ヒーライトIIとは?ニキビ治療など期待できる7つの効果、副作用について解説

  • 本コラムの内容について、当院では現時点では取り扱いがございませんが、情報のひとつとしてご利用下さい。

「ヒーライトⅡの効果や副作用は?」
「ヒーライトIIの副作用や治療回数が知りたい」

とお考えではありませんか?

ヒーライトIIとは光治療器の一種です。590nmと830nmの2種類の波長を照射することで、しわやたるみなど肌トラブルの改善効果が期待できます。

こちらのページでは、ヒーライトIIの効果や副作用、施術の流れや経過について解説します。

ヒーライトIIによる治療が自分に適したものか判断できるようになるため、ぜひ最後までご覧ください。

なお、ニキビニキビ跡でお悩みの方は、下記の記事をご覧ください。

ニキビ・ニキビ跡の種類や治療方法の比較を紹介しておりますので、あなたのお悩みに合った治療方法をご検討いただけます。

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ヒーライトIIとは?LUTRONIC社が製造する医療用LED

ヒーライトIIはLUTRONIC社が製造する医療用LED

ヒーライトIIは、LUTRONIC社(ルートロニック)によって製造・販売されている医療用LEDです。

医療用LEDは、レーザー治療器のようにレーザーを照射するのではなく、高輝度LEDによって皮膚に光を照射する治療です。

ヒーライトIIは、590nmと830nmの2種類の波長を照射する「光照射技術(フォトシークエンステクノロジー)」という技術を搭載。創傷治癒力の促進や肌代謝の向上が期待できます。

また、ヒーライトIIは、1,800個の高輝度LEDを搭載することで、表皮だけでなく皮膚深部までエネルギーを届けることが可能。従来の医療用LEDでは難しかった、しわやたるみの改善効果も期待できます。

ヒーライトIIのLEDによる光治療の仕組み

ヒーライトIIは、590nmと830nmの2種類の波長を照射可能です。波長ごとに期待できる効果は次の通りです。​

波長 効果
590nm 角質細胞の間隔を緩め、830nmの波長の浸透率を向上
830mm 筋繊維芽細胞を活性化させ、しわやたるみ、毛穴などの肌トラブルを改善

ヒーライトIIの830nmの効果を向上させるために、はじめに590nmの波長を1分間照射。角質細胞の間隔を緩めます。

その後、830nmの波長で照射して筋繊維芽細胞の活性化させ、以下の効果を期待します。

  • 抗炎症効果
  • 免疫抑制効果
  • 沈痛効果
  • 傷の治癒効果
  • 血管拡張
  • 血行促進

これらの効果によって、しわやたるみの改善と同時に肌のハリやツヤの改善などさまざまな美容効果が期待できます。

また、ヒーライトIIで照射できる830nmの波長は近赤外線と呼ばれ、筋肉層にまで到達するのが特徴です。

ヒーライトIIで期待できる7つの効果

ヒーライトIIで期待できる7つの効果

ヒーライトIIの施術で期待できる効果は次の7つです。

  • ニキビやニキビ跡、アトピー性皮膚炎、赤ら顔の改善
  • シミや肝斑など色素沈着の改善
  • しわやたるみ、毛穴の開きの改善
  • 育毛・発毛効果による薄毛の改善、白髪の抑制
  • 傷跡の治療、内出血の改善
  • 肩こりや腰痛の治療
  • 代謝促進によるダイエット効果

以下では、それぞれの効果について詳しく解説します。

効果①ニキビやニキビ跡のクレーター、アトピー性皮膚炎の改善

ヒーライトIIは、ニキビやニキビ跡のクレーター、アトピー性皮膚炎の改善効果が期待できます。

ヒーライトIIは、肌に光を照射することでニキビの原因であるアクネ菌を殺菌。また、余分な新生血管を破壊することで、赤ニキビや赤ら顔の改善効果が期待できます。

そのほか、抗炎症効果も期待できるので、アトピー性皮膚炎の改善にも向いています。

ニキビの治療には、ヒーライトIIに加えてイオン導入を行うとより効果的です。イオン導入については、次のページで詳しく解説していますので、ぜひあわせてご確認ください。

ピーリングとは?イオン導入・コラーゲンピールとの相乗効果も解説!

効果②シミや肝斑など色素沈着の改善

ヒーライトIIは、シミや肝斑など色素沈着の改善効果が期待できます。

皮膚の深層部まで光を照射することで細胞を活性化。肌のターンオーバーやコラーゲンの生成を促進させることで、くすみやシミなどを改善させながら、肌にハリやツヤをもたらします。

