ヒアルロン酸豊胸とは?メリット・デメリット、長持ちさせる方法や失敗リスクを解説

  • 本コラムの内容について、当院では現時点では取り扱いがございませんが、情報のひとつとしてご利用下さい。

「ヒアルロン酸注射による豊胸って実際どうなの?」
「ヒアルロン酸豊胸の失敗リスクを知りたい」

といった疑問や悩みを抱いてはいませんか?

ヒアルロン酸豊胸は、ヒアルロン酸を胸に注射することで切らずにバストアップできる豊胸施術です。傷跡が残らないので、術後の傷跡で豊胸がバレるのを避けたい方に適しています。

今回はヒアルロン酸豊胸のメリット・デメリット、失敗リスクなどを解説します。

ヒアルロン酸豊胸とは?低吸収ヒアルロン酸を注入する豊胸法

ヒアルロン酸豊胸とは?低吸収ヒアルロン酸を注入する豊胸法

ヒアルロン酸豊胸とは、粒子が大きく、吸収されにくい「低吸収ヒアルロン酸」を注射器で注入する豊胸施術です。

ヒアルロン酸の注入量や注入部位を調節できるため、一人ひとりの悩みに合わせて、次のようなバストアップ効果を期待できます。

  • デコルテ(首筋や肩、胸元)にハリを出したい
  • 谷間を作りたい
  • 外側にボリュームを出したい

ヒアルロン酸豊胸はメスを使用しないので、手術を受けるのが不安な方でも受けやすいと言えます。注入したヒアルロン酸は、2〜3年程度で体内に吸収されていきます。

豊胸用ヒアルロン酸の種類と特徴

豊胸用ヒアルロン酸の種類と特徴

豊胸用ヒアルロン酸の代表的な種類と特徴には、次のものがあります。

SUB-Q HAC-40 PURE JEWEL
PURE FEEL
ハイアコープ
開発国 スウェーデン製 ドイツ製 日本製(TCB) ドイツ製
特徴 豊胸専用として開発されており、従来のヒアルロン酸よりも粒子が大きい ヒアルロン酸の濃度が濃いため、長期間ボリュームを維持できる 東京中央美容外科が開発したヒアルロン酸。吸収されにくく、持続性に優れる 粒子が大きいヒアルロン酸。従来のヒアルロン酸よりも柔らかい
持続期間 2~3年 2~3年 2~3年以上 2~3年

