ヘアタトゥーとは?メリット・デメリットやおすすめな人について解説
- 本コラムの内容について、当院では現時点では取り扱いがございませんが、情報のひとつとしてご利用下さい。
「ヘアタトゥーって何?」
「ヘアタトゥーのメリットやデメリットについて知りたい」
とお考えではありませんか?
ヘアタトゥーは頭皮に染料を入れて薄毛をカバーする施術です。男性や女性などの性別に関係なく施術を受けられます。
さらに、全体的に薄毛が進行している方だけでなく、円形脱毛症など部分的な薄毛でお悩みの方にも有効な薄毛対策です。
こちらのページではヘアタトゥーのメリット・デメリット、施術がおすすめな方について解説します。
目次
ヘアタトゥーとは?薄毛をカバーするアートメイク
ヘアタトゥーは、頭皮にほどこすアートメイクです。薄毛や円形脱毛症でお悩みの方に対して、薄毛部分をカバーして目立たなくします。
ヘアタトゥーで再現できるのは坊主頭です。頭頂部にドット(黒い点々)を入れることで、つるつるではなく坊主頭に見せることができます。
またヘアタトゥーは施術当日から効果を実感できるのも特徴です。薄毛が原因で目立った地肌の改善を目指します。
ヘアタトゥーがおすすめな人は?生え際やつむじの薄毛を隠したい人など
ヘアタトゥーがおすすめなのは、以下に該当する方です。
- つむじの薄毛が気になる方
- 前頭部の生え際が気になる方
- 現在スキンヘッドにしていて毛穴が欲しい方
- 部分的に毛が少ない方
- 髪の毛が全体的に少ない方
- 薄毛を改善したいけど薬が適さない方
など
ヘアタトゥーは生え際や分け目、つるつるの見た目などを改善したい方におすすめの施術です。
分け目にヘアタトゥーを行えば、地肌と髪の毛の境が自然になるため、地肌が目立ちにくくなります。
また円形脱毛症などの部分的な脱毛に対しても有効です。ヘアタトゥーをすることで、一時的な脱毛が治るまでの間も脱毛部分を目立ちにくくできます。
ヘアタトゥーは女性の薄毛対策にも有効?性別問わず施術が可能
ヘアタトゥーは、女性の薄毛対策にも有効な施術です。
ストレスなどが原因の円形脱毛症をはじめ、薄毛でお悩みの女性に対して、薄毛を目立ちにくくさせて見た目を改善します。
ヘアタトゥーの施術は性別問わず受けられるため、まずはお悩みの症状を医師やクリニックにご相談ください。
ヘアタトゥーの持続期間はどのくらい?2~3年が目安
ヘアタトゥーは、施術後2~3年かけて徐々に劣化・色落ちしていきます。色落ちといっても色が全て消えたり、すぐに色が薄くなったりするわけではありません。
施術後は2〜3年を目安に様子を見て、色落ちが気になり始めたら再度ヘアタトゥーでドットを入れてもらうのも選択肢の一つです。
ヘアタトゥーに副作用はある?患部の赤みや腫れなど
ヘアタトゥーの施術では基本的に副作用はありません。
ただし、人によっては一時的に以下の症状が起こる可能性があります。
- 患部の赤み
- 患部の腫れ
- 患部の炎症
- かさぶた
など
また、ヘアタトゥーの施術によって傷跡ができる場合があります。しかし、傷跡は小さく、薬剤で着色するので目立ちにくいです。
ヘアタトゥーで失敗することはある?失敗・後悔しないための対策
ヘアタトゥーの施術を受けて「失敗した」「後悔した」と考える方もいるかもしれません。
主な失敗例として、納得のいかない仕上がりがあげられます。事前に提案してもらうデザインをしっかりと確認していなければ、仕上がりに納得できない可能性があります。
ヘアタトゥーの施術で失敗・後悔しないための対策は以下の2つです。
- 施術前にしっかりカウンセリングを受ける
- セカンドオピニオンを行う
施術前には不安点や症状を医師に相談して、デザインの共有や施術計画を提案してもらいましょう。
またセカンドオピニオンを求めるのも重要なポイント。一つのクリニックのみ受診して施術を決定するのではなく、複数のクリニックに相談して自分に適したクリニックで施術を受けることが大切です。
ヘアタトゥー後は自毛が生えなくなる?自毛への影響を心配するほどではない
ヘアタトゥーの施術後、自毛への影響は心配するほどではありません。
髪の毛は頭皮から2mm程度下にある「毛母細胞」と呼ばれる組織から形成されます。一方でヘアタトゥーは、頭皮から0.2mm程度下の「真皮」と呼ばれる皮膚層に染料を注入する施術です。
毛母細胞に針や染料が触れる施術ではないため、ヘアタトゥーが原因で自毛が生えてこなくなるとは考えにくいです。
ヘアタトゥーのメリット・デメリット