また、目の周りの血行を促進することで、くまを改善する治療も可能です。

効果③しわやたるみ、毛穴の開きの改善

ヒーライトIIはしわやたるみ、毛穴の開きの改善効果が期待できる

ヒーライトIIに期待できる効果として、しわやたるみ、毛穴の開きの改善があります。

しわやたるみの原因の1つが、肌のコラーゲンやエラスチンの減少です。ヒーライトIIは光を照射することで、コラーゲンやエラスチンの減少を抑制し、生成を促進します。

これにより、しわやほうれい線、たるみの改善効果が期待できます。

またコラーゲンの生成促進作用により、毛穴の改善も可能です。

効果④育毛・発毛効果、白髪の抑制

ヒーライトIIは育毛効果や発毛効果、白髪の抑制が期待できるので、薄毛の方にもおすすめです。

ヒーライトIIを頭部に照射することで、頭皮の血流を改善、および毛母細胞を活性化。ヘアサイクルを正常化させることで、育毛効果や発毛効果、白髪の抑制へと導きます。

効果⑤傷跡の治療、内出血の改善

ヒーライトIIには、創傷治癒や代謝向上といった作用があります。

ヒーライトIIを照射し、マクロファージを中心としたの免疫細胞を増産することで表皮細胞・線維芽細胞を再構築。傷の治りを早め、内出血の改善効果も期待できます。

他のレーザー治療の後にヒーライトIIを照射することで、肌の回復を早め、ダウンタイムを短くすることも可能です。

効果⑥肩こりや腰痛の治療

ヒーライトIIは、肩こりや腰痛の治療として用いられることもあります。

これはヒーライトIIを照射することで、血流やリンパの流れを改善するためです。

また、ヒーライトIIは筋肉のコリをほぐすことで、筋肉痛の緩和効果も期待できます。

効果⑦代謝促進によるダイエット効果

ヒーライトIIは、ダイエット効果が期待できます。

ヒーライトIIを照射することで代謝を促進、脂肪燃焼効率を向上させます。

さらに、照射部位の体温を上昇させて脂肪細胞構造を分解し、脂肪融解に適した温度へと導きます。

脂肪吸引をはじめとする、その他の痩身治療と異なるアプローチでダイエットが可能です。

ヒーライトIIは効果なし?いつから実感できる?治療の継続が必要

ヒーライトIIは治療の継続が必要

ヒーライトIIの治療を受けて、いつから効果が実感できるのか疑問に思う方もいると思います。

ヒーライトIIは照射直後から実感できる場合が多いです。ただし、効果を実感できるまでにかかる期間には個人差があるため、複数回の施術で効果を実感する場合もあります。

また、ヒーライトIIは継続して治療を受けることでより効果を高められます。

ヒーライトIIは何回の治療が必要?治療間隔と回数の目安

ヒーライトIIの治療間隔や回数は、治療目的によって異なります。

治療目的ごとの治療間隔と回数をまとめた表が次の通りです。

治療目的 治療間隔 治療回数
リフトアップやニキビ治療 1~2週間に1回 10回
育毛 3日に1回 20回
ダイエット 1~2週間に1回 20回

ヒーライトIIは2ヶ月以内に10回の施術など、短期間で集中的に治療を行うことが基本です。

育毛目的やダイエット目的でヒーライトIIの治療を受ける場合には、より多くの治療回数が必要です。

ヒーライトIIの施術の流れと経過

ヒーライトIIの施術の流れと経過

ヒーライトIIの施術の流れは次の通りです。

  1. カウンセリング
    カウンセリングで肌の状態を確認し、施術方法を決定します
  2. 洗顔・メイク落とし
    施術はノーメイクで行われるため、洗顔してメイクを落とします
  3. 施術
    ヒーライトIIを照射します

ヒーライトIIは目元まで照射でき、ゴーグルをつける必要はありません。

また、ヒーライトIIの施術時間は、1回あたり10分程度が目安となっています。

ヒーライトII術後のアフターケア|化粧は当日から可能

ヒーライトIIは施術後のアフターケアがほとんど必要なく、施術直後にメイクして帰宅することも可能です。

ただし、ヒーライトIIは施術後に肌が乾燥しているように感じる場合があります。肌をしっかりと保湿するようにしてください。

ヒーライトIIの副作用やダウンタイム|痛みや腫れはほとんどなし

ヒーライトIIの施術で起こりうる副作用は次の通りです。

  • 膿が排出されニキビ様の白いプツプツができる
  • まれに赤みやほてり感が出る

ヒーライトIIの施術で、痛みや腫れなどの副作用が出ることはほとんどありません。

また、ダウンタイムもほとんどないので、痛みやダウンタイムを避けたい方でも治療を受けられます。

ヒーライトIIに関するよくある質問

ヒーライトIIに関するよくある質問

ここでは、ヒーライトIIに関するよくある質問をまとめました。

Q.ヒーライトIIのようなLED美顔器は意味ないって本当ですか?

家庭用LED美顔器を利用したことがある人の中には、「LED美顔器は意味がない」と感じた方もいると思います。

しかし、ヒーライトIIは家庭用美顔器と比べてLEDライトの数が多く、高い効果が期待できます。

医療機関で治療を受ければ、ヒーライトIIと他の治療を組み合わせることで、より高い治療効果を期待することも可能です。

Q.ヒーライトIIは保険適用できますか?

ヒーライトIIに保険が適用できるかどうかは、治療目的によって異なります。

しわやたるみの改善など美容目的では保険が適用されませんが、ニキビ治療など医療目的では適用される場合があります。

クリニックには健康保険証を持参し、カウンセリング時に保険が適用されるか確認しておきましょう。

ヒーライトIIは肌トラブルの改善が期待できる医療用LED

ヒーライトIIは肌トラブルの改善が期待できる医療用LED

ヒーライトIIとは医療用LEDの一種です。

2種類の波長の高輝度LEDを使用し、しわやたるみなど肌トラブルの改善効果が期待できます。

ヒーライトIIで期待できる効果は次の7つです。

  • ニキビやニキビ跡のクレーター、アトピー性皮膚炎の改善
  • シミや肝斑など色素沈着の改善
  • しわやたるみ、毛穴の開きの改善
  • 育毛・発毛効果、白髪の抑制
  • 傷跡の治療、内出血の改善
  • 肩こりや腰痛の治療
  • 代謝促進によるダイエット効果

ヒーライトIIは、1,800個の高輝度LEDを搭載することにより、従来のLEDマシンでは難しかった肌の深部まで効果を届けることが可能です。

肌のしわやたるみでお悩みの方は、ヒーライトIIの治療をご検討ください。

なお、ニキビニキビ跡でお悩みの方は、下記の記事をご覧ください。

ニキビ・ニキビ跡の種類や治療方法の比較を紹介しておりますので、あなたのお悩みに合った治療方法をご検討いただけます。

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監修者医師

高桑 康太 医師

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医
略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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