豊胸に使用されるヒアルロン酸は、各種類で持続期間や特徴が異なることが分かります。

また、医療機関によっても取り扱うヒアルロン酸の種類が異なるので、それぞれの特徴を踏まえた上で施術を受ける医療機関を選びましょう。

ヒアルロン酸豊胸の4つのメリット

ヒアルロン酸豊胸の4つのメリット

豊胸施術の中でも、ヒアルロン酸豊胸を受けるメリットは次の4つです。

  • 処置時間が短い
  • ダウンタイムが少ない
  • 傷跡をほとんど残さず豊胸できる
  • 自然な形のバストを作れる

ここでは、それぞれのメリットを詳しく解説します。

メリット①処置時間が短い

ヒアルロン酸注入によるバストアップは、注射器でヒアルロン酸を注入します。そのため施術時間が短く、治療に要する時間は15~30分程度です。

治療は、局所麻酔を実施した後にヒアルロン酸の注入を行います。施術時間は15分程度ですが、ヒアルロン酸の注入量によっては30分程度要する場合もあります。

施術が済んだら、すぐ帰宅することが可能です。

メリット②ダウンタイムが少ない

ヒアルロン酸豊胸は、他の豊胸方法と異なり、ダウンタイムや副作用が少ないです。日常生活には支障がなく、仕事は次の日から開始できます。

ただしダウンタイムが全く起こらないわけではありません。施術後には次の症状が現れる可能性があります。

  • 痛み
  • 腫れ
  • 内出血

また術後の飲酒や、激しい運動は3週間程度控えるようにしてください。施術当日に飲酒すると、内出血が引きにくくなる恐れがあります。

メリット③傷跡をほとんど残さず豊胸できる

ヒアルロン酸豊胸はメスを使用しない施術なので、傷跡がほとんど残りません。施術跡も針穴の3mm程度で済みます。

皮膚の切開が必要なシリコンバッグ挿入法では、わきの下やバストに傷跡が残ってしまう可能性が高いです。

傷跡が原因で豊胸がバレてしまうのが不安な方は、バレにくいヒアルロン酸豊胸が向いています。

メリット④自然な形のバストを作れる

ヒアルロン酸の豊胸は胸の形に合わせて注入量を変えられるので、望み通りの形状を実現しやすいです。例えばデコルテにハリを出すこともできます。

ただし、ヒアルロン酸の豊胸でデコルテをふっくらさせるのは難しいです。

ヒアルロン酸によるデコルテの調整とは、胸の上部にハリを出してデコルテを目立たなくさせるもの。デコルテに直接注入しても、鎖骨下から自然な膨らみを形成できるわけではありません。

ヒアルロン酸豊胸の2つのデメリット

ヒアルロン酸豊胸の2つのデメリット

ヒアルロン酸豊胸で失敗や後悔しないように、デメリットを把握しておきましょう。ヒアルロン酸豊胸のデメリットには、次の2つが挙げられます。

  • しこりができることがある
  • 炎症による感染リスクがある

ここでは、しこりや炎症のメカニズムや対処法について解説します。

デメリット①しこりができることがある

注入されたヒアルロン酸を体が異物だと認識してしまい、アレルギー反応でしこりができる場合があります。

アレルギー反応が出るとヒアルロン酸の周辺にコラーゲンの膜が形成され、カプセルのように膨れ上がります。

ヒアルロン酸は元々体内に存在する成分なので、アレルギー反応は起きにくいです。しかし大量注入や不均一な粒子を使用すると、しこりが生じるリスクが高まります。

しこりを除去するには、ヒアルロン酸を溶かす注射やマッサージが有効です。

デメリット②炎症による感染リスクがある

ごく稀に、施術中や施術後に体内に細菌が混入してしまい、炎症を引き起こす可能性があります。感染した箇所は、痛みが出て赤く腫れます。

炎症の治療には抗生剤の点滴や内服が有効です。

点滴や内服によって改善が見られなければ、ヒアルロン酸の溶解注射が行われることもあります。

ただし、ヒアルロン酸注射による感染リスクは高くないため、リスクについて考慮した上で豊胸を検討しましょう。

ヒアルロン酸豊胸はどのくらい持つ?持続期間は2〜3年が目安

ヒアルロン酸豊胸はどのくらい持つ?持続期間は2年~3年が目安

ヒアルロン酸豊胸による効果の持続期間は2~3年程度が目安です。

ただし個人差があるほか、注入する製剤によって期間は異なるので一つの目安としてお考えください。

また、ヒアルロン酸は時間が経過すると体内に吸収されていくのが特徴です。永久的な効果を期待できる施術ではありません。

ヒアルロン酸豊胸を長持ちさせるには?定期的に注入を繰り返す

ヒアルロン酸豊胸を長持ちさせるには?定期的に注入を繰り返す

ヒアルロン酸はいずれ吸収されていくため、長持ちさせるには定期的に注入を繰り返すことが必要です。

同じ部分に何度も注射を打ち続けていると、吸収速度が徐々に遅くなっていきます。

しかし、ヒアルロン酸を繰り返し注入しすぎると、しこりができる確率も高くなると考えられています。

しこりは、注入したヒアルロン酸の周りにコラーゲン繊維の被膜が形成され、カプセル化している状態です。ヒアルロン酸を注入すると、体が稀に異物と認識して被膜を形成することがあるため、繰り返しの注入はしこりを発生させる可能性を高めてしまいます。

ヒアルロン酸豊胸を行い、長期的にバストアップ効果を持続させたい場合は、別の豊胸施術に移行することもご検討ください。

ヒアルロン酸の豊胸後、硬い・しこりがあるのは失敗?

ヒアルロン酸の豊胸後、硬い・しこりがあるのは失敗?

