ウルトラセルQプラスとは?期待できる効果や痛み、リニア・ドットの違いを解説

  • 本コラムの内容について、当院では現時点では取り扱いがございませんが、情報のひとつとしてご利用下さい。

「ウルトラセルQプラスはしわやたるみの改善に有効?」
「ウルトラセルQプラスの効果や痛みが知りたい」

といった疑問を抱いていませんか。

ウルトラセルQプラスはしわ・たるみの治療に使われるHIFU治療機です。メスで肌を切る必要がないうえ、痛みが少なく治療も早く終わるので、体への負担が少ないのが特徴です。

こちらのページでは、ウルトラセルQプラスの効果や痛み、使用するカートリッジの違いなどを解説します。

なお、HIFUに興味がある方は下記の記事もおすすめです。HIFUの効果や副作用、メリット・デメリットなどの基礎知識について幅広く解説しています。

HIFU(ハイフ)とは?効果や副作用、メリット・デメリットについて解説

HIFU(ハイフ)とは?効果や副作用、メリット・デメリットについて解説

「HIFUって何?」 「HIFUの効果や副作用、治療の流れについて知りたい」 とお考えではありませんか? HIFUは皮膚表面へダメージを与えることなく、熱で皮膚の内側から肌を引き締める痩身治療です。顔 ...

目次

ウルトラセルQプラスとは?切らないしわ・たるみ治療

ウルトラセルQプラスとは?切らないしわ・たるみ治療

ウルトラセルQプラスは、「HIFU(ハイフ)」という高密度焦点式超音波を用い、皮膚を切らずにしわやたるみを改善する治療機器です。

超音波の作用により、皮膚の内側から肌のたるみを改善し、リフトアップ効果が期待できます。

たるみの原因である「SMAS筋膜」は皮膚の深層に存在し、レーザーやRF(高周波)では届きません。HIFUは深い層まで到達できる超音波により、SMAS筋膜を刺激し、しわやたるみの改善へと導きます。

ウルトラセルQプラスは痛みが少なく、治療20分程度と早く終わるので、身体への負担が軽い治療です。照射時に小さな刺激はありますが、基本的に麻酔は必要としません。

また連続照射に対応しているため、照射が速く治療は短時間で終了します。

HIFU治療の詳細について、以下のページで解説していますのであわせてご確認ください。

HIFU(ハイフ)とは?顔のたるみ改善効果が期待できる「ウルトラフォーマーⅢ」

ウルトラセルQプラスで期待できる効果

ウルトラセルQプラスは、主に次のような効果が期待できます。

  • たるみの改善、リフトアップ
  • しわの改善
  • 二重あごの改善
  • 小顔効果

このように、しわの改善やたるみのリフトアップに有効です。

ここからは、ウルトラセルQプラスで治療可能な部位や効果を実感できる時期など、詳しく解説していきます。

ウルトラセルQプラスで治療できる部位|あごや目元、頬

ウルトラセルQプラスの施術可能な部位は、次の通りです。

  • 二重あご
  • 目尻のしわ・目の下の小じわ
  • 頬のたるみ・フェイスライン
  • ほうれい線・ゴルゴ線
  • 額のしわ

ウルトラセルQプラスはたるみの改善だけでなく、たるみにより形成されたしわにも有効です。また、全体的に顔のたるみを引き上げることで、小顔に見せる効果も期待できます。

