魚の目(うおのめ)の原因と治療方法は?タコとの違いや痛い場合の対処法を解説
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「うおのめとはどんな病気?」
「うおのめになったらどうすればいい?」
このように、足や手の皮膚疾患に悩んでいる方もおられるのではないでしょうか。
うおのめは足や手の一部が痛みを伴って硬くなる皮膚疾患です。
本記事では、うおのめの原因をはじめ治療方法や痛い場合の対処法を紹介します。
また、記事の後半ではうつる可能性や「タコ」との違いについても解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
魚の目(うおのめ)とは?
うおのめとは、足や手にできる直径5mmほどの皮膚疾患です。
通常は大人の足にできやすく、発症すると歩く時に強い痛みを伴います。
うおのめは、歩行などによって刺激が繰り返し一定の部位に加わり、角質が厚くなることが原因です。
そのため、皮膚がやわらかい子どもにはできにくく、似たような症状が子どもに現れた場合はウイルス性のイボである可能性が高いです。
魚の目(うおのめ)はなぜ足にできる?原因を解説
うおのめの原因は、外部からの刺激です。皮膚に継続的に摩擦や圧迫などの刺激が加わることで、角質が厚く硬くなります。
たとえば、足の大きさや形が合っていない靴やハイヒールを長時間履いていたり足の一部分に大きな負担があるような歩き方をしていたりすると、うおのめになりやすいです。
うおのめは角質が硬くなるだけでなく、皮膚の奥に芯ができて神経を圧迫します。
そのため、歩いているだけでも強い痛みを感じることが多いです。
魚の目(うおのめ)の取り方・治し方は?治療方法を紹介
うおのめの治療方法は2種類あります。
- 市販薬を使って自分で治療する
- 病院で治療してもらう
うおのめは、皮膚の奥にある芯がなくならない限り再発するため、再発を予防するためにも医師の診療を受けましょう。
ここからは、2種類の治療法について詳しく解説します。
魚の目(うおのめ)の治療方法1.市販薬を使う
ごく軽度の症状に限り、うおのめは市販薬が有効な場合があります。
うおのめに効果が認められる市販薬には、以下の3タイプあります。
- 軟膏タイプ
- 液体タイプ
- テープタイプ
軟膏タイプや液体タイプの薬は、清潔にした患部に直接塗るようにして治療を進めます。
また、テープタイプの薬は2~3日貼り付けて患部をふやかし、その後は直接うおのめの芯を除去します。
ただし、自分で治療を試みると患部から雑菌が入ったり芯が取り切れず再発したりする可能性があるため、基本は病院で治療を受けましょう。
魚の目(うおのめ)の治療方法2.病院で治療する
うおのめは病院で治療できます。
病院では厚くなった角質を削り、うおのめの中心を切除して芯を取り除きます。
病院での治療は自分での治療と違い、症状に合わせた治療ができ、再発のリスクも低いというメリットがあります。
市販薬で効果が見られない時や、痛みがひどい時は医師の診療を受けましょう。
魚の目(うおのめ)ができて歩くと痛い場合の対処法は?
うおのめができて歩くと痛い場合は、「スピール膏」と呼ばれる市販薬を使って角質をふやかしましょう。
スピール膏によって角質がふやけ、皮膚の奥にある芯がやわらかくなれば痛みが緩和されます。
ただし、うおのめの芯が深い場合にはやわらかくなるまで数日かかるほか、根本的な治療にはなりません。
うおのめが痛くて歩行が困難な場合は皮膚の奥にできる芯の除去が必要なので、可能な限り早く医師の診療を受けましょう。
なお、治療方法によってはふやけた状態では施術できない場合もあるので、事前に医師に相談することをおすすめします。
魚の目(うおのめ)に関するよくある質問
うおのめに関するよくある質問をまとめました。
魚の目(うおのめ)が人にうつることはありますか?
うおのめが人にうつることはありません。
うおのめの原因はウイルスや細菌などではなく、外部からの刺激によって皮膚の中にできる硬い芯です。
そのため、患部を触っても人には感染しません。
魚の目(うおのめ)とタコの違いはなんですか?
うおのめとタコには以下のような違いがあります。
うおのめ | タコ | |
---|---|---|
症状 | ・皮膚が硬くなる ・皮膚の奥に芯ができる ・歩行が困難なほど痛みを伴う |
・皮膚が黄色くなる ・皮膚が硬く盛り上がる |
できやすい部位 | 足裏 | 足裏を含め幅広い部位 |
タコは生活習慣によってさまざまな部位にでき、うおのめと違って痛みがないことが多いです。
下記の記事では、タコの原因や症状について詳しく解説しています。
胼胝の治し方や放置するリスクも紹介しているので参考にしてください。
魚の目(うおのめ)が手にできた場合はどう対処しますか?
うおのめが手にできた場合でも、足と同様の治療をします。
ただし、まずは手にできたものがうおのめであるかどうかを確認する必要があります。
鉛筆やペンなどが頻繁に当たる部位であればうおのめの可能性もありますが、タコや細菌性のイボである可能性も少なくありません。特に、外部からの刺激が少ない手の甲にできた場合はイボの可能性が高いでしょう。
皮膚疾患によって治療方法は大きく変わるため、まずは医師の診療を受けることが重要です。
魚の目(うおのめ)を放置するとどうなりますか?
うおのめを放置すると、悪化する可能性があります。
うおのめの芯は時間や刺激によってさらに大きくなり、神経を圧迫します。
また、うおのめに刺激が加わることによって「滑液包炎(かつえきほうえん)」と呼ばれる病気を発症することもあるため注意が必要です。
滑液包炎は強い痛みを伴って赤く腫れあがる皮膚疾患で、発症すると腫れによって動きが制限されることもあります。
東京で魚の目(うおのめ)の治療ならアイシークリニックへご相談ください
うおのめは外部からの刺激によって誰でも起こり得る皮膚疾患です。
しかし、発症すると強い痛みから歩行が困難になることも少なくありません。市販薬での治療は細菌が入ったり再発のリスクがあったりと難しい場合もあるため、まずは医師の診療を受けましょう。
アイシークリニックは、老若男女どなたでも相談しやすいクリニックを目指しています。
どんな症状であっても、患者様と相談しながら安心の治療方法を提案させていただきますので、足裏の痛みに少しでもお悩みの方は、アイシークリニックにご相談くださいませ。