ヒアルロン酸豊胸後、「胸が硬い」「しこりがある」と感じる方はいるかと思います。

豊胸などボリュームアップに用いるヒアルロン酸は粒子が大きいです。粒子の大きいヒアルロン酸は、粒子の小さいものと比べて硬いため、人によっては「思っていた以上に硬い」と感じるかもしれません。

特に豊胸前の胸が小さい方は胸の脂肪が少ないため、硬さを感じやすいです。

また、施術に失敗すれば、胸が硬くなったりしこりができたりします。施術の失敗例には次のものがあります。

  • ヒアルロン酸の注入箇所が悪い
  • ヒアルロン酸の一度の注入量が多すぎる

豊胸を目的とする場合、ヒアルロン酸は乳腺下に注入されなければなりません。

皮下直下に注入すると硬いと感じやすいほか、乳腺内や大胸筋内に注入すると炎症を起こしてしこりになりやすいです。

そのほか、ヒアルロン酸の一度の注入量が多ければしこりになりやすいため、術後に胸が硬い・しこりがあると感じたら施術が失敗している恐れがあります。

ヒアルロン酸豊胸のしこりを除去する方法

ヒアルロン酸豊胸でしこりができてしまった場合、除去する方法は次の通りです。

  • マッサージを行う
  • ヒアルロン酸を溶かす注射を打つ

注入して1~2ヵ月程度の時期であれば、マッサージで改善するケースがあります。

なお、ヒアルロン酸豊胸は人工物を注入する施術なので、どんなに注意しても、しこりができる可能性があります。

ただし、粘度が不均一な質の悪いヒアルロン酸を使用したり、一度にヒアルロン酸を大量注入したりすると、しこりになりやすいので注意が必要です。

ヒアルロン酸豊胸は後悔する?やめた方がいい?失敗を避ける方法

ヒアルロン酸豊胸を考えている方で、「失敗したらどうしよう」「後悔したらどうしよう」と不安になっている方は多いかと思います。

ヒアルロン酸豊胸を受けて後悔しないためには、次のポイントを考慮しましょう。

  • 注入量は多くても片胸200cc程度に抑える
  • 注入回数を多くしすぎない
  • 柔らかめのヒアルロン酸を選ぶ

大量に注入すると他の乳腺組織や皮下組織にヒアルロン酸が移動し、バスト内で炎症が起きる危険があります。

ヒアルロン酸豊胸を検討している方は、一度医療機関に相談してみて、リスクを含めて施術を受けるべきか検討することが大切です。

ヒアルロン酸豊胸についてよくある質問

ヒアルロン酸豊胸についてよくある質問

ヒアルロン酸豊胸でよくある質問について回答します。痛みの持続期間やヒアルロン酸が柔らかくなるまでの期間について答えています。

Q.ヒアルロン酸豊胸の施術後の痛みはいつまで続きますか?

施術後の軽い痛みや腫れは、約1週間続きます。時間の経過とともに気にならなくなるケースが多いので、まずは様子を見ましょう。

また注射部位が赤くなるケースもありますが、当日中には改善する場合が多いです。

まれに患部に熱感を生じ、赤みや痛みが長期的に続くこともあります。この場合は炎症を起こしている可能性もあります。

炎症を起こした場合は、ヒアルロン酸の除去や内服薬の服用といった治療が必要です。

Q.ヒアルロン酸豊胸後から柔らかくなることはありますか?

ヒアルロン酸豊胸は、術後1週間は硬い状態が続き、その後2週間程度で柔らかくなる場合が多いです。

冬場の寒い時期も硬くなる恐れがあるので、お風呂で3分程度マッサージしてほぐしましょう。

また術後は、ヒアルロン酸と同時に注入した麻酔液から吸収されるため、最初の1週間は目標のバストサイズよりも大きい状態となります。

2~3週間が経過すると麻酔液の吸収や患部のハリも落ち着くため、過剰なボリュームも徐々におさまり、目標のバストサイズへと近づいていきます。

まとめ:ヒアルロン酸豊胸は手術を受けずバストアップしたい方向け

ヒアルロン酸豊胸は手術を受けずバストアップしたい方向け

ヒアルロン酸豊胸は、短い処置時間と少ないダウンタイムで自然な形のバスト作りができる豊胸施術です。ヒアルロン酸の注入のみで豊胸できるため、手術を受けずにバストアップしたい方に適しています。

また豊胸によってしこりが生じたり、硬くなったりする可能性はありますが、ヒアルロン酸を溶かす注射やマッサージなど対処法も用意されています。

  • サイズアップしたい
  • 谷間が欲しい
  • グラマーなバストにしたい
  • リフトアップしたい
  • 左右差を改善したい

上記に当てはまる方で手術を受けるのが不安な方は、ヒアルロン酸豊胸をご検討ください。

監修者医師

高桑 康太 医師

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医
略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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