炭酸ガス(CO2)レーザーによるいぼやほくろの除去|3つの特徴や料金相場、注意点を紹介します
炭酸ガスレーザーは、ほくろやイボ、盛り上がっているシミなどを除去する際に使います。皮膚表面を削りますが、真皮を残した状態での処置となるため、跡が残りにくいことが特徴です。痛みも少なく負担が小さい治療法といえます。
このページでは、炭酸ガスレーザーの特徴や当院での治療料金、注意点などを紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
当院では患者様一人ひとりに適した治療法を提案し、結果にこだわった治療を行います。
お悩みや症状をしっかりとヒアリングいたしますので、まずは以下のボタンからカウンセリングをお申込みください。
目次
炭酸ガス(CO2)レーザーとは?ほくろやイボを除去できる治療のこと
炭酸ガスレーザーとは、ほくろやスキンタグと呼ばれるイボ、盛り上がっているシミなどを除去できる治療です。患部周りの皮膚にはほとんど影響がないうえ、除去部分も真皮を残すため跡が残りにくいです。ニキビやニキビ跡改善にも効果があります。
レーザーを使っての治療ですが痛みは少なく、治療後の影響も小さいため手軽に処置ができます。メスを使って切除した場合よりも治るのが早い点も特徴です。
顔だけでなく、目立ちやすいデコルテ(首筋から胸元)や荒れやすい背中、その他身体の各部位にも照射することができます。
炭酸ガスレーザーはこんな方におすすめ!
炭酸ガスレーザーは、次のような悩みを持つ人におすすめです。
- ほくろやイボ、シミなどで悩んでいる人
- 肌への影響を最小限にとどめたい人
- 痛みを伴う治療が苦手な人
炭酸ガスレーザーは、ほくろ、イボ、シミ、ニキビ、ニキビ跡といった幅広い肌トラブルに対応しています。患部周りの皮膚への影響が少なく、跡が残りにくい治療のため、治療による肌への影響が気になる方に向いていると言えます。
当院では炭酸ガスレーザーを施術する際に局所麻酔を使用します。そのため、痛みを感じにくい治療が可能です。
炭酸ガスレーザーで治療できる箇所やその効果は?
炭酸ガスレーザーで治療できる症状、効果について紹介します。治療できる症状は主に以下の3つです。
- 盛り上がったほくろやイボ
- シミやそばかす
- ニキビ・ニキビ跡
ひとつずつ詳しく解説していきます。
盛り上がったほくろやイボを除去できる
盛り上がったほくろやイボに炭酸ガスレーザーは効果的です。
炭酸ガスレーザーを患部に照射することで、細胞に含まれる水分がエネルギーを吸収、蒸散作用をおこします。これにより、瞬間的にほくろやイボの患部の組織が除去されます。
シミやそばかすを除去できる
大きく盛り上がっている患部だけでなく、シミやそばかすといった症状にも適用できます。
シミやそばかすは、紫外線を浴びて表皮にメラニン色素が分泌されることで発生します。不安定なホルモンバランスやストレスも原因のひとつです。分泌され表皮に残ってしまったメラニン色素も、炭酸ガスレーザーによって取り除くことができます。
自然治癒が難しいものですので、除去を望むのであれば炭酸ガスレーザーによる治療が効果的です。
ニキビ・ニキビ跡を改善できる
ニキビやニキビ跡にも、炭酸ガスレーザーは効きます。
大人ニキビはホルモンバランスの変化やストレスが原因で起こり、なかなか治りにくいです。一度跡になってしまうと消すことが難しく、長い間残ってしまいます。
炭酸ガスレーザーであれば、治りにくいニキビや残ってしまったニキビ跡を治療することも可能です。
炭酸ガスレーザーの特徴とは?痛みはある?
