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メディカルコスメ(医療用医薬品)とは?化粧品ブランドやドクターズコスメとの違いを解説

「医療用化粧品やメディカルコスメとはどんなもの?」
「メディカルコスメにはどんなブランドがある?」

などとお悩みではありませんか。

メディカルコスメ(医療用医薬品)は医療機関でカウンセリングを受けてから購入を検討できる化粧品です。メディカルコスメにはナビジョンやセルニュープラスなど、さまざまなブランドがあり、効果や成分、特徴が異なります。

医療機関を受診して、自分に合った医療用化粧品を選ぶことが大切です。

このページでは、メディカルコスメの詳細や主なスキンケアブランド、医薬品と化粧品の違いなどについて解説します。

当院では患者様一人ひとりに適した治療法を提案し、結果にこだわった治療を行います。
お悩みや症状をしっかりとヒアリングいたしますので、まずは以下のボタンからカウンセリングをお申込みください。

目次

メディカルコスメとは?医療機関・クリニック専売の化粧品

メディカルコスメとは?医療機関・クリニック専売の化粧品

メディカルコスメとはクリニックなど医療機関で診察を受け、医師による指導を受けることを前提とした化粧品です。皮膚科医や美容外科医など肌の専門家や、製薬会社などが研究・開発しています。

医療機関専売の化粧品も多く、市販の化粧品よりも高濃度の美容成分を配合していることが特徴です。

成分の内容や期待できる効果についてはっきりと説明されていることが多く、化粧品よりも医薬品のように扱われることもあります。

なお、メディカルコスメという言葉に明確な規定や基準はありません。

医療機関で取り扱われるメディカルコスメのブランド

医療機関で取り扱われるメディカルコスメのブランド

医療機関で取り扱われるメディカルコスメには、以下の15のブランドがあります。

  • ナビジョン
  • セルニュープラス
  • エンビロン
  • ゼオスキン
  • スキンピールバー
  • ビューティフルスキン
  • NOV(ノブ)
  • ディーアールエックス(DRX)
  • ラロッシュポゼ
  • グラファ
  • プラスリストア
  • ガウディスキン
  • アスタリズム
  • ラシャスリップ
  • メディプラス

ここからは、それぞれのブランドの特徴や期待できる効果について解説します。

ナビジョン|トラネキサム酸配合で美白効果が期待できる

ナビジョンは資生堂が開発したメディカルコスメです。

アミノ酸の一種「トラネキサム酸」を有効成分として配合していることが特徴です。トラネキサム酸には炎症を抑える作用があるほか、肝斑を改善して美白に導く効果が期待できます。

またナビジョンには2種類のシリーズがあり、中でも「ナビジョンDR」は医療機関専売のシリーズで美白スキンケアとして使用されています。

当院ではナビジョンDRの化粧品を取り扱っております。ナビジョンについてより詳しく知りたい方は、以下のページも併せてご覧ください。

ナビジョンのおすすめ化粧品6選|ナビジョンDRとの違いや効果について解説

セルニュープラス|敏感肌にも使用可能で施術後のアフターケア向け

セルニュープラスは敏感肌にも使用できるスキンケアブランドです。

ケミカルピーリングやレーザー治療、イオン導入などの施術後は肌が敏感になっている状態です。セルニュープラスは施術効果を補うと同時に、施術後の肌をケアできます。

肌の乾燥や赤み、シミ、ニキビの対策など、商品によってさまざまな効果が期待できます。

なお、セルニュープラスには「ベーシックタイプ」と有効成分配合の「セルニュープラス DR」の2種類があり、いずれも医療機関のみでしか購入できません。

セルニュープラスについて詳しく知りたい方は、以下のページもご確認ください。

セルニュープラスとは?日焼け止めや石鹸、洗顔料などの商品を紹介

エンビロン|ビタミンA配合の医療用の化粧品ブランド

エンビロン|ビタミンA配合の医療用の化粧品ブランド

エンビロンはビタミンAを配合した医療用の化粧品ブランドです。

ビタミンAを中心としてビタミンCやEなどがバランス良く配合されており、肌本来のコンディションを高めます。みずみずしく美しい肌へと導き、ニキビや毛穴の開き、シミなどを予防します。

ビタミンAの濃度が高い化粧品は、皮膚科などでカウンセリングが必要です。エンビロンについて詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。

