パントガールは女性の薄毛を改善する治療薬!期待できる3つの効果や有効成分、副作用について解説
「パントガールで薄毛や脱毛症は治る?」
「パントガールの効果や購入方法を知りたい」
とお考えではありませんか?
パントガールは、女性用の薄毛治療薬です。主成分であるD-パントテン酸カルシウムやL-シスチンのはたらきにより、髪の毛の成長に必要な栄養素を補います。
このページでは、パントガールの詳しい効果や副作用、購入方法について解説しています。パントガールの効果が実感できるまでの期間や、飲み方も紹介しているのでぜひ最後までご覧ください。
当院では患者様一人ひとりに適した治療法を提案し、結果にこだわった治療を行います。
お悩みや症状をしっかりとヒアリングいたしますので、まずは以下のボタンからカウンセリングをお申込みください。
目次
パントガールとは?ドイツ発の女性の薄毛治療薬
パントガールは、ドイツの製薬会社によって開発された女性用の薄毛治療薬です。女性に多い「びまん性脱毛症」に対して改善効果が期待できます。
パントガールの有効成分は、D-パントテン酸カルシウムやL-シスチンなどです。いずれも髪の毛の成長に欠かせない栄養素であり、補うことで脱毛症の改善を目指せます。
男性型脱毛症の服用薬であるフィナステリドやデュタステリドは、原則として女性の服用ができません。女性の薄毛に対する効果は認められていない上に、胎児への悪影響も懸念されています。
一方のパントガールは、臨床試験により女性の薄毛に対する効果が認められた服用薬です。主成分はビタミンBやタンパク質、アミノ酸などの基本栄養素であるため、副作用のリスクもほとんどありません。
パントガールで期待できる3つの効果
パントガールの服用により、主に以下の効果が期待できます。
- びまん性脱毛症の改善
- 白髪の予防
- もろくなった爪の改善
以下の項目では、パントガールの治療が目指す3つの効果について解説します。
効果①:びまん性脱毛症の改善
パントガールは「びまん性脱毛症」の治療に用いられます。
びまん性脱毛症とは、頭髪が全体的に薄くなる症状を指します。男性型脱毛症(AGA)と異なり、脱毛の境界がはっきりしない点が特徴です。
- びまん性脱毛症の原因として、主に以下のものが考えられます。
- 加齢による女性ホルモン分泌量の減少
- 睡眠不足や偏った食生活による女性ホルモンの乱れ
- 誤ったヘアケアやカラー、パーマによる頭皮への負担
パントガールの服用により、ダメージを受けた頭皮や髪の毛を修復できる見込みがあります。さらに脱毛の原因となるストレスを緩和し、症状の改善を目指すことが可能です。
なお、女性の脱毛は甲状腺の疾患を原因とする場合もあります。頭皮以外の疾患が原因と考えられる場合、医師の指示のもと治療を進めていきましょう。
効果②:白髪の予防
パントガールは、白髪予防にも用いられる薬です。
老化やストレスにより表皮にある色素細胞がダメージを受けると、メラニン色素が正常に生成されなくなります。
メラニン色素は髪の毛を黒く染める役割があるため、機能不全になると白髪の増加を引き起こしかねません。
パントガールには、髪の毛の成長に必要なケラチンやシスチンなどのアミノ酸や、その吸収を促すビタミンB群が多く配合されています。
これにより色素細胞の機能を活性化し、白髪の増加を予防する仕組みです。
効果③:もろくなった爪の改善
パントガールの服用により、傷んだ爪の改善を図れます。
爪が割れたり薄くなったりする原因のひとつが、偏った食生活や加齢による栄養不足です。爪の主成分であるケラチンというタンパク質が減少すると、爪がもろくなります。
パントガールには、ケラチンをはじめ爪の成長に必要な栄養素が多く含まれています。継続的な服用により、堅く丈夫な爪の形成が可能です。
乳がんの治療で減った髪の毛もパントガールで改善できる?
乳がん治療により生じた脱毛に対しても、医師の判断でパントガールを服用して改善を目指すことが可能です。
乳がんに用いられるホルモン療法は、体内の女性ホルモンを減少させることで、がん細胞の増殖を抑えます。女性ホルモンは発毛にも必要なため、脱毛を引き起こす可能性が高い治療法です。
乳がん治療の副作用による脱毛症において、発毛治療を行う際は栄養補給をはじめとした、髪の毛が生えやすい頭皮環境づくりも重要となります。
パントガールの効果はいつから出始める?
