テスリフト(TESSリフト)とは?3つの効果やダウンタイム、VOVリフトとの違いも解説

  • 本コラムの内容について、当院では現時点では取り扱いがございませんが、情報のひとつとしてご利用下さい。

「テスリフトの効果やダウンタイムが知りたい」
「テスリフトと他のスレッドリフトの違いは?」

とお考えではありませんか?

テスリフト(TESSリフト)とはスレッドリフトの一種です。従来のスレッドリフトと比較して糸が太く、効果の持続期間が長いといった特徴があります。

こちらのページでは、テスリフトのメリットやデメリット、他のスレッドリフトとの違いについて解説します。

テスリフトとは?3Dメッシュとバーブ糸を使用する韓国発スレッドリフト

テスリフトは3Dメッシュとバーブ糸を使用する韓国発スレッドリフト

テスリフト(TESSリフト)とは、韓国のZISHEL社によって開発されたスレッドリフトです。

韓国の政府機関「MFDS(食品医薬品安全処)」の認可を受けており、2020年時点で世界12ヶ国で販売されています。

テスリフトの特徴は、特殊な形状をした糸です。「バーブ」と呼ばれるとげが付いた糸を、網目状の3Dメッシュで覆う形状をしています。

バーブが皮下組織をしっかりとつかみ、周辺組織がメッシュ内に入り込むことで、長期間リフトアップ効果を持続できるのが利点です。

糸はPDO(ポリジオキサノン)と呼ばれる素材で作られており、時間の経過とともに溶けることで体内に吸収されます。施術後に糸を引き抜く必要はありません。

テスリフトで期待できる3つの効果

テスリフトで期待できる3つの効果

テスリフトで期待できる効果は次の3つです。

  • しわやたるみの改善・リフトアップ効果
  • コラーゲン・エラスチンの産生・美肌効果
  • 脂肪燃焼による小顔効果

以下では、テスリフトの3つの効果について詳しく解説します。

効果①しわやたるみの改善・リフトアップ効果

テスリフトには、しわやたるみの改善効果やリフトアップ効果が期待できます。

とげの付いた糸を皮膚下に挿入することで、顔のSMAS層(筋膜)を引き上げてリフトアップ。従来のスレッドリフトと比較してとげが強力なのでリフトアップ力が強く、長続きしやすいという特徴があります。

また、テスリフトで挿入した糸は約1年で吸収されますが、リフトアップ効果は2~3年続くのも特徴です。

効果②コラーゲン・エラスチンの産生・美肌効果

テスリフトは、コラーゲンやエラスチンの産生を促進することで、美肌効果が期待できます。

テスリフトで糸を皮下組織に埋め込むことで、皮下組織が反応し、修復時にコラーゲンやエラスチンの産生を促進します。

ただし、リフトアップ効果と異なり、コラーゲン・エラスチンの産生による美肌効果は実感できるまで時間がかかるため、施術直後に美肌を実感することは難しいです。

効果が出るまでにかかる時間には個人差がありますが、術後から2週間が目安です。

効果③脂肪燃焼による小顔効果

テスリフトに期待できる効果の1つが、脂肪燃焼による小顔効果です。

テスリフトの糸に使われているPDOには、脂肪を萎縮させる効果があるとされています。

そのため、テスリフトの施術を受けると、肌の引き締め効果と同時に、脂肪燃焼による小顔効果が期待できます。

テスリフトの2つのメリット

テスリフトの2つのメリット

テスリフトのメリットは、次の2つです。

  • 効果持ちが良く持続期間が長い
  • テスリフト ソフトノーズなど目的別に種類がある

以下では、テスリフトの2つのメリットについて解説します。

メリット①効果持ちが良く持続期間が長い

テスリフトは、効果持ちが良く、持続期間が長いというメリットがあります。

従来のとげ付きの糸では力がとげ部分に集中しやすく、効果が長続きしないといったデメリットがありました。

その点、テスリフトは3Dメッシュを採用することで皮下組織と糸の設置面積を大きくし、従来よりもコラーゲン・エラスチンの高い生成作用が期待できます。

とげが溶けて吸収された後も、メッシュと皮膚組織が癒着して長期的に効果が持続しやすいです。

従来のスレッドリフトの効果持続期間が1~2年だったのに対し、テスリフトはリフティング力が2~3年持続するのがメリットです。

メリット②テスリフト ソフトノーズなど目的別に種類がある

テスリフトには、テスリフトソフトノーズやテスリフトソフトなど目的に応じた、2つの種類があります。

それぞれの詳細は次の通りです。

テスリフトソフトノーズ テスリフトソフト
効果 ・鼻先を高くする
・鼻翼の広がりを抑える
・リフトアップ効果
・たるみの改善効果
・美肌効果
部位 鼻背、鼻中隔、鼻翼など 頬、二重あご、マリオネットライン、首のしわなど
おすすめの方 ・鼻の形が気になる方
・鼻を高くしたい方
・鼻筋を通したい方
・顔の輪郭やたるみが気になる方
・リフトアップしたい方

