リジェノックスとは?5つの効果と副作用、他のボトックス注射との違いを解説
「リジェノックスでエラ張りや小じわは改善できる?」
「リジェノックスと他のボトックス注射の違いを知りたい」
とお考えではありませんか?
リジェノックスは、小顔効果やしわの改善が期待できるボツリヌストキシン製剤です。
アラガン社「ボトックスビスタ」の後発医薬品にあたり、低価格でボトックスビスタとほぼ同等の効果・持続期間が見込まれます。
このページでは、リジェノックスの効果と副作用、他のボツリヌストキシン注射との違いをまとめました。
当院では患者様一人ひとりに適した治療法を提案し、結果にこだわった治療を行います。
お悩みや症状をしっかりとヒアリングいたしますので、まずは以下のボタンからカウンセリングをお申込みください。
目次
リジェノックスとは?韓国製のボツリヌストキシン製剤
リジェノックス(REGENOX)は、しわの改善や小顔効果が期待できるボトックス注射です。
ボツリヌストキシン製剤の一種として、韓国のヒューゲル社が開発しました。
ボツリヌストキシンは、自然界に存在する菌「ボツリヌス菌」から作り出される天然タンパク質です。筋肉のはたらきを抑制する作用があり、エラ張りや表情じわなどを改善に導きます。
なお、リジェノックスは韓国食品医薬品安全庁(KFDA)の承認済みです。先発医薬品であるアラガン社「ボトックスビスタ」と同等の効果が認められており、より低価格で提供されています。
リジェノックスに期待できる5つの美容効果
リジェノックスの注射により、次の美容効果が期待できます。
- エラ張りの改善と小顔効果
- おでこや眉間などのしわ改善
- 脇の多汗症やワキガの改善
- ふくらはぎを細くする脚痩せ効果
- 肩こりの改善
リジェノックスは顔のほか、脇や脚、肩などさまざまな部位に適応可能です。
以下の項目で、それぞれの具体的な効果を見ていきましょう。
効果①エラ張りの改善と小顔効果
リジェノックスなどのボツリヌストキシン製剤は、エラ張りの改善に用いられます。一般に「エラボトックス」と呼ばれる治療です。
エラが張る原因として、咬筋の発達が挙げられます。
咬筋とは、主に食べ物を噛むときに動く筋肉のこと。日常的な歯ぎしりや奥歯の噛み癖がある方は、咬筋が凝り固まってエラが肥大しやすくなります。
エラボトックスの施術では、主成分ボツリヌストキシンの作用で咬筋を萎縮。エラの張りを目立たなくし、すっきりしたフェイスラインを目指します。
効果②おでこや眉間などのしわ改善
リジェノックスは、加齢による表情じわを改善に導きます。
表情じわとは、笑ったり怒ったりしたとき、表情筋によって作られるしわのこと。
本来は一時的なしわですが、表情筋の運動が繰り返されると慢性化し、無表情でもしわが目立つ状態となります。
リジェノックスを注射することで表情筋の動きを抑えて、おでこや眉間のしわを改善し、自然な表情を作り出します。
効果③脇の多汗症やワキガの改善
リジェノックスを脇に注射すると、汗の分泌や臭いを抑制する効果が期待できます。
脇汗やワキガの原因となるのは、「エクリン汗腺」「アポクリン汗腺」と呼ばれる2種類の汗腺です。
エクリン汗腺はサラサラとした汗を多く分泌し、アポクリン汗腺は臭いのもとを含んだ汗を分泌。それぞれ脇汗・ワキガを引き起こします。
リジェノックスは神経伝達物質にはたらきかけることで、エクリン汗腺やアポクリン汗腺の分泌を抑制。多汗症やワキガの改善へと導きます。
効果④ふくらはぎを細くする脚痩せ効果
リジェノックスをふくらはぎに注射すると、ほっそりした脚を目指せます。
ふくらはぎが太くなる原因のひとつは、筋肉の発達です。
スポーツ経験のある方や日常的にヒールを履く方は、ふくらはぎの筋肉が肥大しやすくなります。
リジェノックスに含まれるボツリヌストキシンは、発達した筋肉を退縮させます。治療により徐々にふくらはぎが小さくなり、脚の部分痩せを目指すことが可能です。
効果⑤肩こりの改善
リジェノックスは、肩こりの治療にも用いられます。