パントガールの効果を実感するためには、最低でも3ヶ月は服用を続けてください。
パントガールは、ビタミンやタンパク質を補うサプリメントのような薬です。そのため、効果が出始めるまでには一定期間を要します。
一例として、びまん性脱毛症患者1,629例を対象に行われた臨床試験では、3ヶ月間にわたり服用したグループの70%に症状の改善が見られました。
まずは3ヶ月ほど服用し、その後もパントガールの経過を観察しながら治療を継続しましょう。
パントガールに含まれる主な有効成分
パントガールの主成分は以下の通りです。
成分 | 1錠あたりの配合量 | 詳しい説明 |
---|---|---|
ビタミンB1 | 60mg | 糖の代謝を促し、細胞の血液循環を正常化させる |
D-パントテン酸カルシウム | 60mg | ビタミンBの一種。皮脂の代謝を促すほか、副腎のはたらきを助けコルチゾールを増加させる |
薬用酵母 | 100㎎ | ビール酵母を洗浄・乾燥させたもの。ビタミンやタンパク質、消化酵素を多く含んでいる |
ケラチン | 20mg | タンパク質の一種。髪の毛や爪の主成分であり、L-シスチンを含む18種のアミノ酸からなる |
L-シスチン | 20mg | アミノ酸の一種。互いに結合することで強い髪質を作り上げる |
パラアミノ安息香酸 | 20mg | ビタミンBの一種。白髪を防止し、皮膚と毛髪を健康に保つ |
上記の通り、いずれも髪の毛の成長と維持に欠かせない成分です。これらの成分が複合的に作用することで、パントガールは脱毛症の改善を目指します。
パントガールはAmazonや楽天などの通販でも購入できる?
パントガールは、Amazonや楽天などの通販サイトでは販売されていません。
代行販売業者を利用して海外から取り寄せることもできますが、個人輸入には次のようなリスクが伴います。
- 品質や安全性の保証がされていない
- メーカー品ではなく偽造品の可能性がある
- 副作用が生じた場合に適切な対処ができない
重大な健康被害を招く恐れがあるため、個人輸入ではなく、医師から処方されたパントガールを服用しましょう。
パントガールの購入方法は?クリニックで処方してもらう
パントガールを使用するためには、医師による処方が必要です。薄毛治療を扱っているクリニック・病院に足を運びましょう。
パントガールの処方は、保険適用外のため自由診療となります。
アイシークリニックでは、対面診療により患者さま一人ひとりに合わせた治療をご提案いたします。女性の薄毛でお悩みの方は、一度当院にご相談ください。
パントガールにはジェネリック医薬品がないので注意
パントガールのジェネリック医薬品(後発医薬品)は販売されていません。
通販や輸入業者の中には、あたかもパントガールのジェネリック医薬品があるかのように掲載しているところも存在します。
ジェネリック医薬品を謳うものは、偽造品の可能性が高いため手を出すべきではありません。
ジェネリック医薬品に限らず、サイト上で本物と偽物を見分けることは困難です。健康被害のリスクを避けるためにも、パントガールはクリニックで処方されたものを服用してください。
パントガールの価格
アイシークリニックでは、女性型脱毛症の内服薬「パントガール」の処方を行っております。
料金の詳細については、AGA・FAGA・薄毛の料金表よりご確認ください。
パントガールの飲み方・服用期間
パントガールの用法・用量は以下の通りです。
- 毎日、朝・昼・夜に1カプセルずつ服用する(成人の場合)
- 少量の水で服用する
- 最低3ヶ月は継続して服用する
- 効果が出た後は6~12ヶ月ごとに長期服用する
パントガールの服用を始めてから、効果を実感するまでには最低でも3ヶ月の継続が必要です。
効果が実感してもすぐに服用をやめるのではなく、その後6~12ヶ月にわたって服用を続けることで、より長く効果を持続させることができます。
また、パントガールは副作用のリスクが低い薬ですが、妊娠中や授乳中の方は事前に医師へご相談ください。
パントガールの副作用
パントガールに関して、現在までに重大な副作用は報告されていません。
パントガールの主成分はビタミンBやタンパク質、アミノ酸であり、普段の食生活でも摂取されるものであるためです。
軽度の副作用には、以下の症状が報告されています。
- 腹痛
- 下痢
- めまい
- 頭痛
- 動悸
- 胸やけ
そのほか、パントガールの配合成分に対して過去にアレルギーの経験がある場合、服用を控えていただく可能性があります。
パントガールに関するよくある質問
最後に、パントガールに関してよくある質問をまとめました。
Q.パントガールの服用をやめたらどうなりますか?
