巻き爪や陥入爪の正しい治療方法6選!原因や予防方法も紹介
- 本コラムの内容について、当院では現時点では取り扱いがございませんが、情報のひとつとしてご利用下さい。
「巻き爪ってどうしてなるの?」
「巻き爪や陥入爪はどうやって治すの?」
上記のような疑問をお持ちの方がいるのではないでしょうか。
巻き爪は、深爪が原因で発症することが多いです。
本記事では、巻き爪の治療法を7つと巻き爪にならないための予防方法もまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
目次
巻き爪とはどんな病気?
巻き爪とは、爪が指の両側に向かって湾曲している状態を指します。巻き爪のみだと痛みは有りません。
爪が湾曲して皮膚に刺さってしまい、炎症を引き起こしている状態を「陥入爪(かんにゅうそう)」と呼び、巻き爪と合わせて引き起こされることもあります。
巻き爪は10人に1人が発症すると言われ、症状がない方でも巻き爪予備軍となっている可能性もあるため、ケアを行って予防することが大切です。
巻き爪の原因とは?
巻き爪の主な原因は深爪です。
爪の角の部分を切りすぎてしまうと巻き爪になる可能性があると言われており、爪は綺麗に切ることが重要です。
また、足の大きさに合っていない靴は爪を圧迫するため巻き爪の原因となる場合があります。
巻き爪はどうやって治す?巻き爪の治療方法
巻き爪の治療方法は下記が挙げられます。
- 3TO(VHO)法
- テーピング法
- コットンパッキング法
- ガタ―法
- ワイヤー法
- 巻き爪マイスター
- フェノール法
それぞれ紹介します。
巻き爪の治療法(1)3TO(VHO)法
巻き爪の1つ目の治療方法は3TO法です。
3TO法とは、専用のワイヤーを爪の左右にかけ、フックの力で巻き上げることによって爪の形を矯正する方法です。爪が短い方や先端より手前で変形している方に適しています。
ワイヤーを装着した際は違和感があるかもしれませんが、2日程度で慣れる方が多いようです。
3TO法は、処置に痛みが少なく、装着した後の日常生活に支障をきたす可能性が低いため、巻き爪や陥入爪で悩んでいる方によく行われます。
巻き爪の治療法(2)テーピング法
巻き爪の2つ目の治療方法は、テーピング法です。テーピング法は、患者様本人でもできる治療法です。
薬局にて売られている伸縮性のあるテープを使用し、巻き込んでいる爪の端っこから皮膚を引き離すようにテープで固定します。
爪を食い込ませないようにするのはもちろん、食い込んで炎症が起きてしまっている場合の痛みを軽くする効果が期待できます。
巻き爪の治療法(3)コットンパッキング法
巻き爪の3つ目の治療法は、コットンパッキング法です。テーピング法と同じく、患者様本人でもできる治療法です。
コットンパッキングの方法は、ピンセットを使用して皮膚に突き刺さっている爪の角と皮膚の間に少しずつコットンを詰め、皮膚と爪の間に隙間を作るようにします。
コットンを詰めすぎると爪が割れてしまう可能性があるため注意してください。
コットンパッキング法は、爪の周りに炎症がある場合に効果が期待でき、症状が軽い巻き爪や陥入爪の治療に行うことが多いです。
巻き爪の治療法(4)ガター法
巻き爪の4つ目の治療法はガタ―法です。
縦に切れ目を入れたチューブを、炎症箇所の爪と皮膚の間に挿入し固定する方法です。
チューブを緩衝材として使用する治療法で、痛みや炎症が強く肉芽がある場合は症状の縮小が期待できます。
巻き爪の治療法(5)ワイヤー法
5つ目に紹介する巻き爪の治療法は、ワイヤー法です。
ワイヤー法は幅広く湾曲している爪に対して効果が期待できます。
ワイヤー法の具体的な治療法は以下の通りです。
- 伸びた爪の白い部分に2箇所穴をあける
- 爪に合ったワイヤーを選ぶ
- ワイヤーを穴に通し、固定する
ワイヤー法は伸びている爪にワイヤーを通すため、深爪をしてしまっている方は、爪が伸びるまで他の治療法で対処する必要があります。
巻き爪の治療法(6)巻き爪マイスター
巻き爪の6つの治療法は、巻き爪マイスターと呼ばれる方法です。
巻き爪マイスターは、超弾性合金ワイヤーが内蔵された医療機器を使用する方法で、ワイヤーを爪の両側に固定することにより、持続的に巻き爪を矯正します。
巻き爪マイスターは爪を自然な形で矯正できる設計となっており、1〜3カ月くらいで症状改善が期待できます。
巻き爪は予防できる?巻き爪の予防方法(セルフケア)とは?
巻き爪の予防方法は下記の通りです。
- 爪の切り方
- 靴
それぞれ紹介します。
巻き爪の予防法(1) 爪の切り方
爪の切り方に気を付けることによって、巻き爪になる可能性を低くすることができます。
巻き爪や陥入爪は深爪が原因で引き起こされることが多いからです。
切り方のコツは、爪をまっすぐに切り、上から見た時に爪で下の皮膚が隠れるくらいの長さが適切です。
巻き爪の予防法(2) 靴
巻き爪は、適切なサイズの靴を履くことも予防法の1つです。
サイズの合わない靴を履くと、足の爪が圧迫されて変形する場合があります。サイズの大きな靴も足が滑ることによって爪に過度な負担がかかります。
また、既に巻き爪や陥入爪になっている場合は、窮屈な靴を履いていると痛みが生じやすいので、爪に負担のかかりにくいスニーカーやサンダルがおすすめです。
巻き爪に関するよくあるご質問
巻き爪に関するよくあるご質問にお答えします。
巻き爪は何科の病院に行けばいいの?
巻き爪は皮膚科で治療が可能です。
皮膚科における巻き爪治療は、外用剤や抗菌剤の内服による保存的治療となります。
なお、巻き爪は重症化してしまうと外科的な治療が必要となるため、形成外科でも診てもらえます。
巻き爪が保険適用外なのはなぜですか?
巻き爪の治療が保険適応外である理由は、巻き爪矯正が医療行為ではないからです。
巻き爪矯正は国によって「予防的ケア」と定義されています。
保険が適用されるのは医療行為のみのため、巻き爪矯正は保険適用外です。
もし、巻き爪矯正が医療行為となってしまうと、サロンや接骨院が医師法違反になってしまうため、国が予防的ケアと定義した背景があります。
東京で巻き爪治療ならアイシークリニックへご相談ください
巻き爪は悪化してしまうと、炎症を起こす可能性があるのでできるだけ早期の治療を心掛けましょう。
巻き爪による炎症の発症を減らすためにも、軽度の巻き爪ができてしまった段階で医療機関の受診を検討することが大切です。
巻き爪がある方は状態にかかわらず悪化する前にアイシークリニックへご相談ください。