エムスカルプトNEOとは？期待できる2つの効果や持続期間について解説
- 本コラムの内容について、当院では現時点では取り扱いがございませんが、情報のひとつとしてご利用下さい。
「エムスカルプトNEOの痩身効果は本当？」
「エムスカルプトNEOに痛みやダウンタイムはある？」
などとお考えではありませんか？
エムスカルプトNEOは、痩身効果が期待できる医療機器です。2種類のエネルギーを利用した照射により、脂肪燃焼と筋力増強を同時に促します。
このページでは、エムスカルプトNEOの治療効果や持続期間、他のマシンとの違いについて解説します。
なお、ダイエットに興味のある方にはGLP-1もおすすめです。注入することで食欲が抑えられ、食べ過ぎを防ぐことができます。GLP-1について気になる方は下記の記事をご覧ください。
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目次
エムスカルプトNEOとは？ダイエットと筋肉増大を同時に行える医療機器
エムスカルプトNEO（エムスカルプトネオ）は、痩身効果が期待できる医療用マシンです。イギリスのBTL社が開発した「エムスカルプト」の後継機にあたります。
エムスカルプトNEOは、「シンクロ波」と「ハイフェム＋」という2種類のエネルギーを利用し、脂肪の減少と筋力の増強を同時に促します。
1回30分ほどの施術で約2万回の筋収縮が可能です。4回の施術で、12〜16週間のトレーニングと同程度の筋肉成長を促す効果が期待できます。
エムスカルプトNEOの治療メカニズム
（alt：エムスカルプトNEOの治療メカニズム）
エムスカルプトNEOは異なる照射パターンを組み合わせ、以下の流れで治療を行います。
- 単収縮：均一な筋肉刺激を引き起こす
- 収縮加重：血流を増やし、筋肉をウォームアップする
- 不完全強縮：筋肉を刺激し始めるが、収縮は不十分
- 段階的収縮：段階的に最大収縮を目指す
- 超極大筋収縮：数秒間、筋肉が最大収縮する
- 二重強縮：二重収縮へ移行する
- 連続単収縮：溜まった乳酸の除去を促す
これら7つの照射パターンにより、エムスカルプトNEOは効率的に筋肉の成長を促します。
以下の項目では、エムスカルプトNEOの特徴である2種類のエネルギー照射について解説します。
シンクロ波で皮下組織に熱エネルギーを誘発
エムスカルプトNEOのシンクロ波は、血液循環を改善する作用があります。
シンクロ波から発せられる高周波の熱作用により、皮下組織の温度が上昇して血流が改善。運動前のウォームアップと同じように、血液の流れを良くして筋収縮に向けた準備を行います。
さらに、皮下組織の温度は照射から数分で42～45℃に到達し、脂肪細胞の自然死（アポトーシス）が起こります。分解された脂肪細胞が体内から排出されることで、シェイプアップが可能です。
ハイフェム＋で筋収縮を引き起こす
エムスカルプトNEOのハイフェム＋は、照射部位に強い筋収縮をもたらします。
ハイフェム＋に使われているのは、皮下組織の深部にまで到達する高密度焦点式電磁技術です。照射により、通常の運動では得られない強度・回数の筋収縮を引き起こします。
対象部位の筋肉に負荷をかけることで、筋組織の成長が促進。その結果、筋肉量が増えて引き締まった身体を目指すことが可能です。
エムスカルプトとエムスカルプトNEOの違い
「エムスカルプトNEO」は、「エムスカルプト」と異なりシンクロ波の照射が可能です。
従来のエムスカルプトでは、ハイフェムの照射しか行えず、主として筋力増強の効果しか期待できませんでした。
一方、後継機にあたる「エムスカルプトNEO」は高周波のシンクロ波を搭載しています。皮下組織に熱作用を与えることで、ハイフェム＋の筋力増強と同時に脂肪の減少を促します。
エムスカルプトNEOで期待できる2つの効果
エムスカルプトNEOの治療により、次の2つの効果が期待できます。
- 脂肪の減少
- 筋肉の増加
局所的に脂肪を減らすだけでなく、筋力増加により引き締まった身体を目指せます。
以下で詳しく見ていきましょう。
効果①脂肪の減少
エムスカルプトNEOにより、お腹や二の腕などの部分痩せが目指せます。
これは脂肪細胞が一定時間42～43℃を超える温度にさらされ、「アポトーシス」と呼ばれる脂肪細胞の自然死が引き起こされるためです。
アポトーシスによって分解された脂肪は体内から排出され、脂肪量の減少をもたらします。
なお、エムスカルプトNEOは表皮温度が42℃を超えないように出力調整されており、周辺組織に損傷を与えるリスクがほとんどありません。
効果②筋肉の増加
エムスカルプトNEOには、筋力量を増やす効果も期待できます。
これはハイフェム＋の照射により、「超極大筋収縮」と呼ばれる現象が引き起こされるためです。
通常の筋力トレーニングは、一定の強度と頻度で筋収縮を繰り返すことで筋肉の成長を促します。