続いて、炭酸ガスレーザーの特徴を紹介します。レーザー治療ということで痛みが気になる方もいるかと思います。下記に特徴をまとめました。
- 痛みの心配はあまり必要ない
- 水分に反応する
- 出血はほとんどない
- 患部の治癒が比較的早い
ひとつずつ見ていきましょう。
①痛みの心配はあまり必要ない
炭酸ガスレーザーの治療は、患部にレーザーを当てる必要があるため、麻酔の注射を打つ、もしくはクリームを塗ってから施術します。多くのクリニックで「痛みはほとんどない」とHPに掲載がありますが、感じ方は人それぞれであるため、「全く痛くない」と断言することはできません。
しかし、痛みは感じたとしても「針で刺された程度」であり、治療後に赤みやヒリヒリを感じた場合でも1日程度で改善します。
※肌が弱く敏感な方は、施術前に担当医師と相談しましょう。
②水分に反応する
炭酸ガスレーザーは水分に反応するという特徴があります。
皮膚には水分が多く含まれています。レーザーを照射することで、患部である皮膚の細胞内に溜まっていた水分が反応し熱エネルギーが発生するのです。これにより生じた熱が水分を瞬間的に蒸散させ、そのときに皮膚が削られます。
③出血はほとんどない
炭酸ガスレーザーは皮膚を削り患部を除去するという治療法ですが、出血はほとんどありません。
レーザーを照射することで皮膚が削れる際、どうしても血管に傷が付いてしまいます。しかし、熱凝固作用が働くため傷ついた血管は一瞬で固まります。
メスを使用した除去だと出血してしまいますが、炭酸ガスレーザーであればその心配もあまり必要ありません。
④患部の治癒がメスを使った施術に比べて早い
炭酸ガスレーザーを用いた治療は、メスで切除した場合に比べて患部の治癒が早いと言われています。
炭酸ガスレーザーは水分の蒸散作用を利用したものですが、蒸散作用が起こるのは皮膚の表面に限られます。真皮や周辺皮膚にダメージを与えないため早い治癒が実現できるのです。
炭酸ガスレーザーは治療後の経過を気にする方に向いた治療と言えます。
炭酸ガスレーザーの料金は?美容目的の場合は保険適用外なので要注意!
当院の炭酸ガスレーザーの料金は、ほくろやイボの種類、大きさによって異なります。
ほくろ、イボを治療するときの料金
炭酸ガスレーザーでほくろ・いぼを治療する場合の料金は、イボ、ほくろ、首イボの料金表をご覧ください。
尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)を治療するときの料金
尋常性疣贅は石イボとも呼ばれており、手指や爪にできやすいウイルス性のイボです。HPVというウイルスが原因で、子供にできやすく、表面がざらざらしています。
炭酸ガスレーザーで尋常性疣贅を治療する場合の料金は、イボ、ほくろ、首イボの料金表をご覧ください。
脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)を治療するときの料金
脂漏性角化症とは少し盛り上がったシミのようなイボを指します。脂漏性角化症は早くて30代から発症し、加齢と共に増える良性腫瘍です。老人性疣贅、老人性いぼとも呼ばれ、80代になるとほぼ全員がなる皮膚の老化現象です。
尋常性疣贅とは違いウイルスが原因でないため、人にうつる心配はありません。炭酸ガスレーザーで脂漏性角化症を治療する場合の料金は、イボ、ほくろ、首イボの料金表をご覧ください。
軟性線維腫(アクロコルドン)を治療するときの料金
軟性線維腫(アクロコルドン)とは、首や脇など摩擦される体の部位にできる皮膚の突起状のイボを指します。小さいものはハサミで切ることも可能ですが、美容面を考慮する場合には炭酸ガスレーザーでの治療が有効です。
アクロコルドンも脂漏性角化症と同様、30代から発症し加齢と共に増えます。炭酸ガスレーザーで軟性線維腫を治療する場合の料金は、イボ、ほくろ、首イボの料金表をご覧ください。
炭酸ガスレーザーの治療の流れとは?術後の経過を紹介
続いて、炭酸ガスレーザー治療の流れ・経過を紹介します。
炭酸ガスレーザー治療から10日後、数ヶ月後の患部の状態についてもお話しします。治療の流れは、以下の5ステップです。
