ケミカルピーリングとは?美容効果や料金、おすすめの併用治療について解説
「ケミカルピーリングの効果や料金は?」
「ケミカルピーリングのおすすめの併用治療を知りたい」
とお考えではありませんか?
ケミカルピーリングとは美容治療の一種です。顔に薬剤を塗布することで、肌の古い角質を取り除くと同時にお肌の新陳代謝を整え、ニキビや黒ずみなど肌トラブルの改善へと導きます。
こちらのページでは、ケミカルピーリングの効果や料金、おすすめの併用治療について解説します。
ケミカルピーリングによる美容治療が自分に適したものか判断できるようになるため、ぜひ最後までご覧ください。
当院では患者様一人ひとりに適した治療法を提案し、結果にこだわった治療を行います。
お悩みや症状をしっかりとヒアリングいたしますので、まずは以下のボタンからカウンセリングをお申込みください。
目次
ケミカルピーリングとは?肌の角質を取り除く美容治療
ケミカルピーリングとは、肌の角質を取り除く美容治療です。
グリコール酸などの薬剤を肌に塗布することで、汚れた角質や表皮を剥がします。
それと同時に肌のターンオーバーを整え、角質層同士の結びつきを弱めることで新しい角層の生成を促進します。
ターンオーバーとは、肌の表皮で行われる新陳代謝です。表皮の深部で生まれた細胞が肌の表面の角質層になり、老廃物や垢として剥がれ落ちる一連の周期を指します。
ターンオーバーに乱れがあると、ニキビや毛穴の開きなど肌トラブルの原因になります。
ケミカルピーリングは薬剤に含まれた美容成分が表皮の深部まで浸透し、肌のターンオーバーが正常化されることで、肌質の改善効果が期待できる治療です。
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ケミカルピーリングの種類
ケミカルピーリングはさまざまな種類があり、それぞれ用いられる薬剤が異なります。
- グリコール酸ピーリング
- サリチル酸マクロゴールピーリング
- マッサージピール(コラーゲンピール)
以下では、3種類のケミカルピーリングについてそれぞれ詳しく解説しています。
種類①グリコール酸ピーリング
グリコール酸ピーリングは、フルーツ酸の一種である「グリコール酸」を肌に塗布するピーリングです。
グリコール酸ピーリングには以下のような作用があります。
- 毛穴の角化を抑制
- 皮膚の新陳代謝を活発化
- コラーゲンの増生
これらの作用により、キメ細かいくすみの取れたお肌へと導きます。
また、グリコール酸には細胞同士の結合を弱めるはたらきがあり、肌のくすみなどを改善する効果も期待できます。
種類②サリチル酸マクロゴールピーリング
サリチル酸マクロゴールピーリングとは、古い角質を溶かして肌質を改善するピーリング治療です。
サリチル酸マクロゴールピーリングには、サリチル酸をマクロゴール基剤に溶かしたピーリング剤を用います。
従来はエタノール基剤のピーリング剤が用いられていましたが、痛みや発赤・炎症などの副作用が見られました。マクロゴール基剤はエタノール基剤と比較して、治療時の痛みや炎症などの副作用が少ないのが特徴です。
また、グリコール酸ピーリングと比べてもムラなく角質を取り除くことができ、ニキビや毛穴の黒ずみなどに高い効果が期待できます。
種類③マッサージピール(コラーゲンピール)
マッサージピールは「PRX-T33」という薬剤を用いたケミカルピーリングです。PRX-T33の主成分は次の3つです。
- トリクロロ酢酸(TCA)
- 過酸化水素
- コウジ酸
トリクロロ酢酸が真皮層にある線維芽細胞を刺激し、コラーゲンの増生を促進。過酸化水素がトリクロロ酢酸による炎症作用を抑制、メラニンの生成を抑制してシミやくすみの改善へと導きます。
毛穴の引き締めやニキビの改善をはじめとする、さまざまな肌トラブルの改善が期待できます。
マッサージピールについて以下のページで詳しく解説していますので、ぜひあわせてご確認ください。
コラーゲンピール(マッサージピール)とは?5つの効果やセルフケアのリスクを解説
ケミカルピーリングの効果|ニキビや毛穴開き、シミの改善
ケミカルピーリングに期待できる効果は次の通りです。
- 毛穴開き
- ニキビ
- シミ
- くすみ
- 小じわ
肌のくすみや小じわなど、肌トラブルの原因の多くはターンオーバーの乱れです。ケミカルピーリングは薬剤を塗布して肌のターンオーバーを整え、シミやくすみの改善へと導く治療法です。
また、ピーリングによって古い角質や毛穴の角栓を除去。黒ずみや毛穴開きの改善効果も期待できるため、鼻の黒ずみやいちご鼻が気になる方にもおすすめです。
その他、ケミカルピーリングはニキビの原因である肌の炎症を抑えるはたらきがあり、ニキビの改善に高い効果が期待できます。
ケミカルピーリングで美肌へと導く仕組み
ケミカルピーリングで美肌へと導くメカニズムは次の通りです。
- 薬剤を塗布
- 塗布と同時に皮膚表面の古い角質や汚れを除去
- 新しい皮膚の生成が活性化
- 肌トラブルを改善
ケミカルピーリングで塗布した薬剤は、肌の角質層から表皮深部まで浸透します。
浸透した薬剤が新しい皮膚の再生を活性化させることで肌トラブルを改善し、美肌へと導きます。
ケミカルピーリングでニキビ跡は改善できる?