パントガールの服用を中止すると、ふたたび薄毛が進行する可能性があります。
パントガールは長期間の服用を前提としています。効果が出た後も、6~12ヶ月ごとの長期服用を行いましょう。
髪質の改善には一定の時間がかかります。自己判断で服用を中断せず、医師の定期的な診察を受けるようにしてください。
Q.パントガールで初期脱毛は起こりますか?
成分上、パントガールが初期脱毛を引き起こす可能性は低いです。
初期脱毛とは、薄毛の治療を始めたばかりの頃に見られる現象です。ヘアサイクルが正常化する過程で古い毛が抜け落ち、一時的に薄毛が進行したように感じられます。
パントガールの主成分はビタミンやタンパク質、アミノ酸などであり、急激な初期脱毛を引き起こすほどの作用はありません。
健康的な女性であっても、一日に50~100本ほどの髪の毛が抜け落ちています。しばらくすると新しい髪が生えてくるため、根気強く治療を継続していきましょう。
Q.通販でパントガールのシャンプーがありますが効果はありますか?
販売されているパントガールのシャンプーは海外製であり、効果や安全性に関する保証がされていません。
一部の通販サイトでは「パントガール」の名を冠したヘアケア用品が販売されています。服用薬と同じく抜け毛予防を謳っていますが、配合成分が異なるうえに、頭皮に対する作用も不明です。
効果や安全性に関する国内評価がないため、海外製品の使用には大きなリスクが伴います。パントガールの処方を希望される場合は、クリニックの処方を受けるようにしましょう。
Q.パントガールとミノキシジルの違いは何ですか?
パントガールとミノキシジルの違いは次の通りです。
パントガール | ミノキシジル | |
---|---|---|
作用 | 髪の毛に必要な栄養素を補う | 頭皮の毛母細胞に直接はたらきかける |
使用目的 | 女性の脱毛症 | 男性型脱毛症(AGA) |
副作用リスク | 低い | 初期脱毛・全身の育毛作用 |
「ミノキシジル」は男性型脱毛症(AGA)の治療に広く使われる薬です。主に外用薬として用いられ、頭皮の発毛を促進する効果が期待できます。
ミノキシジルは女性の脱毛症にも使用されますが、パントガールと違い初期脱毛や多毛症などのリスクが高いです。
パントガールとミノキシジルを併用する場合は、医師の指示のもと用法・用量を守って使用しましょう。なお、ミノキシジルの内服薬は全身に育毛作用を及ぼすことから、女性の使用は推奨されません。
関連記事:ミノキシジルとは?タブレット・塗り薬の効果や副作用、ジェネリックについて解説|アイシークリニック
Q.パントガールは妊娠中・授乳中でも服用できますか?
妊娠中や授乳中は、パントガールの服用を控えることが望ましいです。
パントガールに関して、これまでに重大な副作用の報告はありません。
しかし、胎児・乳児に影響を及ぼす可能性が否定できないため、妊娠中や授乳中の方はパントガールの服用を控えることが一般的です。
また、子どもに対する臨床試験が行われていないため、12歳未満の服用もお控えください。
パントガールの処方は医療機関へ
パントガールは、体内のビタミンBやタンパク質、アミノ酸を補う女性用の脱毛治療薬です。主な効果には次の3つがあります。
- びまん性脱毛症の改善
- 白髪の予防
- もろくなった爪の改善
パントガールはびまん性脱毛症の改善だけでなく、髪質や爪を綺麗にする効果が期待されます。
パントガールのジェネリック医薬品は存在しません。Amazonや楽天などの通販サイトを利用しての個人輸入は、重大な健康被害を招く恐れがあります。
パントガールの利用を考えている方は、医療機関へご相談ください。
当院では患者様一人ひとりに適した治療法を提案し、結果にこだわった治療を行います。
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