そのため、加齢が原因で顔が大きくなったと感じる方にもおすすめできる治療です。

ウルトラセルQプラスの効果はいつから出る?2〜3ヶ月後が目安

ウルトラセルQプラスでは、施術後2~3ヵ月が経過した頃から効果を実感するケースが多いです。

場合によっては、施術後すぐに効果を実感できることもあります。

ウルトラセルQプラスの効果は、次の2段階に分かれます。

  1. 熱エネルギーでSMAS層内のたんぱく質を凝縮させ、皮膚を引き締める
  2. 自然治癒によって傷ついた組織が修復され、コラーゲンの再生が促進する

このように、照射による引き締めと、自然治癒によるコラーゲン再生の2つのアプローチによって肌を引き締めます。

そのため、施術後すぐに実感する場合もあれば、術後2〜3ヶ月かけて肌が皮脂決まったと感じることもあります。

ウルトラセルQプラスは効果なし?再施術で実感しやすい

通常、ウルトラセルQプラスの施術を受けても、効果を感じられないケースは少ないです。

しかし、効果には個人差があるので、人によっては思っていた以上にたるみ・しわが改善されなかったと感じる可能性あります。

あまり効果を感じられない方は、3ヶ月以上の期間を空けて再施術を受けることで、効果を実感できることがあります。

また、その他の治療法と併用するのもおすすめです。

例えば、ウルトラセルQプラスは、痩身治療の「脂肪溶解注射」との併用が可能です。脂肪溶解注射の効果や副作用について詳しく知りたい方は、次のページをご覧ください。

脂肪溶解注射とは?顔や太ももの部分痩せは可能?期待できる3つの効果と失敗リスク

ウルトラセルQプラスで使える2種類のカートリッジ

ウルトラセルQプラスで使える2種類のカートリッジ

ウルトラセルQプラスは治療部位や期待できる効果によって、カートリッジを差し替えて使用します。使われるカートリッジの主な種類は、次の2つです。

  • リニアカートリッジ
  • ドットカートリッジ

ここからは、各カートリッジの仕組みや効果、治療可能な部位などを解説します。

種類①リニアカートリッジ|広範囲に高出力の超音波を照射

リニアカートリッジは、脂肪溶解に特化している新型のタイプです。

線状に照射するため、従来よりも加熱範囲が拡大しており、広範囲に出力が高い超音波を照射できます。

リニアカートリッジには、4.5mmカートリッジと2.0mmカートリッジの2種類があります。それぞれの違いは次の通りです。

4.5mmカートリッジ 2.0mmカートリッジ
目的 脂肪融解 タイトニング
仕組み 熱エネルギーによって、脂肪の細胞壁へダメージを与える 熱エネルギーを送ることで、真皮層のたんぱく質を凝縮させ、コラーゲンの生成を促す
効果 ・二重あごや頬のたるみの改善
・小顔効果
・小じわの改善
・肌のハリやキメの向上

4.5mmは真皮より深層の脂肪層やSMAS筋膜にまで働きかけ、脂肪のたるみを改善させることができます。

一方で、2.0mmは真皮までしか超音波が行き届かないものの、コラーゲンの生成によって、小じわの改善や肌のハリ向上を期待できます。

リニアカートリッジは照射時間が短く肌を傷つけないため、痛みやダウンタイムが少ないことも特徴の一つです。

種類②ドットカートリッジ|部分的に低出力の超音波を出力

ドットカートリッジは従来からあるカートリッジです。点状に低出力の超音波を当ててリフティング・タイトニングを目指します。

真皮層に熱ダメージを与えることで、たんぱく質を凝縮させます。この過程で生成されたコラーゲンが、しわやたるみを改善に導く仕組みです。

ドットカートリッジの種類(深さ)は次の4つです。

  • 1.5mm
  • 2.0mm
  • 3.0mm
  • 4.5mm

照射範囲が深い3.0mmや4.5mmは、頬やあごなど脂肪が多くたるみが大きな部位に使用します。それに対して、1.5mmや2.0mmは目元や皮膚の薄い部位に対して使われます。

リニアとドットの違いは?ショット数が異なる

リニアとドットの2種類のカートリッジは、ショット数や施術時間が異なります。以下の表は、リニアとドットの違いを比較したものです。

リニア ドット
ショット数 1ショット約0.7秒 1ショット約1.5秒
加熱範囲 広い 狭い
設定温度 低い 高い

リニアは1ショット当たりの照射時間が短く、平均的な400ショットを当てたとしても、施術時間が5分程度で終わります。

また、脂肪へ集中的に効果をもたらすため、設定温度が58度程度と低いことも特徴です。

一方、ドットは1ショットあたりの時間がリニアの2倍近くかかります。設定温度は65度程度でリニアより高いですが、加熱範囲が狭くピンポイントで照射するため肌へのダメージは少ないです。

治療の目的に応じて使い分けられます。

ウルトラセルQプラスに痛みやダウンタイムはある?

ウルトラセルQプラスに痛みやダウンタイムはある?

ウルトラセルQプラスの治療は痛みは少なく、熱感を持つ程度のケースが多いです。麻酔なしで施術を受けられます。

まれに赤みが残る場合がありますが、数日以内におさまるケースがほとんどです。

熱が入る治療なので、表皮に火傷が発生する場合もあります。火傷が起きたときは薬を塗って、経過を観察していきます。

ウルトラセルQプラスはダウンタイムはほとんどありません。メイクは施術当日から行えますが、紫外線対策はしっかりと行いましょう。

ウルトラセルQプラスとその他のHIFU治療の違い

ウルトラセルQプラスとその他のHIFU治療の違い

HIFU治療には、ウルトラセルQプラス以外にもさまざまな機種があります。

次の表は他のHIFU治療機器と、痛みや特徴をまとめたものです。

名称 ウルトラセルQプラス ウルトラセル ウルセラ ウルトラフォーマーIII ソノクイーン ダブロ・ダブロゴールド
特徴 複数のカートリッジを使い、狭い範囲や肌が薄い領域の照射ができる HIFU施術のほか、高周波治療も受けられる 超音波の焦点が狭く、熱エネルギーが強い カートリッジの種類が多く、治療範囲が広い 目の際や眉下などきめ細かい治療にも対応できる 熱エネルギーを分散できるので、痛みが少ない
効果の持続期間 半年~1年 半年〜1年 半年〜1年 半年〜1年 半年 半年
痛み 弱い 少し強い 強い 弱い 弱い 弱い