- 治療箇所の診察・カウンセリング
- 施術部位を麻酔
- レーザーの照射
- アフターケアの薬の処方をして経過観察
- 術後の経過(何日で元に戻るのか)
順に見ていきましょう。
①治療箇所の診察・カウンセリング
治療する箇所の診療およびカウンセリングを受けます。患部の症状について確認したうえで、治療後に期待できる効果、治療のリスクをご説明します。
炭酸ガスレーザー治療に関する不安や疑問などがあれば、このタイミングでお気軽にご質問ください。疑問点、不安を抱えたまま治療を受けることがないようにしましょう。
②施術部位を麻酔
炭酸ガスレーザー治療にあたって、施術部位には局所麻酔を行います。麻酔の方法はクリームや注射などがあります。不安であれば、麻酔方法についても最初のカウンセリング時に当院のスタッフへお申し付けください。
この麻酔によって、痛みを感じにくい治療を受けることができます。
③レーザーの照射
麻酔が済んだら、実際に炭酸ガスレーザーの照射に入ります。治療時間は照射部位の状態により異なりますが、長くても数十分程度です。平均的には5分~10分ほどで照射が完了します。
麻酔が効いているため痛みはほぼありません。また、出血もほとんどないので安心して治療を受けることが可能です。
④治療後、アフターケアの薬の処方をして経過観察
治療が終わったら化膿止めの薬を塗り、アフターケアの薬を処方します。治療後は患部の日焼けに注意する必要があるため、UVケアについて丁寧にご説明いたします。
治療してしばらくは経過観察が必要です。治療後2~3日でかさぶたが生じ、10日ほどはテープを貼って日に当たらないようにします。完全に元の肌のような色に戻るまでには数ヶ月程度かかるので、それまでUVケアや薬の使用を欠かさず行いましょう。
⑤術後の経過(何日で元に戻るのか)
10日程でかさぶたがはがれてきます。できたかさぶたは治りが遅くなる可能性があるため、無理にはがさないようにしてください。
かさぶたがはがれたら、3ヶ月程度は患部に日焼け止めクリームを塗るようにしましょう。患部がピンク色になってくぼむことがありますが、3〜6ヶ月で元の肌に戻ります。
※日焼け止めクリームは、ノンケミカル(紫外線吸収剤を含まないもの)でSPF値30以上のものを使用するのがおすすめです。
炭酸ガスレーザーの3つの注意点
治療のメリットが多い炭酸ガスレーザーですが、注意点もあります。炭酸ガスレーザーの注意点について説明します。
①保険適用されない
炭酸ガスレーザー治療は美容目的の場合、保険が適用されない治療です。そのため、治療費がやや高額になる傾向にあります。
②日焼けしてはならないためUVカットが必要となる
炭酸ガスレーザー治療後は、患部の日焼けを防がなければならないので、UVカットが必要です。日焼けしてしまうと、せっかくの治療効果が薄れてしまうおそれがあります。
患部の日焼けに気をつけなければならないということは、カウンセリングや治療後にご説明します。
③治療後のダウンタイムでは一時的に凹んだり跡が残ったりすることがある
症状の程度によって、患部の日焼けを防がなければならないので、UVカットが必要奥まで根付いたイボやほくろは、根本からくり抜く必要があり患部を削って除去するためです。また、患部を削っているため、削られた部分が跡に残る可能性もあります。
凹んだ状態は気になるかもしれませんが、あくまで一時的なものですので問題ありません。
炭酸ガス(CO2)レーザーによるイボやほくろの除去はアイシークリニックへ
炭酸ガスレーザーとは、周りの皮膚に影響を与えないで患部の皮膚のみを削る治療です。
ほくろやイボ、シミなどの肌トラブルの治療に効果があります。さらに、炭酸ガスレーザーによる治療は、患部の真皮を傷つけない、局所麻酔により痛みを感じにくいといった特徴があります。
炭酸ガスレーザーは跡に残りにくく、治療後3〜6ヶ月で元の肌に戻ることが多いので、ほくろやイボ、シミなどでお悩みの方は当院までご相談ください。
当院では患者様一人ひとりに適した治療法を提案し、結果にこだわった治療を行います。
お悩みや症状をしっかりとヒアリングいたしますので、まずは以下のボタンからカウンセリングをお申込みください。