アクアチムとは?クリームや軟膏などの違い、効果や塗り方・使い方を解説
「アクアチムって何?」
「アクアチムの効果やタイプ別の塗り方について知りたい」
とお考えではありませんか?
アクアチムはニキビ治療に用いられる塗り薬です。ニキビ以外にもとびひ・水虫・おできなど皮膚感染症の改善も目指せます。
使い方を間違えると副作用を起こすリスクがあるため、用法用量を守ることが大切です。
こちらのページではアクアチムの効果や副作用、タイプ別の違いや塗り方について解説します。
なお、ニキビ・ニキビ跡でお悩みの方は、下記の記事も合わせてご覧ください。
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当院では患者様一人ひとりに適した治療法を提案し、結果にこだわった治療を行います。
お悩みや症状をしっかりとヒアリングいたしますので、まずは以下のボタンからカウンセリングをお申込みください。
目次
アクアチムとは?皮膚感染症やニキビ治療に用いる塗り薬
アクアチムは皮膚感染症やニキビの治療に用いる塗り薬です。有効成分としてナジフロキサシンが含まれています。
皮膚感染症は表皮ブドウ球菌などの細菌類が毛穴で増殖するのが原因です。炎症を起こして毛包炎(表在性皮膚感染症)や尋常性毛瘡、ざ瘡などの症状が現れます。
アクアチムはブドウ球菌やアクネ菌を殺菌・除去。赤みや腫れ、赤ニキビなど細菌による皮膚感染症の治療を目指します。
アクアチムクリームとアクアチム軟膏とアクアチムローション違い
アクアチムにはクリーム・ローション・軟膏の三種類があります。それぞれの違いについては以下の表をご覧ください。
タイプ | クリーム | 軟膏 | ローション |
---|---|---|---|
特徴 | 白色のクリーム剤 | 白色の軟膏剤 | 淡黄色澄明のローション剤 |
成分 | ナジフロキサシン | ナジフロキサシン | ナジフロキサシン |
効果 | ・ニキビの治療 ・おできの治療 ・とびひの治療 |
・おできの治療 ・とびひの治療 |
・ニキビの治療 |
副作用 | ・刺激感 ・かゆみ・赤み ・顔の熱感 ・ほてり感 ・皮膚の乾燥 など |
・刺激感 ・かゆみ・赤み ・顔の熱感 ・接触皮膚炎 ・皮膚の乾燥 など |
・刺激感 ・かゆみ・赤み ・顔の熱感 ・接触皮膚炎 ・皮膚の乾燥 など |
使い方 | ・1日に2回患部に使用 ・ニキビに使用する際は洗顔後に塗布 |
・1日に2回患部に使用 ・皮膚のみに使用 |
・1日に2回、洗顔後に患部に使用 ・皮膚のみに使用 |
3種類のアクアチムはいずれも塗り薬でタイプ別に大きな違いはありません。
医師やクリニックに相談して自分に適したものを処方してもらいましょう。
アクアチムの効果は?ニキビ・とびひ・水虫・おできなどの改善
アクアチムは次の症状の改善に効果が期待できます。
- ニキビ(ざ瘡)
- とびひ
- 水虫
- おでき
アクアチムに含まれるナジフロキサシンは、細菌の増殖を阻害・殺菌する作用を示します。
ニキビの原因となる「アクネ菌」や、水虫の原因となる「真菌」など、細菌による皮膚感染症の改善効果が期待できる治療薬です。
アクアチムは陰部の感染症にも有効?ヘルペス治療で用いられる
アクアチムはヘルペス治療でも用いられる治療薬です。
ヘルペスとは、ヘルペスウイルスによる皮膚感染症のことです。ウイルスの初感染・再感染・再発によって、皮膚や粘膜がただれるといった症状を起こします。
症状が強い場合は、アクアチムなど抗生物質の外用剤を併用することがあります。
アクアチムはニキビ跡にも効果ある?予防効果は期待できる
アクアチムはニキビ跡に直接的な効果が期待できません。
ただし、ニキビの治療に効果が期待できるためニキビ跡の予防にはつながります。
アクアチムに含まれるナジフロキサシンがニキビの原因になるアクネ菌を殺菌し、ニキビを改善してニキビ跡を予防する仕組みです。
ニキビ跡の治療について、以下のページで詳しく解説しています。ニキビ跡でお悩みの方はぜひあわせてご確認ください。
アクアチムの副作用は?ほてりや赤みなど
アクアチムで起こりうる副作用は、次の通りです。
- かゆみ
- 刺激感
- 赤み
- ほてり
- 接触皮膚炎
- 皮膚の乾燥
など
副作用の症状がひどく現れたり長引いたりする際は、医師やクリニックにご相談ください。
またアクアチムは、上記以外の副作用が出る恐れもあります。気になる症状が現れた場合は、我慢せずに医師や判断を仰ぎましょう。
【タイプ別】アクアチムの塗り方・使い方
アクアチムは、クリーム・ローション・軟膏で塗り方や使い方が少し異なります。それぞれのアクアチムの塗り方・使い方について詳しく解説します。
タイプ①アクアチムクリームの塗り方・使い方
アクアチムクリームの使い方・塗り方は、以下の通りです。
- ニキビに塗る場合は事前に洗顔する
- 自分に適した量を取る(使用する量は個人差あり)
- 患部を強くこすらないように塗る
- 塗り終わったら手を洗う
