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更年期治療オンライン診察-漢方治療やホルモン治療まで紹介

この記事では「これって更年期?」と感じる更年期の症状や特徴、またその原因や治療法まで詳しく解説していきます。

当院では患者様一人ひとりに適した治療法を提案し、結果にこだわった治療を行います。
お悩みや症状をしっかりとヒアリングいたしますので、まずは以下のボタンからカウンセリングをお申込みください。

目次

更年期とは? (更年期症状・更年期障害)

更年期とは、体内でホルモンのバランスが変わり始める時期のことを指し、この時期になると、女性の体内で作られる「エストロゲン」と「プロゲステロン」という女性ホルモンが減少することで、体や心に様々な変化を起こします。

更年期には、「更年期症状」と呼ばれる体や心の不調が出ることがあり、顔が突然熱くなる「ほてり(ホットフラッシュ)」や、汗をかく、イライラする、気分が落ち込むなどの症状が現れ始め、症状は人によって異なり、軽いものから重いものまで様々です。

症状があまりに酷く、日常生活に支障をきたす場合は「更年期障害」と呼ばれ、更年期障害になると、ホルモンを補充する「ホルモン補充療法」などの治療が必要になることもあります。

更年期は自然な体の変化の一部ですが、症状がつらいときは無理をせず、まずは医師にご相談ください。

更年期はいつから?(年齢)

更年期は、女性のライフステージの一つで、性成熟期から老年期へと移行する時期にあたり、具体的には「閉経を挟んで前後約10年間(45~55歳頃)」が一般的な更年期とされます。

この期間は、卵巣の機能が低下し、エストロゲンの分泌が減少することによって、身体や心にさまざまな変化が現れます。

更年期の症状がいつ始まるかは人によって異なり、早い人では40代前半から、遅い人では50代後半から更年期が始まり、月経(生理)の周期が乱れたり、月経が少なくなったりすることで自覚することが多く、中には特に大きな症状がない人もいます。

更年期は、女性のライフサイクルにおける重要な転換期であり、身体的・精神的変化が大きい時期でもあります。

更年期とホルモンバランスの関係

更年期で特に重要なのは「エストロゲン」と「プロゲステロン」という2つの女性ホルモンで、これらのホルモンは、女性の生理周期や妊娠に深く関わりがあり、更年期(40~50代)に近づくと卵巣の機能も徐々に低下し、分泌量が減少してきます。

このホルモンの減少が更年期の体や心の不調、「更年期症状」を引き起こす主な原因です。

特にエストロゲンは体温調節、骨の健康、肌の維持、心の安定など多くの役割を持っているため、更年期にエストロゲンなどの女性ホルモンが減少すると、ほてり、発汗、不安感、骨密度の低下などの症状が現れることがあります。

ホルモンバランスの乱れが酷くなることで、更年期障害となり、生活に大きな影響を及ぼすこともあります。

エストロゲン

エストロゲンは、女性ホルモンの一つで、主に卵巣から分泌されます。女性の体にとって重要な役割を果たし、思春期には乳房の発達や月経の開始を促進し、性成熟期には妊娠や月経周期をサポートします。また、骨の健康を保ち、コレステロールのバランスを整える働きもあります。

更年期になるとエストロゲンの分泌が減少し、ホットフラッシュや骨粗鬆症、気分の変動などの症状が現れることがあります。

プロゲステロン(黄体ホルモン)

プロゲステロンは、エストロゲンと並ぶ重要な女性ホルモンで、主に卵巣から分泌されます。特に、妊娠をサポートする働きが大きく、排卵後に子宮内膜を厚くして、受精卵が着床しやすい状態を整えます。また、月経周期を調整する役割もあるため、更年期に近づくと、プロゲステロンの分泌の減少が月経不順や、体調の不調をきたす原因にもなるのです。

更年期障害セルフチェック

引用:働く女性の心とからだの応援サイト|更年期

更年期障害のセルフチェックとして、以下に10項目のセルフチェックリストを作成しました。

《更年期障害セルフチェック》

✅ ほてり・発汗

✅ 睡眠の質の低下・不眠

✅ 気分の変動・イライラ

✅ 疲労感・倦怠感

✅ 集中力・記憶力の低下

✅ 関節・痛み(頭痛・腰痛・肩こり)

✅ 乾燥・髪のパサつき

✅ 体重増加・体型の変化

✅ 動悸・めまい

✅ 不安感・抑うつ感

これらの10項目に複数当てはまる場合、更年期障害の可能性が考えられます。

特に生活に影響を与えていると感じる場合は、まずは当院にご相談することをおすすめします。

代表的な更年期障害(女性)の症状一覧

女性の更年期障害の代表的な症状の特徴や、軽度な症状の場合の対処法について解説いたします。

これらの症状が生活に支障をきたす場合は、早期に医師に相談するようにしましょう。

ほてり・発汗(ホットフラッシュ)が多くなる

ほてりや発汗は「ホットフラッシュ」と呼ばれる代表的な更年期の症状です。

エストロゲンの減少によって自律神経が乱れ、体温調節がうまくいかなくなることが原因で、突然、顔や首、胸にかけて急激に熱を感じ、その後に大量の汗が出ることが多くなります。

