レボノルゲストレルとは?避妊率や副作用、ノルレボとの違いを解説
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「レボノルゲストレルの避妊率は?」
「レボノルゲストレルの正しい飲み方を知りたい」
とお考えではありませんか?
レボノルゲストレルは避妊に失敗した時に、緊急避妊を目的として飲むアフターピルです。排卵を抑制することで避妊効果が期待できます。
より妊娠を避けるためには、性交後できる限り早いタイミングで服用することが大切です。
このページではレボノルゲストレルの効果や副作用、飲み方、ノルレボ錠との違いなどを解説します。
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目次
- 1 レボノルゲストレルとは?富士製薬が製造するアフターピル(緊急避妊薬)
- 2 レボノルゲストレルで緊急避妊が必要な4つのケース
- 3 レボノルゲストレルの避妊効果・作用機序 | 黄体ホルモンが排卵を抑制
- 4 レボノルゲストレルの避妊率は?72時間以内の服用で98%
- 5 レボノルゲストレルは副作用がない?消退出血や吐き気、眠気がある
- 6 レボノルゲストレルの飲み方 | 性行為から72時間以内に1錠を服用
- 7 レボノルゲストレルは通販で購入できる?即日発送は可能?
- 8 レボノルゲストレル錠とノルレボ錠の違いは?レボノルゲストレルはジェネリック医薬品
- 9 レボノルゲストレルとデソゲストレルの違い | 黄体ホルモンの種類
- 10 レボノルゲストレル錠1.5mgの処方は医療機関を受診ください
レボノルゲストレルとは?富士製薬が製造するアフターピル(緊急避妊薬)
レボノルゲストレルはアフターピル(緊急避妊薬)の一種です。
レボノルゲストレル錠1.5mg「F」という名称で富士製薬が製造・販売しています。有効成分は「レボノルゲストレル」という黄体ホルモンです。
レボノルゲストレルを使用する避妊法は「レボノルゲストレル法」と呼ばれます。
従来の緊急避妊法である「ヤッペ法」と比べて避妊成功率が高く、服用も1回で済むため副作用が少ないといったメリットがあります。
アフターピルの詳細については以下のページをご覧ください。
モーニングアフターピル(緊急避妊薬)とは?正しい飲み方や処方の流れを解説
レボノルゲストレルで緊急避妊が必要な4つのケース
レボノルゲストレルは、以下のようなケースが起きた場合に緊急避妊の手段として服用します。
- 避妊せず性交した
- コンドームを付けずに性交して膣外に射精した
- コンドームが破れた・外れた
- 低用量ピルを飲み忘れた、またはピルの効果が出る前に嘔吐した
膣外射精は避妊法ではありません。避妊をしなかった、もしくは避妊に失敗したと気づいた場合はレボノルゲストレルをすぐに服用しましょう。
レボノルゲストレルの避妊効果・作用機序 | 黄体ホルモンが排卵を抑制
レボノルゲストレルは以下2つの効果が期待できます。
- 排卵の抑制
- 子宮内膜の増殖防止
レボノルゲストレルは主に排卵を抑制し、受精卵を作らせないように作用します。受精卵ができないため妊娠を避けることが可能です。
また排卵・受精した後に服用した場合でも、子宮内膜の増殖を防止することで受精卵を着床しづらくして妊娠を防ぎます。
レボノルゲストレルの避妊率は?72時間以内の服用で98%
レボノルゲストレルの避妊率は、性交後72時間以内の服用で98%です。
避妊率とは、生理周期に関係なくピルを服用した時に、妊娠しなかった割合を指します。
一方、生理周期から妊娠しやすい時期の服用で妊娠しなかった割合を「妊娠阻止率」と呼びます。レボノルゲストレルの妊娠阻止率は、性交後72時間以内の服用で84%です。
レボノルゲストレルは高い避妊率を期待できるものの、100%避妊できるものではないので注意してください。
レボノルゲストレルは副作用がない?消退出血や吐き気、眠気がある
レボノルゲストレルの添付文書には、以下の副作用があると記載されています。
- 消退出血
- 吐き気
- 眠気
- 頭痛
- めまい
- 貧血
- 乳房の張り
など
中でも不正出血や吐き気、頭痛などが副作用として多く見られます。ただし、症状は一時的なもので、時間とともに症状はおさまっていきます。
また、レボノルゲストレルに重篤な副作用は報告されていません。
レボノルゲストレルの副作用が出る確率は?頻度は明らかになっていない
レボノルゲストレル錠の添付文書によると、副作用の発言頻度は明らかになっていません。
頻度は不明ですが、消退出血や不正出血が副作用として多く報告されています。
しかしレボノルゲストレルの副作用はホルモン環境が一時的に変化したことによるものと考えられています。そのため副作用を過度に心配する必要はありません。
レボノルゲストレルの副作用はいつからいつまで?約24時間以内に消失
レボノルゲストレルの副作用は服用してから数時間で起こります。しかし、ほとんどは24時間以内に消失します。
長くても3日で症状が消失するのが一般的です。時間の経過とともに症状は軽くなり、長引くことはありません。
レボノルゲストレルの飲み方 | 性行為から72時間以内に1錠を服用
レボノルゲストレルは性行為から72時間以内に1錠を服用します。できる限り早く飲むとより高い避妊効果が期待できます。