エンビロンとは?効果や使い方、ゼオスキンとの違いについて解説

ゼオスキン|ハイドロキノン配合でシミを予防する化粧品

ゼオスキンはさまざまな肌トラブルを改善へと導く化粧品です。継続して使用することで、シミやそばかすなどが薄くなり、透明感のある肌を目指すことが可能です。

複数の製品を組み合わせて肌質改善を目指すプログラムが特徴的で、クリニックのカウンセリングを通して、自分の肌に合ったプログラムを受けることができます。

初めてゼオスキンの使用を考えている方は、プログラムの利用がおすすめです。

ゼオスキンについて詳しく知りたい方は、以下のページもご確認ください。

ゼオスキン(ZO SKIN HEALTH)の値段や効果は?洗顔や日焼け止めなどの種類を紹介

スキンピールバー|お肌の悩みに合わせて選べるピーリング石鹸

スキンピールバーは、お肌の悩みに合わせて4つのタイプから選べるピーリング石鹸です。

角質ケアに有効な成分「AHA」が、肌表面の古い角質や毛穴汚れをやさしく洗い流します。ターンオーバーを整えることで、あらゆる肌トラブルからお肌を守る石鹸です。

ニキビケアに有効で、メラニン色素の排出を促して透明感のあるお肌へと導きます。

タイプによってピーリング成分の濃度が異なるのが特徴的です。敏感肌から脂性肌まで、自分の肌質にあわせて選べます。

ビューティフルスキン|肌への刺激が少ない化粧品

ビューティフルスキン|肌への刺激が少ない化粧品

ビューティフルスキンは肌への刺激が少ない化粧品です。

ミネラル成分のみのファンデーションは、軽やかでやさしい付け心地が特徴です。

シンプルな成分で作っている分、皮膚の負担を抑えているため長時間メイクしたままで過ごしやすく、肌トラブルを起こすリスクも少ないです。

ファンデーションだけでなく、毛穴を目立たなくさせる化粧下地や、メイクの仕上げ時にツヤを与えるフィニッシングパウダーなどさまざまな化粧品が展開されています。

NOV(ノブ)|毛穴や皮脂にアプローチしてニキビを予防する化粧品

NOV(ノブ)は毛穴や皮脂にアプローチしてニキビを予防する化粧品ブランドです。

ACアクティブシリーズはビタミンC誘導体やグリコール酸を成分に取り入れ、肌への負担を避けながらニキビの原因となる角質や毛穴の詰まりを取り除きます。

また敏感肌向けのスキンケアシリーズやメイクアップ用のシリーズなど、さまざまなシリーズを展開しており、自分のお肌の悩みにあわせて選べるのが特徴です。

ディーアールエックス(DRX)|刺激の少ないハイドロキノンを配合

ディーアールエックス(DRX)はより刺激の少ないハイドロキノンを配合するためロート製薬が開発した、クリニック専売の化粧品です。

ハイドロキノンを取り入れた美容液や美容クリームによって、メラニン色素の発生を抑制してシミを防ぐ効果が期待できます。

また美容液のほかに保湿剤やアイクリーム、日焼け止め乳液などのシリーズがあります。

ラロッシュポゼ|刺激が少なく健やかな肌を保つ敏感肌向けブランド

ラロッシュポゼ|刺激が少なく健やかな肌を保つ敏感肌向けブランド

ラロッシュポゼはターマルウォーターを有効成分とする敏感肌向けのスキンケアブランドです。

ターマルウォーターは、スキンケアの浸透や保湿効果を高め、肌のひりつきを緩和する成分です。

基礎化粧品だけでなくBBクリームやクレンジングウォーターなど、メイク用のアイテムも展開されているのが特徴的です。

グラファ|肌を乾燥から守る化粧品ラインナップ

グラファは肌を乾燥から守る化粧品を展開するスキンケアブランドです。

中でも「グラファ モイスチュアキープ ミルクMC」は、アトピー性皮膚炎の保湿ケアに有効な製品で、医療機関でも取り扱われることの多い製品です。「MCキトサン」と呼ばれる保湿成分を配合し、保湿効果を長時間持続させます。

そのほか、日焼け止めや洗顔フォーム、ハイドロキノン配合の軟膏などがあります。

プラスリストア|レーザー治療前後の肌をケアするスキンケアブランド

プラスリストアはレーザー治療に25年以上携わったジェイメックによって開発された、施術前後の肌をケアするスキンケアブランドです。

化粧水「TPNaローションMD」には、抗菌効果が期待できる成分「両親媒性ビタミンE誘導体TPNaが含まれています。さらに、「グリチルリチン酸」と呼ばれる成分には、抗炎症作用があり、2つの有効成分によって、炎症を伴うニキビ肌の症状を和らげます。