この発作的な熱感は数秒から数分続くことがあり、1日に何度も繰り返されることもあります。

夜間に発生すると、睡眠の質を低下させることもあり、ホットフラッシュは生活にも大きな影響を与えるため、適切な対策や治療が必要です。

肩こりが酷くなる

更年期における肩こりは、ホルモンバランスの変化と密接に関連していて、エストロゲンの減少によって血流が悪くなることで肩のこりや痛みが発生します。

また、自律神経の乱れも肩こりの一因で、ストレスや不安が増えやすい更年期では、身体が緊張状態に入りやすく、それが肩や首の筋肉に負担をかけます。

対策としては、軽いストレッチや適度な運動、リラックスする習慣を日常に取り入れることも有効です。

疲れやすい・疲れが取れない

更年期における「疲れやすい・疲れが取れない」といった症状は、エストロゲンの減少と自律神経の乱れが主な原因です。

ホルモンバランスの変化は、体内のエネルギー代謝に影響を及ぼし、体が疲れやすくなるだけでなく、睡眠の質が低下することもあり、十分に休んでも疲労感が抜けない状態が続くことがあります。

さらに、更年期は心身のストレスが増えやすく、精神的な疲れも蓄積されやすい傾向にあり、他の身体的不調とも関連するため、慢性的な疲れとして長期間続くことがあります。

適度な休息、バランスの取れた食事、軽い運動が対策として有効です。

頭痛・めまい

更年期における頭痛やめまいは、自律神経の調整機能に影響を与え、血管の収縮や拡張が不安定になるため、圧迫感やズキズキとした痛みが現れることがあります。

めまいは、脳の血流が悪くなったり、耳の内耳機能が影響を受けることで起こります。

また、立ちくらみや、体が揺れているような感覚を伴うこともあり、こうした症状は不安やストレスと結びつくことが多く、日常生活に支障をきたすこともあるため、適切なケアや医師の相談が必要です。

関節痛・腰痛

更年期における関節痛や腰痛は、骨や関節の健康を保つ役割を果たすエストロゲンの分泌が減少し、関節の柔軟性や潤滑が低下することで、膝や肩、指などの関節がこわばり、痛みや不快感が生じやすくなります。

また、骨密度の低下が進行することで、腰痛が現れることもあり、骨粗しょう症のリスクも高まるため、軽い運動やストレッチが痛みの予防に有効です。

これらの症状に対しては、日常的な運動や、食事・サプリなどで定期的にカルシウム・ビタミンDを摂取することが重要です。

不眠・日中の眠気

更年期における不眠や日中の眠気は、エストロゲンやプロゲステロンの減少によって、睡眠を司るメラトニンの分泌に影響を与え、寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めやすくなったりします。

また、ホットフラッシュや発汗といった症状も睡眠を妨げる一因で、深い眠りが得られず、日中に強い眠気や倦怠感が現れることがよくあります。

これらの症状に対しては、リラックスできる環境づくりや規則正しい生活リズムを心がけることが有効です。

動悸・息切れ

更年期における動悸や息切れは、血管や心臓の働きを調整するエストロゲンの減少により、心拍が急に早くなったり、不規則になることがあります。

これが、動悸として感じられる症状で、軽い運動や日常的な動作でも息切れを感じやすくなり、体力が落ちたように感じることが多くなります。

これらの症状はストレスや不安と関連しやすく、精神的な緊張が動悸や息切れをさらに悪化させることもあります。

長引く場合や日常生活に支障をきたす場合は、心臓や呼吸器系の検査を含め、医師の診断を受けることが大切です。

何気ないことでもイライラする

更年期によるイライラは、ホルモンバランスの急激な変化によって引き起こされる感情の不安定さが原因です。

特に脳内の神経伝達物質に影響を与え、ストレスを感じやすくなり、感情のコントロールが難しくなることがあります。

些細なことに敏感になったり、怒りっぽくなることが増えるだけでなく、身体症状のホットフラッシュや不眠などの身体的な不調が重なることで、さらにイライラを助長することもあります。

日常生活に支障をきたしやすいため、ストレス管理やリラックス法の取り入れが重要で、バランスの取れた食事や軽い運動が精神の安定に役立つこともあります。

治まらないようであれば、当院のホルモン療法もぜひ検討してみてください。

うつ状態・不安感

更年期における「うつ状態」や「不安感」は、特にエストロゲンの減少が、脳内のセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質に影響を与え、気分が落ち込みやすくなったり、不安感が高まることがあります。

これらの症状は、疲労感や集中力の低下を伴うことが多く、場合によってはうつ病のような深刻な状態に発展することもあります。

こうした精神的な不調には、適度な運動やリラックス法、心理的サポートが有効で、必要に応じて医師の診察や治療を受けることが重要です。

頻尿などの排尿トラブル

更年期における「頻尿」や「排尿トラブル」は、エストロゲンが排尿機能を維持する役割を果たしているため、エストロゲンが減少することで骨盤底筋や膀胱の機能低下が主な原因となります。