ヘアタトゥーのメリット・デメリットは、次の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
・雨や汗に影響されない ・円形脱毛症の方にも有効 ・髪の後退が目立ちにくくなる |
・見た目が短髪に限定される ・施術者の技術で仕上がりが左右される |
ヘアタトゥーは頭皮に直接色を入れるので天候などの影響を受けません。
さらに脱毛部分を目立ちにくくするので、頭部全体が薄毛の方だけでなく、生え際や円形脱毛症など部分的な薄毛でお悩みの方にも有効な施術です。
一方で長髪に見せることはできず、見た目は短髪に限定されるのがデメリットです。
その上、仕上がりは施術者の技術に影響されます。場合によっては仕上がりが不自然で、第三者にヘアタトゥーしていることがばれる可能性があります。
ヘアタトゥーの施術の流れ
ヘアタトゥーの施術の流れは、次の通りです。
- 初診・カウンセリング
患者様のお悩みを医師がカウンセリング・診察します。デザインを医師が提案・共有しますが、希望がある方は医師へ伝えましょう - 麻酔
施術前に麻酔を使用して施術時の痛みを和らげます - 施術
麻酔が効いた後にヘアタトゥーの染料を頭皮に注入します - アフターケア
患部を軟膏で保護します
ヘアタトゥーを受ける頻度や回数は、術後の経過を見ながら医師と相談して決めてください。
ヘアタトゥーの施術の経過とダウンタイム
ヘアタトゥーの施術後、ダウンタイムとして痛みや腫れが生じることがあります。
症状には個人差がありますが、赤みや腫れは1~2日程度で落ち着くことがほとんどです。
施術後は患部を軟膏などで保護しましょう。軟膏を塗る回数は、施術後3日間は1日4回程度、その後4日間は1日2回程度が目安です。
また、施術後にかさぶたが生じた場合は自然と剥がれるのを待ちましょう。無理に剥がすと色が定着しづらくなるためご注意ください。
ヘアタトゥー施術の注意点 | 妊娠中の方は受けられない
以下に該当する方は、ヘアタトゥーの施術を受けられない可能性があります。
- 妊娠中の方
- 金属アレルギーがある方
- 皮膚が弱い方
- 頭皮が日焼けしている方
妊娠中以外であれば、女性や未成年の方でも施術を受けられます。
また施術後一週間はサウナや温泉、水泳、エステなどの利用を控えることが大切です。
ヘアタトゥーの施術中に痛みはある?麻酔で痛みを感じにくい
ヘアタトゥーの施術中に痛みを感じることはほとんどありません。麻酔を使用して施術が行われるためです。
そのため、痛みが不安な方でも無理なく施術を受けられるかと思います。麻酔の使用に関しては、施術前のカウンセリング時に医師にご相談ください。
ヘアタトゥーに関するよくある質問
ヘアタトゥーに関するよくある質問についてまとめました。
Q.ヘアタトゥーと刺青の違いは何ですか?
ヘアタトゥーと刺青の違いは次の通りです。
ヘアタトゥー | 刺青 | |
---|---|---|
色落ち | 2~3年で徐々に退色 | 退色することがほとんどない |
インクが入る皮膚層 | 真皮と表皮の境 | 真皮の上層部から下層部 |
痛み | 弱い | 強い |
刺青はヘアタトゥーとは異なり、真皮の上層部から下層部にかけて多量の染料を注入するため、一度入れたら退色することがほとんどありません。
それに比べてヘアタトゥーは染料を注入する範囲が狭いため、徐々に退色していくことが特徴です。
また、刺青は麻酔を使用しませんが、ヘアタトゥーは麻酔を使用するため施術時の痛みが抑えられています。
Q.ヘアタトゥーはMRI検査に影響しますか?
ヘアタトゥーはMRI検査に影響しないと言えます。
金属などを原料とする刺青を入れている場合、MRI検査によってやけどを起こす危険性があります。
一方で、ヘアタトゥーに使用される染料は金属製の原料を主としていません。
そのためMRIによるやけどのリスクが低く、MRI検査も問題なく受けられます。MRIによるやけどなどがどうしても不安な方は、事前に医師にご相談ください。
ヘアタトゥーはすぐに見た目を改善できる薄毛対策
ヘアタトゥーはすぐに見た目を改善できる薄毛対策です。全体的に薄毛が進行している方だけでなく、部分的な薄毛に対しても有効です。
ヘアタトゥーが適している方としては、以下があげられます。
- つむじの薄毛が気になる方
- 前頭部の生え際が気になる方
- 現在スキンヘッドにしていて毛穴が欲しい方
- 部分的に毛が少ない方
- 髪の毛が全体的に少ない方
- 薄毛を改善したいけど薬が適さない方
など
ヘアタトゥーで失敗・後悔しないためにも、施術で不安な部分を相談したり、セカンドオピニオンを利用したりしましょう。