一方で超極大筋収縮は、通常の筋収縮と比べて、強度と頻度が高いことが特徴です。
ハイフェム＋は強力な電磁を用いて、運動ニューロンを活性化します。超極大筋収縮を引き起こし、筋肉を効率的に鍛えることが可能です。
エムスカルプトNEOは効果なし？複数回の治療が必要
エムスカルプトNEOの効果を十分に得るためには、継続的な治療が大切です。
まずは1～2週間の間隔をあけ、1クール4回の施術を行いましょう。すぐに変化を生じる場合もありますが、通常は最後の治療から2～4週間後に効果が実感できます。
エムスカルプトNEOの効果は、米国で実施された複数の臨床試験により示されました。また、日本の厚生労働省にあたる米FDA（食品医薬品局）をはじめ、世界5か国の機関の承認を得ています。
エムスカルプトNEOの効果はどれくらい続く？持続時間は1年が目安
エムスカルプトNEOの効果は、最後の治療から1年間ほど持続する見込みがあります。
機器が導入されてから間もないため長期的なデータが示されていません。しかし、エムスカルプトのデータでは、最後の治療から1年後も効果が持続していることが実証されています。
体型を維持するために、効果が実感できた後も1か月～半年に1回のペースで治療を継続することが推奨されています。
エムスカルプトNEOの施術ができる部位
エムスカルプトNEOの対象部位は以下の通りです。
- お腹
- お尻
- 二の腕
- 太もも
- ふくらはぎ
二の腕やふくらはぎの脂肪にお悩みの方は、エムスカルプトNEOの治療が有効です。また、たるんだ腹筋を引き締め、姿勢を全体的に改善する効果も期待できます。
エムスカルプトNEOに痛み・ダウンタイムはある？
エムスカルプトNEOにダウンタイムはありません。
なぜなら、エムスカルプトNEOは一般的な痩身治療とは異なり、メスや注射を使用しないためです。
施術後の回復期間を必要としないことから、仕事や学業で忙しい方も無理なく治療を続けられます。また、1～2週間という短い間隔での再施術が可能です。
エムスカルプトNEOの副作用｜筋肉痛や赤みなどがある
エムスカルプトNEOの副作用として、筋肉痛や皮膚の赤みが生じる場合があります。
筋肉痛は筋肉の強い収縮に伴うものです。個人差はありますが、日常的に運動をしない方や回復時間が遅い方は、痛みが1週間ほど続くことがあります。
皮膚の赤みは照射の熱によるもので、2日以内におさまることが一般的です。筋肉痛が見られない場合でも、痩身効果はに期待できます。
エムスカルプトNEOの施術を受けるのがおすすめな人
エムスカルプトNEOの治療は、BMI35以下のさまざまな人に向いています。
BMIは肥満度をあらわす指標であり、以下の計算式で求めることが可能です。
BMI ＝ 体重（kg）÷［身長（m）× 身長（m）］
BMI35は身長150cmなら体重75kg程度、身長160cmなら体重85kg前後の方が該当します。
二の腕の部分痩せをしたい方からウエストを引き締めたい方まで、エムスカルプトNEOは多くの方におすすめです。
エムスカルプトNEOの治療が受けられない人
以下に当てはまる場合は、エムスカルプトNEOの治療を受けられません。
- 妊娠している
- ペースメーカーを装着している
- 治療部位に金属インプラントを挿入している
- 治療部位にタトゥーを入れている
その他、疾患によっては治療を受けられない場合があります。詳しくは担当医にご相談ください。
エムスカルプトNEOの類似品は効果や安全性が検証されていない
医学的根拠に基づく効果が期待できるのは、エムスカルプトやエムスカルプトNEOに限られます。
類似の技術を用いた機器が流通していますが、いずれも効果の十分な検証が行われていない可能性が高いです。
一方のエムスカルプトNEOは、FDAを含む世界5か国の機関で承認され、複数の臨床研究が行われています。火傷やあざなどのリスクもないため、体型に悩む多くの方が受けられる治療です。
エムスカルプトについては以下のページで詳しく解説していますので、あわせてお読みください。
エムスカルプトは効果ない？脂肪燃焼の仕組みやメリット・デメリットを解説
エムスカルプトNEOはリバウンドがしにくい痩身治療機器
エムスカルプトNEOは、高い痩身効果が期待できる治療機器です。「シンクロ波」「ハイフェム＋」と呼ばれる2種類のエネルギーを照射し、脂肪燃焼と筋力増強を同時に促します。
適応部位はお腹やお尻、太ももなど。リバウンドしにくい身体を目指せる上に、副作用も筋肉痛や赤みなど軽微なものに限られます。
他の機器との違いを把握した上で、ご自身に合った痩身治療をお選びください。
なお、ダイエットに興味のある方にはGLP-1もおすすめです。注入することで食欲が抑えられ、食べ過ぎを防ぐことができます。GLP-1について気になる方は下記の記事をご覧ください。
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