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体のしみ・いぼの正体は?病名や症状、治療方法を解説

「最近、しみが増えてきた気がするけど、原因は何?」
「肌に小さなできものが増えてきたけど、これっていぼ?」
「しみやいぼは自然に治るの?」

このように、しみやいぼに関する疑問を持っていませんか?

しみは紫外線や加齢、ホルモンバランスの変化などが原因で発生し、一度できると自然に消えることは難しいと言われています。いぼはウイルス感染や肌への摩擦が原因で発生し、放置すると数が増えたり、大きくなったりすることもあります。

本ページでは、しみといぼの種類や原因について詳しく解説し、適切な対処法をご紹介します。気になる症状がある方は、早めにクリニックでの相談も検討してみてください。

体のしみ・いぼの種類を部位ごとに紹介

体のしみ・いぼの種類を部位ごとに紹介

体に現れるしみやいぼにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴やできやすい部位が異なります。特に、以下の3つは多くの人が悩む代表的な症状です。

  • 花弁状色素斑
  • 老人性色素斑
  • 脂漏性角化症

それぞれの特徴や発生しやすい部位について詳しく解説します。

花弁状色素斑|背中・肩などにできやすいしみ

花弁状色素斑|背中・肩などにできやすいしみ

花弁状色素斑は、日焼けの影響で背中や肩にできやすいしみの一種です。このしみは、主に紫外線を浴びた後に発生し、時間が経つにつれて目立つようになります。特に、海水浴やアウトドア活動の後に発生することが多く、日焼けが原因となるため、適切な紫外線対策が予防に役立ちます。花弁状色素斑は一般的に薄茶色や赤みを帯びた色合いをしており、形状は花びらや金平糖のような特徴を持っています。

このしみは比較的浅い層に存在するため、レーザー治療や外用薬などによる治療が一般的です。また、紫外線対策として日焼け止めをしっかり塗ることや、長時間の直射日光を避けることが大切です。

老人性色素斑|顔面・手背・前腕などにできやすいしみ

老人性色素斑|顔面・手背・前腕などにできやすいしみ

老人性色素斑は、加齢とともに発生しやすいしみで、特に顔や手の甲、前腕に現れることが多いです。このしみは、長年の紫外線の影響でメラニンが蓄積し、肌のターンオーバーが遅くなることで定着します。形状は円形または楕円形で、色は茶色から黒に近いものまでさまざまです。

紫外線を浴びる頻度が高い部位にできやすく、日頃からの紫外線対策が重要になります。老人性色素斑の治療には、レーザー治療や外用薬が用いられます。早期に適切なケアを行うことで、しみが濃くなるのを防ぐことができます。

脂漏性角化症|顔面・首筋・背中などにできやすいいぼ

脂漏性角化症|顔面・首筋・背中などにできやすいいぼ

脂漏性角化症は、加齢とともに発生する良性の皮膚腫瘍であり、主に顔や首、背中に多く見られます。見た目は茶色や黒色をしており、表面がざらついているのが特徴です。このいぼは、皮膚の老化や紫外線の影響によって発生し、しみとは異なり皮膚の表面から盛り上がってくる点が特徴的です。

脂漏性角化症の治療方法としては液体窒素による凍結療法やレーザー治療、または電気焼灼法が一般的です。多くの場合、痛みを伴わずに短時間で施術が可能ですが、複数回の施術が必要なケースもあります。しみと同様に、予防のためには日頃からのスキンケアと紫外線対策が重要です。

その他のいぼについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。いぼの種類や原因、治療方法について詳しく解説しています

イボの種類と治療法

花弁状色素斑・老人性色素斑と他のしみの違い

花弁状色素斑・老人性色素斑と他のしみの違い

体にできるしみにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴や治療方法が異なります。次に、先ほど紹介した花弁状色素斑・老人性色素斑と他のしみとの違いを解説します。

肝斑との違い

肝斑は、顔の頬や額に左右対称に現れる茶色いしみで、女性ホルモンの影響が関係していると考えられています。特に妊娠や経口避妊薬の使用によって悪化する傾向があります。一方で、花弁状色素斑や老人性色素斑は紫外線によるダメージが主な原因であり、左右対称にできることは少ないのが特徴です。

肝斑の治療には内服薬や塗り薬などの外用薬が用いられます。対して、花弁状色素斑や老人性色素斑はレーザー治療が一般的に使われるなど、治療方法に違いがある点も重要なポイントです。

肝斑や他のしみについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。しみの種類や原因、治療方法について詳しく解説しています。

シミの原因と6つの治療法とは?治療の流れや料金も解説

メラノーマとの違い

メラノーマは悪性黒色腫とも呼ばれる皮膚がんの一種であり、通常のしみやいぼとは異なり、進行が早く命に関わる可能性があります。花弁状色素斑や老人性色素斑が比較的均一な色合いをしているのに対し、メラノーマは色がまだらで、不規則な形状をしているのが特徴です。

また、メラノーマは急速に大きくなることがあり、表面が盛り上がったり出血を伴う場合もあります。自己判断が難しいため、疑わしい場合は早めに皮膚科を受診し適切な診断を受けることが重要です。