肩こりの発症に深くかかわっているのが、首・肩・背中に広がる僧帽筋です。
たとえば、長時間のデスクワークは、僧帽筋が凝り固まって肩の痛みを引き起こします。
リジェノックスによる治療では、主成分のボツリヌストキシンで僧帽筋の張りを和らげ、肩こりの改善を目指します。
リジェノックスの効果持ちはどの程度?持続期間は3~6ヶ月
個人差はあるものの、リジェノックスの持続期間はおおむね3~6ヶ月です。
アラガン社「ボトックスビスタ」の持続期間は3~6ヵ月程度。リジェノックスは先発医薬品とほとんど変わらない効果持ちが期待できます。
ただし、ボツリヌストキシン製剤の効果は、施術後すぐには実感できません。
効果を実感するまでの期間は、表情じわの改善の場合2~3日、小顔効果を目的とする場合は2週間~1ヶ月後が目安です。
治療に痛みはある?リジェノックスの副作用と禁忌
リジェノックスの主な副作用は以下の通りです。
- 痛みや腫れ
- 内出血
- 表情がなくなる
施術には細い注射針を用いるため、強い痛みや腫れを生じることはほとんどありません。まれに内出血を引き起こす可能性があるものの、数日で治まるケースがほとんどです。
また、リジェノックスの注入により眉が不自然に吊り上がったり、表情の変化が乏しくなったりする可能性があります。
これはボツリヌストキシンの筋肉の動きを抑える作用が強く出るためです。効果が効きすぎるのを避けるため、注入量を調節することが重要です。
注射を繰り返すと抗体ができて効果が出にくくなる?
リジェノックスを繰り返し注射すると、効き目が弱まる可能性があります。
これは主成分のボツリヌストキシンに体内の免疫が反応し、抗体を作り出すためです。
ボツリヌストキシン製剤の投与量が増えると、抗体も産生されやすくなります。
抗体の産生を避けるため、できる限りリジェノックスの施術を受ける間隔を空け、必要な量のみ注射することが大切です。
投与中は避妊が必要?投与中と投与後2~4ヶ月は避妊する
リジェノックスの投与中と投与後の一定期間は、男女ともに避妊する必要があります。
これは主成分ボツリヌストキシンが、胎児に影響を与える可能性があるためです。
原則として女性は投与後2回目の月経が終わるまで、男性は3ヶ月間は避妊するようにしてください。
当然、妊娠中および妊娠の可能性がある方は、リジェノックスによる治療を受けられません。
リジェノックスのダウンタイム
リジェノックスには、腫れや炎症によるダウンタイムがほとんどありません。
まれに腫れや内出血を生じる場合がありますが、一般的には施術から1~2週間で目立たなくなります。
シャワーは当日から可能ですが、長時間の入浴や激しい運動は翌日からとなります。
ダウンタイムが短いため、お仕事などで忙しい方には、リジェノックスの施術が向いています。
リジェノックスとアラガン社など他のボトックス注射との違い
リジェノックスは韓国国内での認可を取得しており、アラガン社のボトックス注射よりも低価格で提供されています。
以下の表は、リジェノックスと他のボトックス注射の特徴を比較したものです。
製剤 | リジェノックス | ボトックスビスタ | ニューロノックス | ボコーチュア (ゼオミン) |
コアトックス | イノトックス |
---|---|---|---|---|---|---|
製造元 | ヒューゲル社 | アラガン社 | メディトックス社 | メルツ社 | メディトックス社 | メディトックス社 |
主成分 | A型ボツリヌストキシン | |||||
特徴 | 長期の効果が見込める上に費用も安い | 日本の厚生労働省の認可を取得し、広く普及している | 韓国での承認を受けており費用も安い | 複合タンパク質を含んでいない | アレルギー反応のリスクが低い | 細菌感染や調剤ミスのリスクが低い |
上記の通り、リジェノックスはアラガン社「ボトックスビスタ」と同じA型ボツリヌストキシン製剤です。効果や持続期間、抗体のできやすさは変わりません。
以下の項目で、薬剤ごとの特徴を見ていきましょう。
