の保護
グルタオチンはシミやくすみの原因であるメラニンの生成を抑え、美容・美白効果をもたらします。また肝臓の働きを補助してくれるので、老廃物や毒素などの排出が促されます。
白玉注射を打つことで、体の内側から美しく白い肌になることが可能です。美肌・美白を目指したい方は、一度白玉注射をご検討ください。