体のしみ・いぼを消す方法は?治療法を紹介

体のしみ・いぼを消す方法は?治療法を紹介

当院では、体のしみ・いぼの治療に以下の2つのレーザー治療を用いています。

  • CO2レーザー
  • スポットレーザー(Qスイッチのスペクトラ)

それぞれの違いや特徴を解説します。

CO2レーザー

CO2レーザーは、炭酸ガスを用いたレーザー治療です。特に、脂漏性角化症のような隆起したいぼや厚みのあるしみの治療に効果的とされています。このレーザーは皮膚の水分に反応し、短時間で組織を蒸散させるため、メスを使わずに患部を削り取ることができます。

施術後は、かさぶたができることが多いですが、1週間から2週間程度で自然に剥がれます。その間、患部を清潔に保ち紫外線を避けることが重要です。CO2レーザーは比較的短時間で施術が終わりダウンタイムも短いため、多くの人に選ばれています。

スポットレーザー(Qスイッチのスペクトラ)

スポットレーザーは、しみの色素に反応するQスイッチレーザーを使用した治療法です。特に、老人性色素斑や花弁状色素斑などの色素沈着型のしみに適しています。レーザーがメラニンに吸収されることでしみを破壊し、時間とともに色が薄くなります。

治療後は一時的にしみが濃く見えることがありますが、これはメラニンが分解されていく過程で生じる正常な反応です。数週間から数か月かけて徐々に薄くなり、肌本来の色へと戻っていきます。効果を最大限に引き出すためには、複数回の施術が推奨されることが多いです。

体のしみ・いぼを予防する方法

体のしみ・いぼを予防する方法

肌のしみやいぼは、加齢や紫外線、生活習慣の影響を受けやすいものです。これらを防ぐためには、日々のスキンケアや生活習慣の改善が重要です。最後に、しみやいぼを防ぐための具体的な方法について解説します。

紫外線対策を徹底する

紫外線はしみの発生を引き起こす大きな要因の一つです。肌が紫外線を浴びるとメラニンが生成され、最終的にしみとして定着してしまいます。日焼けを防ぐためには、年間を通して紫外線対策を行うことが重要です。

また、日焼け止めはこまめに塗り直しましょう。特に外出時や長時間屋外にいる場合は、2~3時間ごとに塗り直すのが理想的です。日傘や帽子、サングラスを活用することで紫外線を物理的にカットするのも有効です。

屋内にいる場合でも、窓からの紫外線が影響するため油断は禁物です。紫外線カットフィルムを窓に貼る、または紫外線カット効果のあるカーテンを使用することで、室内でも紫外線対策を強化できます。

規則正しい生活を送る

肌の健康を維持するためには、生活習慣を整えることが大切です。特に、睡眠不足やストレスは、しみやいぼの原因となる活性酸素を増加させるため、十分な睡眠とストレス管理が求められます。

睡眠は1日7~8時間を目安にし、寝る直前のスマートフォンやパソコンの使用を避けることで、質の高い睡眠を確保できます。また、バランスの取れた食事も欠かせません。ビタミンCやビタミンEを多く含む食品は、抗酸化作用があり、肌の老化を防ぐ働きがあります。例えば、柑橘類やナッツ類、緑黄色野菜を積極的に摂取するとよいでしょう。

適度な運動も重要です。運動をすることで血流が良くなり、新陳代謝が活発になるため、肌のターンオーバーを促進できます。ウォーキングやストレッチなど、無理のない範囲で継続的に行うことが理想的です。

適切なスキンケアを行う

毎日のスキンケアは、しみやいぼの予防に欠かせません。特に、洗顔や保湿は肌の健康を維持する基本です。洗顔はゴシゴシとこすらず、優しく泡で洗いましょう。肌に負担をかけないよう、低刺激の洗顔料を使用し、ぬるま湯でしっかりとすすいでください。

保湿も重要なポイントです。乾燥すると肌のバリア機能が低下し、紫外線の影響を受けやすくなります。化粧水や乳液、クリームなどでしっかりと保湿し、特に冬場やエアコンが効いた室内ではこまめにスキンケアを行いましょう。

また、古い角質が肌に残るとターンオーバーが乱れ、しみやいぼの原因となります。定期的なピーリングや角質ケアを取り入れることで、肌の生まれ変わりをサポートできます。ただし、頻繁に行いすぎると逆に肌を傷める可能性があるため、週に1~2回程度の頻度にとどめることが重要です。

東京で体のしみ・いぼの治療ならアイシークリニックへご相談ください

東京で体のしみ・いぼの治療ならアイシークリニックへご相談ください

しみやいぼは、放置したり誤った対処をしてしまうと色が濃くなったり、数が増えてしまうことがあります。特に、強い紫外線や摩擦の影響を受けるとなかなか改善せず、治療が長期化することもあります。しかし、症状が軽いうちに適切なケアや治療を行うことで、肌トラブルを防ぎ、健康的な素肌を維持することが可能です。

もし、しみやいぼが気になるようであれば、ぜひ当院にご相談ください。患者様のお肌の状態に合わせた適切な治療法をご提案いたします。

監修者医師

高桑 康太 医師

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医
略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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