テスリフトであれば、自分の目的に合わせた種類の施術を受けられます。

テスリフトの2つのデメリット

テスリフトの2つのデメリット

テスリフトのデメリットは、次の2つです。

  • ダウンタイムの腫れやひきつれが1週間ほど続く
  • 副作用でしこりやアレルギーが出る

そのほか、施術後に痛いと感じる場合があります。以下では、テスリフトの2つのデメリットを詳しく解説します。

デメリット①ダウンタイムの腫れやひきつれが1週間ほど続く

テスリフトは、ダウンタイムで腫れやひきつれを感じる場合があります。

ただし、施術後の腫れはむくみ程度で、大きな腫れになるケースはほとんどありません。ダウンタイムの期間には個人差があり、施術後1週間ほど続く場合が多いです。

また、テスリフトの施術後、まれに内出血を起こすケースも存在します。内出血は1~2週間かけて徐々に薄くなっていきます。

デメリット②副作用でしこりやアレルギーが出る

テスリフトで起こりうる副作用が次の通りです。

  • 肌の違和感
  • アレルギー反応
  • 血行障害

また、テスリフトが失敗して起こりうる症状として、しこりができる場合があります。

しこりが確認された場合には、医師の診断を受け、糸を除去するか相談しましょう。

テスリフトの入れ方と術後の経過

テスリフトの入れ方と術後の経過

テスリフトの入れ方の流れが次の通りです。

  1. マーキング・麻酔
    糸を挿入する部分にマーキングを行い局所麻酔を行います。麻酔時の痛みが心配な方には麻酔テープや麻酔クリームを塗布することもあります
  2. 皮下層に糸を挿入
    皮下層に挿入して、皮下組織をしっかり掴みやすくします
  3. 糸の先端と最後の部分を折り返し
    テスリフトの3Dメッシュ構造の中に皮下組織が入り込みやすいよう、糸を折り返して挿入します
  4. 肌に糸を残す
    糸を残すことで組織の修復反応を促します

洗顔やメイクは、施術翌日から可能です。

また、施術後1週間は入浴を控え、飲酒やサウナ、激しい運動を1~2週間避けるようにしましょう。

術後の経過は次の通りです。​

手術後すぐ ・頬が腫れる
・局所麻酔の影響がある
(口が開けにくい・笑いにくいなど)
手術当日〜夜 ・局所麻酔が切れ、施術箇所に痛みを感じる
・痛みが強い場合には痛み止めを服用する
手術翌日〜3日間 ・頬の腫れが少しずつ引いてくる
手術後4〜7日間 ・痛みがなくなってくる
・頬周りの違和感は続く
・肌のリフトアップ効果を実感しはじめる
手術後1〜2週間 ・腫れが気にならなくなる
・肌が引き締まっているのが実感できる
手術後1〜3ヶ月 ・コラーゲンの増生が促進される
・さらなる引き締め効果を実感できる

術後の経過には個人差があるので、あくまで参考程度にお考えください。

テスリフトは何本入れる?適応部位と本数

テスリフトで挿入する糸の本数は、施術部位によって異なります。

テスリフトの適応部位は主に次の通りです。

  • フェイスライン
  • ほうれい線
  • マリオネットライン

例として、フェイスラインの施術を受ける場合の使用本数の目安をまとめた表が以下になります。

片頬 両頬
標準 2~3本 4~6本
多め 4~5本 8~10本

使用本数には個人差があり、本数が多い方がリフトアップ効果は高くなります。カウンセリング時に医師と相談して挿入する糸の本数を決めてください。

テスリフトとVOVリフトとミントリフトの違い

テスリフトとVOVリフトとミントリフトの違い

糸を使った美容治療の「スレッドリフト」には、テスリフトの他にVOVリフトやミントリフトなどがあります。

テスリフトと他のスレッドリフトの違いは次の通りです。

テスリフト VOVリフト ミントリフト
糸の素材 PDO(ポリジオキサノン) PCL(ポリカプロラクトン) PDO(ポリジオキサノン)
糸の吸収期間 8ヶ月~1年 2年~3年 1年~1年半
特徴 ・長期間のリフトアップ効果が期待できる ・溶けて吸収されるまで時間がかかる
・物理的に長期間のリフトアップ効果が期待できる
・より引き上げの力が強い
・痛みが強い

テスリフトとVOVリフトの違いは、糸の素材です。

テスリフトはPDO(ポリジオキサノン)を使用しているので8ヶ月~1年で吸収されます。一方、VOVリフトのPCL(ポリカプロラクトン)は吸収されるまで2年~3年かかります。

しかし、テスリフトは吸収後も効果が2~3年持続するので、リフトアップ効果の持続期間に大きな違いはありません。

また、テスリフトの糸はとげがあるのに対して、ミントリフトの糸は返しがあるという違いがあります。引き上げる力はミントリフトの方が強いですが、術後に痛みと腫れが出やすいのが特徴です。

テスリフトはリフトアップの効果持ちが良い施術

テスリフトはリフトアップの効果持ちが良い施術

テスリフト(TESSリフト)とはスレッドリフトの一種です。目的別に種類が分かれ、肌のリフトアップや鼻の整形など悩みに合った施術を受けられます。

テスリフトのメリットは次の2つです。

  • 効果持ちが良く持続期間が長い
  • テスリフトソフトノーズなど目的別に種類がある

テスリフトは、特殊な形状の糸を使用することで、従来のスレッドリフトと比べて効果の持続期間が長いといった特徴があります。

効果をできるだけ長持ちさせたい方は、テスリフトの施術をご検討ください。

監修者医師

高桑 康太 医師

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医
略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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