ケミカルピーリングは、軽度のニキビ跡の改善効果が期待できます。
肌の表面をピーリングすることで、ニキビ跡の凹凸の改善へと導きます。また、ケミカルピーリングは色素沈着の改善効果も期待できるため、ニキビ跡の色素沈着にも有効です。
ただし、ニキビ跡の症状が酷くクレーターのようになっている場合、ケミカルピーリングのみでの治療は難しい場合があります。その場合、レーザー治療など他の治療方法と併用して施術を行うことを推奨します。
効果はいつから現れる?2週間に1回の頻度・5回以上の施術が目安
「ケミカルピーリングの効果はいつから現れる?」「何回の施術が必要?」などと気になっている方も多いのではないでしょうか?
ケミカルピーリングは、一回の治療でもある程度の効果は実感できます。しかし、ニキビやシミなどの症状を改善するには、複数回の施術が必要です。
たとえば中等度のニキビの場合は6回、重度のニキビの場合は平均10回の治療が目安となります。そのため症状にもよりますが、ニキビの改善には6~10回程度の施術回数が必要です。
また、ケミカルピーリングの施術頻度は2週間に1回が目安です。効果を確認できたら徐々に間隔を空けていき、1ヶ月~1ヶ月半に1回の頻度にすることで肌への負担を抑えます。
ケミカルピーリングとイオン導入の併用治療がおすすめ
ケミカルピーリングは、効果を上げるために、イオン導入との併用がおすすめです。
イオン導入とは、微弱な電流を用いてビタミンCやトラネキサム酸などの美容成分を肌に浸透させる治療です。
ケミカルピーリング後は、古い角質が取り除かれ、美容成分が吸収されやすい状態になっています。そのため、イオン導入による美容成分が肌の深部にまで浸透しやすくなり、相乗効果が期待できます。
また、ケミカルピーリングはダーマペンとの併用もおすすめです。ダーマペンとは、肌に針を刺すことで極小の穴を形成し、コラーゲンの生成を促進。肌質を改善する治療です。
ケミカルピーリングと併用することで、ダーマペンで開いた穴に、ケミカルピーリングの薬剤が浸透し、相乗効果が期待できます。
イオン導入の詳細、ダーマペンの詳細についてそれぞれ次のページで詳しく解説しています。
ピーリングとは?イオン導入・コラーゲンピールとの相乗効果も解説!
ダーマペンで肌質改善!効果はいつから出る?3つの特徴や施術方法を解説!