また摩擦を減らす作りの洗顔石鹸やクレンジングフォーム、施術後の赤みを目立たなくさせるコンシーラーなどが特徴的です。

ガウディスキン|ビタミンA誘導体を配合した日本人の肌質向け化粧品

ガウディスキン|ビタミンA誘導体を配合した日本人の肌質向け化粧品

ガウディスキンはビタミンA配合の基礎化粧品を取り扱うスキンケアブランドです。

欧米人と日本人とでは、ビタミンAの許容量が異なると考えられています。ガウディスキンは日本人の肌質に向けて開発されました。

美容クリーム「エクラリバイブ」はビタミンAや7種類のペプチドを成分に取り入れ、肌のバリア機能に働きかけてハリとツヤのある肌へと導きます。

ビタミンA誘導体を配合したクリームや美白化粧水のほかに、敏感肌用の洗顔料など幅広く展開されています。

アスタリズム|クレンジング後のお手入れにプラスできる美容液

アスタリズムは「アスタキサンチン」という成分を取り入れた美容液です。アスタリール株式会社によって開発されました。

アスタキサンチンには抗酸化作用や抗炎症作用が期待されており、さまざまなお肌の悩みにアプローチできます。

クレンジングや洗顔後にアスタリズムを使い、今までのお手入れを行うことで、スキンケアのベースを作ります。

ラシャスリップ|ハリやツヤのある唇へと導く

ラシャスリップは、ハリやツヤのある唇へと導くスキンケアブランドです。

唇のボリュームアップや保湿効果が期待できる、リップグロスやリップ用マスクなどを販売しています。

自社開発したペプチドや海洋性コラーゲンを成分に取り入れており、唇に潤いを与えて色調を整えます。

そのほか、保湿オイルやヒアルロン酸も配合しているので、唇の乾燥対策にも有効です。

メディプラス|乾燥を予防するゲルや日焼け止めを展開

メディプラスは乾燥予防を目的とするスキンケアブランドです。

肌の乾燥を防ぎ、潤いを持続させ続けるための成分として、アクアオイル・出雲玉造温泉水・ヒト型セラミド・ヒアルロン酸などが配合されています。

化粧水や乳液、美容液など要素を備えた「オールインワンゲル」を販売しており、幅広いスキンケアを一つの製品でカバーすることができます。

化粧品と医薬品の違いは?効果や目的が異なる

化粧品と医薬品の違いは?効果や目的が異なる

化粧品と医薬品では、効果や目的に違いがあります。具体的な違いは、以下の通りです。

名称 医薬品 医薬部外品 化粧品
目的 病気の「治療」 症状の防止・衛生 ・清潔にする
・美化する
・魅力を増す
・健やかに保つ
など
効果の程度 より期待できる 効果が期待できる やや期待できる

医薬品は病気の治療を目的としているのに対して、医薬部外品は防止や衛生が目的です。

それに対して、化粧品は清潔にすることや美化することを目的とした製品で、効果・効能は医薬部外品と比べてもより緩やかです。

一般的な化粧品は有効成分が配合されていないので、「ニキビを防ぐ」などの表現をすることはできません。

化粧品と薬用化粧品の違いは?有効成分が異なる

化粧品は「薬用化粧品」と「化粧品」の2種類に分けられます。

前の章では化粧品は有効成分を配合されていないとお伝えしましたが、薬用化粧品は医薬部外品に位置付けられるため有効成分が配合されています。

化粧品と薬用化粧品の違いは、有効成分が配合されているかどうかです。

中でも医療機関で使用される化粧品(メディカルスキンケア)は、市販の化粧品と比べて高濃度の有効成分が配合されているため、より効果を実感しやすいことが特徴です。

ドクターズコスメとは?医療機関以外でも購入可能な化粧品

ドクターズコスメとは、皮膚科や美容外科など専門知識を持った医師が研究・開発した化粧品のことです。市販で購入できる化粧品も含められます。

メディカルコスメも皮膚科医や美容外科医などによって開発された化粧品ですが、クリニック・医療機関で専売されている化粧品です。

そのためメディカルコスメは通販サイトなどで購入できませんが、ドクターズコスメは通販サイトなどで購入できる化粧品もあります。

メディカルコスメは通販・ドラッグストアで購入できる?

メディカルコスメは通販・ドラッグストアで購入できる?

メディカルコスメを購入する際には基本的に医療機関の受診が必要です。

そのため、通販サイトやドラッグストアで購入することはできません。

しかしメディカルコスメの中には、オンライン診療を受ければ通販で購入できるものもあります。

スキンケアとしてメディカルコスメの利用を考えている方は、まずは医療機関・クリニックに相談しましょう。

医療用化粧品の費用は?当院のホームケア商品の料金

詳しい料金の詳細は、ホームケア商品の料金表をご覧ください。

医療用化粧品の購入はアイシークリニックにご相談ください

医療用化粧品の購入はアイシークリニックにご相談ください

医療用化粧品はクリニックや医療機関のみで販売されている化粧品のことです。メディカルスキンケアとも言い、市販で購入することはできず、医療機関の受診・カウンセリングが必要です。

メディカルスキンケアは一般的な化粧品とは異なり、有効成分が配合されているため、より効果・効能を期待することができます。スキンケアブランドはナビジョンやセルニュープラス、エンビロンなどさまざまです。

医療用化粧品を毎日のケアに取り入れたい方は、一度アイシークリニックにご相談ください。

当院では患者様一人ひとりに適した治療法を提案し、結果にこだわった治療を行います。
お悩みや症状をしっかりとヒアリングいたしますので、まずは以下のボタンからカウンセリングをお申込みください。

監修者医師

高桑 康太 医師

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任

松尾 由紀 医師

保有資格

日本形成外科学会形成外科専門医 /皮膚腫瘍外科分野指導医 /小児形成外科分野指導医 /レーザー専門医 /熱傷専門医
略歴

  • 1995年 大分医科大学医学部卒業
  • 1995年 大分医科大学医学部附属病院形成外科勤務
  • 1999年 兵庫県立子供病院形成外科勤務
  • 2007年 湘南鎌倉総合病院形成外科・美容外科勤務

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