ここからは、それぞれの治療機器の特徴をより詳しく見ていきます。

ウルトラセル|高周波治療も受けられる

ウルトラセルはウルトラセルQプラスの先代機種に当たり、HIFU施術だけでなく高周波治療も可能です。

高周波を表皮や真皮などに照射しコラーゲンの生成を促すことで、しわやたるみの改善、小顔効果を期待できます。

ウルトラセルはウルトラセルQプラスよりも、痛みが強く照射時間が長いです。

またウルトラセルには、1ショット当たりの照射時間を短縮化したウルトラセル2という種類もあります。

ウルセラ|超音波の焦点が狭く熱エネルギーが強い

ウルセラはHIFUを使用する機器として、はじめて開発された治療機器です。

厚生労働省からは未承認の医療機器ですが、米国食品医薬品局FDAの承認を受けています。

ウルセラの特徴は、焦点が狭いため筋膜を強く熱することができる点です。ウルトラセルQプラスと比較し、筋膜を燃やすパワーが強いです。

ウルセラは施術時に痛みが伴う恐れがあるので、施術時は鎮痛剤を使用します。冷やしながら超音波を打っていくので、施術に時間がかかります。

脂肪溶解注射の効果や副作用について詳しく知りたい方は、次のページをご覧ください。

ウルセラとは?熱を加えてリフトアップできるたるみ改善の機械

ウルトラフォーマーⅢ|カートリッジの種類が豊富で多様な効果をもたらす

ウルトラフォーマーⅢ

ウルトラフォーマーⅢはカートリッジの種類が多く、さまざまな効果を期待できるHIFU機器です。

カートリッジを変えることで、皮膚表層や真皮、筋膜、SMAS層、脂肪層と多様な領域に超音波を届けられます。

脂肪が厚い体から目の際まで対応できる、汎用性の高い機器です。

さらに、「ハイフシャワー」と呼ばれる、皮下の浅い箇所に作用し、毛穴の引き締めや肌質の向上をもたらす機能も特徴です。

ウルトラフォーマーⅢの効果や痛みについて、以下のページで詳しく解説していますので合わせてご確認ください。

HIFU(ハイフ)とは?顔のたるみ改善効果が期待できる「ウルトラフォーマーⅢ」

ソノクイーン|眉下や目の下など細やかな治療にも対応できる

ソノクイーンはアイシャドウハイフとも呼ばれ、基本的に顔のみに照射するHIFU治療機です。眉下や目の下など細かい部位に使用できます。

特に目元の引き締めはほかの治療器と比べて強いです。

また、ウルトラセルQプラスと同様に痛みが軽いのも特徴です。ただし、照射時間が長いため、ウルトラセルQプラスと比べて治療に時間がかかります。

ダブロ・ダブロゴールド|痛みが生じにくい韓国製の治療機器

ダブロはウルセラよりも痛みを抑えやすい韓国製のHIFU治療機器です。

広範囲に超音波を照射することで熱エネルギーを分散させるため、痛みが生じにくいです。

ダブロゴールドはダブロの次世代機であり、照射速度や効果が進化しています。さらに痛みも軽減されている上、照射時間が短いため、ダブロと比べて痛みが敏感な方にも受けやすいです。

ウルトラセルQプラスに関するよくある質問

ウルトラセルQプラスに関するよくある質問

ウルトラセルQプラスに関する質問と、その回答をまとめました。

副作用や施術頻度など、気になる部分について答えています。

Q.ウルトラセルQプラスには副作用はありますか?

ウルトラセルQプラスで赤みやはれなどの副作用が生じる可能性は低いです。

熱エネルギーを伴う治療のため、火傷が起こる確率はゼロではありませんが、リスクは少なく、火傷が起きることはほとんどありません。

ただし、皮膚が薄い額やあごなどは、照射時に痛みを感じる恐れもあります。

また神経に超音波が接触したときは、痛みとはいかないまでも違和感が続くケースもあります。

Q.ウルトラセルQプラスの施術頻度はどれくらいですか?

ウルトラセルQプラスは、一度の施術でも効果を実感しやすいです。

より治療効果を実感するには、複数回の治療が推奨されます。治療を複数回受けることで効果の持続期間が長くなり、治療効果が向上する可能性が高いです。

ウルトラセルQプラスは、おおよそ半年~1年程度効果が続く治療です。

より持続的な効果を望むなら、半年に一度のペースで繰り返し施術を受けましょう。

まとめ:ウルトラセルQプラスはたるみ改善におすすめの施術

ウルトラセルQプラスはたるみ改善におすすめの施術

ウルトラセルQプラスは超音波で熱エネルギーを皮膚の奥深くに与えることで、しわやたるみを改善する治療法です。具体的には、次のような効果を期待できます。

  • 二重あごの改善
  • 目尻のしわや目の下の小じわを改善
  • 頬のたるみやフェイスラインの改善
  • ほうれい線やゴルゴ線の改善
  • 額のしわ
  • たるみじわ
  • 小顔効果

ウルトラセルQプラスは痛みが少なく施術時間も短いメリットがあります。顔面のしわやたるみにお悩みなら、HIFU治療およびウルトラセルQプラスの治療をご検討ください。

なお、HIFUに興味がある方は下記の記事もおすすめです。HIFUの効果や副作用、メリット・デメリットなどの基礎知識について幅広く解説しています。

HIFU(ハイフ)とは?効果や副作用、メリット・デメリットについて解説

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監修者医師

高桑 康太 医師

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医
略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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