花粉症の症状と対策は?効く市販薬やなりやすい時期も紹介
「花粉症」についての予約は東京院の皮膚科外来のみで行っております。
「花粉症の原因って?」
「花粉症になったらどうすればいい?」
このように花粉症に悩んでいる方もおられるのではないでしょうか。
花粉症は、植物の花粉によって起こされるアレルギー反応です。
本記事では、花粉症の原因や治療方法を紹介します。また、記事の後半では花粉症に効果が期待できる市販薬や予防方法も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
花粉症とは?
花粉症とは、植物の花粉が原因となって引き起こされるアレルギー反応の一種で「季節性アレルギー性鼻炎」とも呼ばれます。
鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどの症状が現れるのが特徴です。重度の場合は下痢や熱っぽさが現れることもあります。
また、花粉症の原因となる植物は日本に約60種類存在し、日本人の約39%がスギ花粉症だと言われています。
花粉症になりやすい人は?原因を紹介
花粉症の原因となる植物と症状が現れやすい時期は次の通りです。
植物 | 時期 |
---|---|
スギ | 2月~4月 |
ヒノキ | 3月~4月 |
イネ科植物 | 5月~10月 |
ハンノキ | 1月~4月 |
シラカバ | 3月下旬~6月 |
ブタクサ | 8月~9月 |
ヨモギ | 9月~10月 |
カナムグラ | 8月~10月 |
もともと花粉症以外のアレルギー疾患を自身または家族が持っていると、花粉症を発症しやすいと考えられています。
花粉症は咳が出る?症状を紹介
花粉症の主な症状は以下の通りです。
- 鼻水
- くしゃみ
- 目のかゆみ・充血
- のどのかゆみ
- 皮膚のかゆみ
- 下痢
- 熱っぽさ
そのほか、鼻の中で起こったアレルギー反応が気管に伝わることで咳をともなう場合もあります。
花粉症の診断・検査方法は?チェックすべき症状も紹介
花粉症の診断方法は主に以下の3つです。
診断方法 | 特徴 |
---|---|
血中IgE検査 | ・血中のIgE量を検査する ・IgEの総量、または花粉に反応するIgEを調べる ※IgE:アレルギー反応を引き起こす抗体 |
皮膚反応検査 | ・皮膚の表面を引っ掻き、花粉エキスを塗って検査する |
鼻粘膜誘発テスト | ・花粉エキスが染み込んだ紙を鼻の粘膜に付けて検査する |
そのほか、目に花粉エキスを点眼したり目の粘膜を採取したりしてアレルギーの原因となる白血球の数を調べることもあります。
花粉症の治療方法を紹介
花粉症の治療は、症状を抑える「対症療法」と根本的な治療を目指す「根治療法」に分けられます。
主な治療法は以下の通りです。
治療方法 | 種類 | 特徴 |
---|---|---|
薬物療法 | 対症療法 | ・「抗ヒスタミン薬」や「抗ロイコトリエン薬」を使用する ・アレルギーの原因物質の放出を抑える ・くしゃみや鼻水、鼻づまりに効果が期待できる |
レーザー治療 | 対症療法 | ・鼻の粘膜をレーザーで焼き、アレルギー反応を抑える ・薬の効果が認められず鼻の症状が強い場合に検討される |
免疫療法 | 根治療法 | ・アレルゲンを少しずつ体内に取り入れて免疫を獲得する ・治療に2~3年かかる |
従来までの免疫療法は注射による治療のみでしたが、近年は「舌下免疫療法」と呼ばれる治療法が普及してきています。
舌下免疫療法は舌の裏側に薬を投下し2分待ってから飲み込むというもので、痛みがなく手軽なのが特徴です。
花粉症に効く市販薬を紹介
花粉症に効果が期待できる市販薬に「抗ヒスタミン薬」があります。
アレルギーを起こす原因物質「ヒスタミン」の放出を抑えてくしゃみや鼻水を防ぎます。ただし、市販薬は効果が持続しにくいのが特徴です。
短時間で症状を緩和させる作用がありますが、効果が持続する時間は短いためあくまでも応急処置程度と考えましょう。
花粉症はどう防ぐ?予防方法を紹介
花粉症を予防するためには、早めの治療とマスクなどの着用が大切です。
花粉症は、症状が現れる前に予防的治療を行うことで花粉の飛散時期でも症状を軽減できます。
また、マスクや眼鏡を用いて花粉そのものを取り込まないようにしたり、家に入る時は服をはたいて花粉を落としてから入ったりすることも予防に繋がります。
花粉症に関するよくある質問
花粉症に関するよくある質問をまとめました。
花粉症対策になる食べ物や飲み物はありますか?
花粉症対策になる食べ物・飲み物は以下の通りです。
食べ物 | ・ヨーグルト ・青魚 ・チョコレート ・食物繊維が豊富な食べ物 など |
---|---|
飲み物 | ・緑茶 ・甜茶 ・ルイボスティー ・乳酸菌飲料 ・コーヒー など |
乳酸菌が多く含まれるヨーグルトは腸のバランスを保って善玉菌を活性化させるはたらきがあり、花粉症の過敏の反応を和らげる効果が期待できます。
そのほか、サバなど青魚に含まれる「オメガ3脂肪酸」は体内の炎症反応を抑制し、チョコレートに含まれる「カカオポリフェノール」には抗アレルギー作用があることがわかっており、花粉症の症状緩和につながると期待されています。
ただし、食べ物や飲み物はあくまで症状の緩和が期待できる程度のものなので、治療をするためにはまず医師の診療を受けましょう。
花粉症は何科に行けばいいですか?
花粉症は、アレルギー外来で治療を受けられます。
そのほか、耳鼻咽喉科、眼科、内科などでも治療が可能です。
東京で花粉症の治療ならアイシークリニックへご相談ください
花粉症は、スギやヒノキなどの花粉が原因で起こるアレルギー反応の一種です。
放置していても自然に治癒することは少なく、症状によって集中力が低下したりイライラしたりすることも少なくありません。
アイシークリニックは、老若男女どなたでも相談しやすいクリニックを目指しています。
どんな症状であっても、患者様と相談しながら治療方法を提案させていただきますので、花粉症に少しでもお悩みの方は、アイシークリニックにご相談くださいませ。
「花粉症」についての予約は東京院の皮膚科外来のみで行っております。