ピコシュアとは?シミや肝斑、毛穴開きなどの肌トラブルを改善するピコレーザー

  • 本コラムの内容について、当院では現時点では取り扱いがございませんが、情報のひとつとしてご利用下さい。

「ピコシュアってどんな施術なの?」
「ピコシュアには毛穴開きやニキビ跡の改善効果がある?」

などとお考えではありませんか?

ピコシュアとはシミや肝斑など肌トラブルを改善する施術です。照射時間を最小限にすることで肌へのダメージを抑え、短いダウンタイムで治療を受けられます。

こちらのページでは、ピコシュアの効果や副作用、ダウンタイムについて解説しています。肌トラブルで悩まれている方へ向けて、分かりやすく説明していますので、ぜひ最後までご覧ください。

なお、シミやくすみ改善などの美容効果に興味のある方はピコレーザーおすすめです。

3つの照射モードを備えており、肌の悩みに合わせた治療ができます。ピコレーザーについて気になる方は下記の記事をご覧ください。

ピコレーザーとは?3つの照射モードや期待できる効果、失敗のリスクまで解説

ピコレーザーとは?3つの照射モードや期待できる効果、失敗のリスクまで解説

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ピコシュアとは?アメリカFDAの認可を取得しているピコレーザー

ピコシュアはアメリカFDAの認可を取得しているピコレーザー

ピコシュアは、アメリカのサイノシュア社によって開発されたピコレーザーです。アメリカの政府機関「FDA」によって、シミやしわ、ニキビ跡の幅広い分野で認可を得ています。

ピコシュアは衝撃波で色素を破壊し、皮膚へのダメージを抑えながらの施術が可能です。

1兆分の1秒にあたる「ピコ秒単位」のパルス幅のレーザーを照射できることが特徴で、従来のナノ秒単位で照射するレーザーと比較して、1/1000単位で照射することが可能となりました。