アクアチムクリームは、1日2回患部に使用する塗り薬です。使い忘れた場合も2回分を1度に使用してはいけません。
使用量は個人差があるため、医師や薬剤師に指示された量を使用してください。誤って多く使用して副作用を覚えた場合は、医師や薬剤師にご相談ください。
タイプ②アクアチムローションの塗り方・使い方
アクアチムローションの使い方・塗り方は、以下の通りです。
- 洗顔する
- 自分に適した量を取る(使用する量は個人差あり)
- 患部を強くこすらないように塗る
- 塗り終わったら手を洗う
アクアチムローションも1日2回、洗顔後に患部に塗布する薬です。クリームと同様、塗り忘れ場合は2回分を一度に使用してはいけません。
目に入った場合はすぐに水で洗い流してください。
タイプ③アクアチム軟膏の塗り方・使い方
アクアチム軟膏の使い方・塗り方は、以下の通りです。
- 軟骨を常温に戻す
- 自分に適した量を取る(使用する量は個人差あり)
- 広範囲に塗る際は軟骨を小分けにして何箇所かに塗る
- 患部を強くこすらないよう優しく全体的に広げる
- 塗り終わったら手を洗う
アクアチム軟膏についても他と同様、1日2回患部に塗布します。1回の使用する量は個人差があるため医師の判断に従ってください。
また、広範囲に塗る場合は小分けにして塗るのも大切です。全体的に優しく広げてアクアチムを塗りましょう。
アクアチムは傷口にも使える?問題なく使用可能
アクアチムは傷口にも問題なく使用可能です。有効成分のナジフロキサシンは細菌のみに作用するためです。
ただしアクアチムと類似した成分の市販薬は、傷口に使用できない場合があります。傷口の内側から皮膚の組織を壊してしまう恐れがあるため注意が必要です。
患部に傷口がある方は、アクアチムの使用をご検討ください。
アクアチムを使用する前の注意点 | 妊娠中の方は医師に相談する
アクアチムは皮膚のみに塗布してください。もし眼に入った場合はすぐに水で洗い流しましょう。
また、以下の方はアクアチムを使用する際に注意が必要です。
- 過去に薬を使用して、かゆみなどアレルギー症状が出たことがある方
- 妊娠中または授乳中の方
- 他に薬を使用している方
個人の判断で使用したり、使用を止めたりしないようご注意ください。担当医師や薬剤師に相談して判断を仰ぐことが大切です。
アクアチムの使用期間はいつまで?個人差がある
アクアチムは長期間使い続けると効かなくなる恐れがあります。
抗生物質を使い続けることで体の中に耐性菌ができて、抗生物質が効かなくなったり効果が薄くなったりするためです。
そのため指示された期間使用して効果を感じられない場合は、一度医師やクリニックにご相談ください。違う治療薬や治療方法を検討する必要があります。
アクアチムクリーム・ローション・軟膏は市販や薬局で購入できない
アクアチムクリーム・ローション・軟膏は市販や薬局で購入できません。有効成分を選んだり使ったりする際に専門的な知識が必要となるためです。
アクアチムを使用するためには医療機関に処方してもらう必要があります。
自分に適した治療薬を処方してほしい方は、一度医師やクリニックにご相談ください。
アクアチムは市販薬で代用可能?不安な方は医師の処方を受ける
アクアチムに似た効果が期待できる市販薬が販売されています。市販薬で症状の改善を目指すのも一つの方法です。
ただし、効果や副作用が不安な方は、医師の診断を受けて適したものを処方してもらいましょう。自分の症状に合った治療薬を紹介してもらえるほか、副作用などが起きた時にもスムーズな処置を受けられます。
アクアチムにジェネリック医薬品はある?トーワやナディバクトが該当
アクアチムのジェネリック医薬品には、「トーワ」や「ナディバクト」があります。どちらもアクアチムと同様、ナジフロキサシンを有効成分とする塗り薬です。
また、トーワは医療機関に処方してもらう必要があります。一方でナディバクトについては個人輸入で購入できる治療薬です。
ただし個人輸入による医薬品の購入・使用はリスクを伴います。できる限りリスクを抑えて治療を行うためにも、病院やクリニックで自分に適した治療薬の処方を受けましょう。
ニキビでお悩みの方はアクアチムをご検討ください
アクアチムは、皮膚感染症やニキビ治療に用いる塗り薬です。ニキビ以外にもとびひ・水虫・おできなどの改善も目指せます。
また、ヘルペスの治療に用いられているのも特徴。ニキビ跡に対して直接的な効果は期待できませんが、ニキビを治療することで予防することが可能です。
ただし、アクアチムは医療機関にて処方される塗り薬であるため、市販や通販で購入できません。医師の診断を受けて処方してもらいましょう。
なお、ニキビ・ニキビ跡でお悩みの方は、下記の記事も合わせてご覧ください。
ニキビ・ニキビ跡の種類や治療方法の比較を紹介しておりますので、あなたのお悩みに合った治療方法をご検討いただけます。
ニキビの種類や原因は?治療方法や料金についても解説
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