服用時は水かぬるま湯などと一緒に飲み込みましょう。またPTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用してください。
レボノルゲストレル服用後の生理はいつくる?3週間以内に起こる
レボノルゲストレルを服用したあと、多くの場合は3週間以内に生理に似た出血があります。
アフターピルを服用したことによる出血を「消退出血」と言います。消退出血は生理の周期と違うタイミングで起こるもので、生理と比べて出血する期間が少ないほか出血量も少ないことが特徴です。
排卵前や排卵後にレボノルゲストレルを服用した場合、通常の生理周期よりも早く消退出血が起こります。
なお消退出血が起これば避妊できたと判断してよいです。
消退出血や生理が3週間以内に来ない場合、避妊に失敗している可能性があります。その場合はすぐに医師に相談してください。
レボノルゲストレル服用後の食事はどうする?飲酒は控える
レボノルゲストレルを服用した後は、通常通りに食事を取って構いません。
ただし服用から2時間以内に嘔吐や下痢をすると、アフターピルの効果が出ず避妊に失敗する恐れがあります。服用して2時間以内に体外に排出してしまった場合はすぐに医師に相談してください。
また飲酒は可能ですが、レボノルゲストレルの効果が下がったり副作用が強くなったりする可能性があるため控えましょう。
なおレボノルゲストレルの副作用で吐き気や腹痛を催した場合は、市販の吐き気止めなどを服用しても問題ありません。
レボノルゲストレルは排卵日や排卵後に飲んでも良い?妊娠阻止率は変わらない
レボノルゲストレルは排卵日や排卵後に飲んだ場合でも妊娠阻止率は変わりません。
レボノルゲストレルには子宮内膜の増殖を抑制する作用があります。そのため排卵の時期にかかわらず、性交から72時間以内に服用すれば避妊効果は期待できます。
レボノルゲストレルは72時間以降に服用しても意味ない?
レボノルゲストレルは、性行為から120時間までに服用すれば効果が現れる見込みがあります。
しかし性行為から時間が経つごとに、レボノルゲストレルの服用による避妊効果は下がっていきます。避妊に失敗したらできる限り早く服用しましょう。
レボノルゲストレルの禁忌 | 授乳中の女性・妊婦は服用してはいけない
添付文書によると、以下の人はレボノルゲストレルを服用してはいけません。
- レボノルゲストレルの成分で過敏症になったことがある方
- 重篤な肝障害のある方
- 授乳中・妊娠中の方
レボノルゲストレルは成分が乳汁に移行する可能性があるため、服用後24時間以内は授乳を避けなければなりません。
レボノルゲストレルは通販で購入できる?即日発送は可能?
レボノルゲストレルは医療用医薬品です。そのため市販品が販売されておらず、医師の診察を受けて処方してもらう必要があります。
通販や薬局、ドラッグストアなどでは購入できません。
なおオンライン診療を受けることで、即日発送してもらえるクリニックも存在します。
レボノルゲストレル錠とノルレボ錠の違いは?レボノルゲストレルはジェネリック医薬品
レボノルゲストレルを有効成分とするアフターピルに「ノルレボ」があります。
ノルレボ錠は、日本であすか製薬が2011年に発表した先発品です。それに対してレボノルゲストレル錠は富士製薬が2019年に発表した後発品(ジェネリック医薬品)です。
そのため、レボノルゲストレル錠とノルレボ錠の効果や副作用に違いはありません。ただしジェネリック医薬品にあたるレボノルゲストレル錠の方が薬価が安いです。
なおノルレボ錠のジェネリック医薬品は、レボノルゲストレル錠のほかに海外で生産されているものもあります。
ノルレボ錠の詳細は以下のページで解説していますので、あわせてご覧ください。
ノルレボ錠1.5mgは医療用医薬品のアフターピル | 効果や失敗談、購入方法を解説
レボノルゲストレルとデソゲストレルの違い | 黄体ホルモンの種類
レボノルゲストレルはアフターピルだけでなく、低用量ピルにも含まれる黄体ホルモンです。
低用量ピルに含まれる黄体ホルモンは世代によって異なり、レボノルゲストレルは第二世代の黄体ホルモンになります。
一方で、第三世代の低用量ピルに含まれる黄体ホルモンが「デソゲストレル」です。レボノルゲストレルは不正出血が起こりにくいのに対し、デソゲストレルは男性ホルモンの働きを抑制する作用が特徴的で、ニキビ改善にもつながります。
デソゲストレルを含む第三世代の低用量ピルには、マーベロンやファボワールがあります。
マーベロンとファボワール、それぞれの詳細について次のページで解説しているのでぜひあわせてご覧ください。
マーベロンの3つの効果とは?21と28の飲み方や副作用、通販のリスクについて解説
ファボワールとは?21と28の飲み方や副作用、避妊効果について解説
レボノルゲストレル錠1.5mgの処方は医療機関を受診ください
レボノルゲストレルは緊急避妊を目的としたアフターピルです。性行為から72時間以内に服用することで、98%の避妊率・84%の妊娠阻止率が期待できます。
副作用には不正出血や吐き気、眠気などがあるものの、24時間以内でおさまることが多く、基本的に症状は長期化しません。
レボノルゲストレル錠1.5mgの処方は医療機関でのみ行っています。避妊に失敗したらすぐに医師に相談してください。