なお、ボツリヌストキシン注射(ボトックス注射)の説明については、「ボトックス注射とは?期待できる5つの美容効果と考えられる副作用」のページもご覧ください。
ボトックスビスタ|厚生労働省の認可を取得
アラガン社のボトックスビスタは、他の薬剤と異なり厚生労働省の認可を取得しています。
ボツリヌストキシン製剤の先発医薬品として、日本でも10年以上使用されてきました。
もともと「ボトックス」はアラガン社の登録商標でしたが、現在ではボツリヌストキシン製剤を指す通称として広まっています。
世界60か国以上で使用されているため、実績のあるボトックス注射を受けたい方はボトックスビスタがおすすめです。
詳しくは「ボトックスビスタとは?ボツラックスとの違いや効果、副作用について解説」をお読みください。
ニューロノックス|韓国KFDAの承認済みで費用が安い
ニューロノックスは、韓国食品医薬品安全庁(KFDA)の承認を受けた薬剤です。
アラガン社ボトックスの後発医薬品に相当するボツリヌストキシン製剤として、韓国のメディトックス社が製造しています。後発医薬品のため、施術費用はやや安くなっています。
また、ニューロノックスはアラガン社のボツリヌストキシン製剤と効果の違いがほとんどありません。
詳しくは「ニューロノックスはエラボトックス注射の一種!効果の持続期間や副作用を解説」をお読みください。
ボコーチュア(ゼオミン)|複合タンパク質を含んでいない
ボコーチュア(ゼオミン)は、繰り返し使用しても抗体が作られにくい特徴を持ちます。
従来のボツリヌストキシン製剤は、含有する複合タンパク質の作用により抗体ができる可能性がありました。
抗体が作られるとボツリヌストキシンの効果が弱まるため、治療を継続することが難しくなります。
ボコーチュアは複合タンパク質がほとんど含まれないため、抗体産生のリスクを抑えた治療が可能です。
コアトックス|アレルギー反応のリスクが低い
コアトックスは、アレルギー反応や副作用のリスクが低い薬剤です。
一般的なボツリヌストキシン製剤には、保存料として「ヒト血清アルブミン」が含まれています。ヒト血清アルブミンは、発熱や呼吸困難などの副作用が報告されているタンパク質です。
コアトックスはヒト血清アルブミンを使用されていない上、複合タンパク質も含まれていないため、他のボツリヌストキシン製剤と比べてアレルギー反応や副作用のリスクが低いことが特徴です。
詳しくは「コアトックスは韓国製のボトックス注射|効果や持続期間、ニューロノックスとの違いを解説」をご覧ください。
イノトックス|細菌感染のリスクが低い
イノトックスは、調剤時における細菌感染のリスクが低い薬剤です。
従来のボツリヌストキシン製剤は粉末状のため、注射前に生理食塩水で希釈する必要がありました。細菌感染や調剤ミスの可能性があることから、希釈作業は慎重に行われます。
それに対して、イノトックスは液体製剤であるため、希釈の必要がありません。したがって、細菌感染や調剤ミスのリスクを抑えた使用が可能です。
詳しくは「イノトックスとは?3つの効果や持続期間、他のボトックス注射との違いを解説」をご覧ください。
リジェノックスの料金
アイシークリニックでは、リジェノックスを用いたボツリヌストキシン注射を行っております。
詳しい料金は、症状別に以下のページをご覧ください。
まとめ:リジェノックスの治療ならアイシークリニックへ
リジェノックスは、エラ張りやしわの改善などに用いられるボツリヌストキシン製剤の一種です。
アラガン社「ボトックス」と同等の効果が期待できる上に、よりお求めやすい料金でご提供しております。
アイシークリニックでは、患者さまの症状にあわせてリジェノックスのご提案が可能です。対面診療によりカウンセリングいたしますので、まずはお気軽に当院へお越しください。
当院では患者様一人ひとりに適した治療法を提案し、結果にこだわった治療を行います。
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