皮下組織を瞬時に蒸散させるため皮膚の熱ダメージが少なく、ナノレーザーと比べて、火傷のリスクやダウンタイムが大幅に少ないことが特徴です。

ピコシュアは3種類の照射モードの使い分けが可能

ピコシュアは3種類の照射モードの使い分けが可能

ピコシュアは、次の3種類の照射モードを使い分けて施術を行います。

  • ピコトーニング
  • ピコフラクショナル
  • ピコスポット

以下では、照射モードをそれぞれ詳しく解説します。

①ピコトーニング|顔全体のトーンを改善

顔全体のトーンアップを目的とした施術には、ピコトーニングを使用します。

広範囲へ優しい照射を繰り返し、徐々にシミやくすみを改善。肌全体のホワイトニング効果が期待できます。

従来のレーザー治療と比較して、弱い出力で照射するので、肌への負担を少なくしながらの治療が可能です。炎症や色素沈着など肌トラブルのリスクも抑えられます。

ピコトーニングの詳細については、以下の記事で解説していますので、ぜひあわせてチェックしてください。

ピコトーニングはシミや肝斑に効果がある?治療の流れと経過、治療間隔まで解説

②ピコフラクショナル|真皮層のコラーゲン生成を促進

ニキビ・ニキビ跡の改善や小じわの除去など、美肌効果を目的とした照射には、ピコフラクショナルを用います。

ピコフラクショナルでは、ハンドピースの先端に特殊なレンズを使用。点状に多数の照射が可能です。

皮膚の真皮層の繊維芽細胞を刺激することで、コラーゲンやエラスチン生成を促進。シワやニキビ跡の改善効果や毛穴の引き締め効果が期待できます。

ピコフラクショナルの詳細については、以下の記事で解説していますので、ぜひあわせてチェックしてください。

ピコフラクショナルレーザーとは?期待できる2つの効果や料金を解説

③ピコスポット|ピンポイント照射で薄いシミにも対応

頑固なシミやニキビ跡を集中的に治療するのがピコスポットです。

ピコスポットは、ピコトーニングやピコフラクショナルより強い出力で気になる部位へピンポイント照射。光治療では難しかった薄いシミにも対応可能です。

また、従来のレーザー治療では時間がかかったソバカスや日光性色素斑の治療にも対応できます。治療時間が短くて済むので、肌へのダメージを最小限に留めることが可能です。

ピコシュアで期待できる3つの効果

ピコシュアで期待できる3つの効果

ピコシュアで期待できる効果は次の3つです。

  • シミや肝斑、ADMなど色素沈着の除去
  • 毛穴開きやしわ、ニキビ跡の改善
  • タトゥーや刺青の除去

以下では、ピコシュアで期待できる3つの効果について詳しく解説します。

ピコシュアの効果を実感できるまでの施術回数と、術後の経過についても紹介しているので参考にしてください。

効果①シミや肝斑、ADMなど色素沈着の除去

ピコシュアでは、色素沈着の除去効果が期待できます。

ピコシュアのレーザーはメラニン色素に反応しやすく、衝撃波でメラニンを粉砕して色素を除去。従来のレーザー治療では対処できなかった小さいメラニンでも対応可能です。

ピコシュアで対応できる色素沈着の症状は次の通りです。

  • シミ
  • ソバカス
  • 肝斑
  • ADM

気になる部位がある方は、ピコシュアの施術を検討してみてください。

効果②毛穴開きやしわ、ニキビ跡の改善

ピコシュアのピコフラクショナルを使用すれば、毛穴開きやしわ、ニキビ跡の改善効果が期待できます。

ピコフラクショナルの照射は真皮層のコラーゲンやエラスチンを増加させて、肌の弾力を回復し、しわやニキビ跡を改善します。

従来のフラクショナルレーザーは点状出血などが起こりやすく、5〜7日のダウンタイムが必要でした。

それに対してピコシュアは皮膚にダメージを与えずに照射できるため、ダウンタイムが短く、気兼ねなく受けやすい治療法と言えます。

効果③タトゥーや刺青の除去

ピコシュアではタトゥーや刺青の除去効果が期待できる

ピコシュアは、タトゥーや刺青の除去施術が可能です。

タトゥーや刺青にレーザーを色素を除去できるほか、これまで除去しづらかったカラフルな刺青・タトゥーに対応可能です。

また、施術回数も短縮されており、従来のQスイッチレーザーの半分の回数で施術が済みます。より少ない出力で効果が現れるので、痛みが軽減されているのもピコシュアのメリットです。

ピコシュアは効果なし?効果実感までの施術回数と術後の経過

ピコシュアで効果を実感までに必要な施術回数は、使用した照射モードによって異なります。

1回の施術で効果を実感する場合もありますが、人によっては5〜10回の治療が必要になることがあります。

照射モードごとの必要な施術回数が次の通りです。​

ピコトーニング 5~10回
ピコダブル
(ピコトーニングとピコフラクショナルを照射)
3~5回
ピコトリプル
(3種類のモードを照射)
1回~

ピコトーニングは弱い出力のレーザーを顔全体に複数回照射することで、徐々にメラニンを破壊する施術です。個人差はありますが、ピコトーニングは効果を実感するまで、施術が5回以上必要になります。

ピコトーニングとピコフラクショナルを組み合わせて施術を行うピコダブルの場合は、3~5回の施術が一般的です。

濃いシミやそばかすの除去に用いられるピコトリプルの場合、シミの深さや数によっては1回で施術が完了する場合があります。

ピコシュアの副作用とダウンタイム

ピコシュアの副作用とダウンタイム

ピコシュアで起こりうる副作用は次の通りです。

  • 肌の炎症・赤み
  • 色素沈着の悪化
  • 肝斑の悪化

万が一、上記の症状が出たら、施術を行ったクリニックに相談しましょう。

また、ピコシュアのダウンタイムには個人差がありますが、一般的には治療後数日間です。肌の赤みや軽い膨疹、水疱などの症状が出る場合があります。

ピコシュアと他のピコレーザーの違い

ピコシュアはピコレーザーの一種です。

以下では、ピコシュアと他のピコレーザーの違いを表にしてまとめました。

名前 ピコシュア ピコウェイ エンライトン
波長 755nm 1064nm/730nm/532nm 1064nm/532nm
特徴 ・アメリカのFDA認証を取得
・シミ・しわ・ニキビ跡など幅広い肌トラブルに対応
・肌へのダメージが少ない
・薄いシミに対応しやすい
・出力が強い
・タトゥーや刺青の除去に対応
・肌再生治療に合わせた幅広い設定が可能

ピコウェイは、上記のピコレーザーで最もパルス幅が短いのが特徴です。

肌に照射する時間が短くなるので、肌へのダメージを最小限に抑えられます。また、3つの波長を使い分けられるので、薄いシミから濃いシミまで幅広く対応可能です。

エンライトンの特徴は、レーザーの出力が高い点です。

タトゥーや刺青除去など、強いエネルギーが必要な施術に対応できます。また、肌治療に適した細かな設定が可能で、患者の肌の状態を問わず高い治療効果が期待できます。

ピコシュアの施術の流れ

ピコシュアの施術の流れ

ピコシュアの施術の流れは次の通りです。

  1. カウンセリング
    肌の状態や症状を診察。治療内容の説明を受けて納得した上で治療を開始します。
  2. 洗顔
    施術前に洗顔や必要に応じてクレンジングを行い、をして肌の汚れやメイク落とします。
  3. 施術
    ピコシュアの施術を行います。必要に応じて麻酔が行われます。

ピコシュアの施術内容によっては、施術後すぐにメイクをすることも可能です。治療後の経過については、担当医師にあらかじめ確認しておきましょう。

まとめ:ピコシュアの施術で肌トラブルを改善しよう

ピコシュアはシミや肝斑など肌トラブルを改善する施術です。照射時間を最小限にし、肌へのダメージを抑えながら、高い治療効果が期待できます。

ピコシュアの施術を受けることで期待できる効果が次の3つです。

  • シミや肝斑、ADMなど色素沈着の除去
  • 毛穴開きやしわ、ニキビ跡の改善
  • タトゥーや刺青の除去

ピコシュアは3種類の照射モードを使い分けることで、自分の肌にあった施術を受けられます。顔のシミや肝斑が気になる方は、ピコシュアの施術をご検討ください。

なお、シミやくすみ改善などの美容効果に興味のある方はピコレーザーおすすめです。

3つの照射モードを備えており、肌の悩みに合わせた治療ができます。ピコレーザーについて気になる方は下記の記事をご覧ください。

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監修者医師

高桑 康太 医師

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医
略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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