ケミカルピーリングの治療の流れ
ケミカルピーリングの治療の流れは、次の通りです。
- カウンセリングで肌の症状を確認する
- 施術前にクレンジングで化粧や肌の汚れを落とす
- 薬剤を塗布する
- 薬剤の拭き取り
- クーリング
- 治療完了
カウンセリングでは患者様の肌を診察し、症状に合わせた治療プランをご提案いたします。
また、施術前にクレンジング・洗顔をしていただき、化粧や皮脂、肌の汚れを落としていただきます。
ケミカルピーリングにダウンタイムはある?治療後の経過
ケミカルピーリングのダウンタイムで起こりうる症状は次の通りです。
- 皮むけ
- 肌の赤み・肌荒れ
- 肌の乾燥
ケミカルピーリング後は、肌が赤みや乾燥による肌荒れ症状が出たり、敏感肌の方は薄皮がむけるような症状が出たりします。しかし、いずれも2〜3日で症状が改善するケースがほとんどです。
治療直後はぴりぴりとした刺激感を覚えることがあります。
また、ケミカルピーリングの施術後のお肌は日焼けしやすい状態です。そのため、施術後1~2週間は外出時にUVカット効果のある日焼け止めを使用してください。
ケミカルピーリングの副作用と施術前の注意点
ケミカルピーリングは副作用がほとんどありません。施術後はわずかにかゆみやピリピリとした感じが残りますが、痛みや腫れを起こすことは稀です。
ケミカルピーリングの施術前の注意点として、施術前日の顔剃りやパック、スクラブ洗顔は避けるようにしてください。角質が傷んでいるとケミカルピーリング必要以上に深くなる可能性があるためです。
その他、次の項目に当てはまる方は、ケミカルピーリングの治療を受けられない場合があります。
- 喘息やアトピーをお持ちの方
- 妊娠中・授乳中の方
- 治療中の病気がある方
- 傷跡が残りやすい方
上記に該当する方は、治療前に担当医と相談してください。
ケミカルピーリングは自宅でも受けられる?セルフとクリニックの違い
ケミカルピーリングは自宅でもできますが、クリニックで受けるのがおすすめです。
クリニックで行う医療用ピーリングと、自宅で行うピーリングの違いは薬剤の濃度です。たとえばグリコール酸ピーリングの場合、自宅用の薬剤は濃度が2.5~7.5%なのに対して、医療用の薬剤の濃度は20~30%と異なります。
これは、自宅でできるケミカルピーリングが「医薬部外品」や「化粧品」に分類されるためです。
自宅でのケミカルピーリングはあくまでも「お肌のお手入れ」を目的としています。ニキビやシミなどを改善したい場合は、クリニックでケミカルピーリングの施術を受けましょう。
ケミカルピーリングと市販のピーリング剤との違い
ケミカルピーリングと市販のピーリング剤の違いは、薬剤の濃度です。
ケミカルピーリングは市販のピーリング剤と比較して濃度が高く、より高い効果が期待できます。
市販のピーリング剤には以下3つのタイプがあります。
- 石鹸タイプ
- 美容液タイプ
- 洗い流すタイプ
それぞれ効果やお肌への負担は異なるため、自分の肌の状態や肌質に合ったものを選ばなければなりません。
一方、ケミカルピーリングは肌質に合わせて薬剤の種類・濃度を調整可能なため、市販のピーリング剤より肌への負担を抑えた施術を受けられます。
ケミカルピーリングの値段は?当院の施術料金
当院のケミカルピーリングの施術料金は、治療の目的によって異なります。
料金詳細は、お悩み別に以下の料金表からそれぞれご確認ください。
ケミカルピーリングに関するよくある質問
ケミカルピーリングに関するよくある質問に対する回答をまとめました。
Q.治療後にニキビや毛穴が悪化するのは失敗ですか?
ケミカルピーリングは治療後、一時的にニキビや毛穴が悪化する場合があります。
このような一時的な症状の悪化は「好転反応」と呼ばれ、ケミカルピーリングによって肌の細胞が活性化したために起こる症状です。
多くの場合、治療を続けることで症状は改善していくので、ケミカルピーリングによる治療を継続してください。
Q.ケミカルピーリングは背中など顔以外でも受けられますか?
ケミカルピーリングは、顔以外にも施術可能です。背中や腕の治療にも対応しています。
ただし体の皮膚は顔の皮膚と比較して厚いため効果を実感しにくいです。
そのため、顔の治療と比べて効果を実感するまでに時間がかります。
ニキビや毛穴開きでお悩みならケミカルピーリングをお試しください
ケミカルピーリングは美容治療の一種です。顔に薬剤を塗布することで美容有効成分を肌の深部まで浸透させます。
ケミカルピーリングで改善効果が期待できる肌の症状は、次の通りです。
- 毛穴開き
- ニキビ
- シミ
- くすみ
- 小じわ
ケミカルピーリングは肌のターンオーバーの周期を整えることで、さまざまな肌トラブルの改善効果が期待できます。ダウンタイムも少なく、肌への負担も多くありません。
ニキビや毛穴開きでお悩みの方は、ぜひお気軽に当院へご相談ください。
当院では患者様一人ひとりに適した治療法を提案し、結果にこだわった治療を行います。
お悩みや症状をしっかりとヒアリングいたしますので、まずは以下のボタンからカウンセリングをお申込みください。