更年期に入るとホルモンバランスの変化により、尿道や膀胱の筋力が弱まり、頻尿や尿漏れ、切迫性尿失禁といった排尿トラブルが発生しやすくなります。

また、膀胱の感受性が高まることで、少量の尿でも強い尿意を感じることが多く、夜間頻尿も併発しやすくなります。

こうしたトラブルは生活の質に影響を与えるため、骨盤底筋を鍛える運動(ケーゲル体操)や、当院のホルモン補充療法が効果的です。

基本的なケーゲル体操のやり方

  1. 骨盤底筋を意識する:尿を途中で止めるような感覚で骨盤底筋を締める動作を覚える
  2. 筋肉を収縮:骨盤底筋を3~5秒間締め、その後リラックス・この動作を繰り返す
  3. 回数と頻度:1日に3セット、1セットにつき10~15回程度行う

最初は骨盤底筋を正しく意識するのが難しいかもしれませんが、慣れてくると自然に行えるようになります。

ケーゲル体操は、性別に関係なく誰でも行うことができる効果的なトレーニングなので、頻尿、尿失禁などで悩んでいる方はぜひ試してみてください。

年齢とともに変化する 更年期症状の種類

更年期症状は、年齢とともにその種類や強さが変化します。

40代の更年期

40代前半からの更年期は、初期には月経不順や軽度のホットフラッシュ、不安感などが主な症状として現れることが多く、この時期には、エストロゲンが徐々に減少し始める時期なので、症状は比較的軽く、自覚症状が少ないため発覚が遅れる場合があります。

50代の更年期

50代に入ると、ホルモンの急激な減少により、ホットフラッシュや夜間の発汗、動悸、イライラ、関節痛といった身体的・精神的な不調が顕著になり、不眠や疲労感、頻尿などの排尿トラブルも増加し、生活の質に大きな影響を与えることがあります。

60代の更年期

60代以降になると、骨密度の低下や筋力の衰えが進行し、骨粗しょう症や関節痛が悪化することが多くなり、長期的な健康管理が重要となります。
症状の変化には個人差がありますが、年齢とともに様々な対策が必要です。

更年期障害(女性)になりにくい人の特徴

更年期障害に「ならない人」または「なりにくい人」には、いくつかの特徴が見られます。

これらの特徴は、ホルモンバランスの維持や生活習慣の影響によって、更年期症状を軽減する要因となります。

また、更年期障害になりにくい人の特徴は次の通りで、なりやすい人は、この特徴の逆の生活を送っている人です。

ストレス管理が上手な人

日常生活の中で、ストレスをうまく解消できる人は、更年期障害を発症しにくい傾向があります。

趣味やリラクゼーションを取り入れている人は、精神的な安定を保ちやすく、ホルモンバランスの乱れによる影響も軽減されます。

ヨガ、瞑想、運動などもストレス軽減に効果的です。

規則正しい生活をしている人

規則正しい生活習慣を保っている人は、ホルモンバランスが安定しやすく、更年期の影響を受けにくいです。

特に、十分な睡眠とバランスの取れた食事が重要です。

これにより、体内のリズムが整い、身体がホルモン変動に適応しやすくなります。

適度な運動をしている人

定期的な運動をしている人は、筋力を維持し、代謝を高めることで更年期症状を和らげることができます。

運動は、血流の改善や精神的なリフレッシュに効果があり、心身ともに健康な状態を保つことができます。

ウォーキングや水泳などの有酸素運動が特に推奨されます。

健康的な食生活を心掛けている人

栄養バランスが良い食事を心がけている人も、更年期障害になりにくいです。

特に、大豆製品(イソフラボン)やカルシウム、ビタミンDが豊富な食品は、ホルモンバランスをサポートし、骨密度の低下や気分の不安定さを防ぎます。

ポジティブな考え方を持っている人

心の健康も大きな影響を与えるため、「ポジティブ」な考え方を持つ人や、自分の変化を前向きに受け入れる人は、更年期の症状を軽く感じやすいです。

自分のライフステージの変化を自然なものとして捉え、楽しむ姿勢が重要です。

但し、更年期になりにくい人でも、体調や精神面に少しでも不安・異変を感じたら、すぐに当院のオンライン診療にてご相談ください。

更年期障害の当院での治療法

ここからは当院の更年期障害の治療法(ホルモン補充療法・漢方処方)について解説いたします。

ホルモン補充療法(HRT)

更年期障害の治療法として主となるのが「ホルモン補充療法(HRT)」で、更年期障害の症状を軽減するために、体内で減少した「エストロゲン」や「プロゲステロン」などのホルモンを補う治療法です。

HRTは、飲み薬や貼り薬、ジェルなどでホルモンを補うことで、ホルモンバランスを整え、症状を緩和します。

※ 当院では治療しやすいパッチを採用しています

但し、HRTにはリスクも伴い、長期間使用すると、乳がんや血栓症のリスクがわずかに増加する可能性があるため、治療は医師と相談の上、個別の状況に応じて慎重に行う必要があります。

漢方薬・生薬製剤

更年期障害の治療における「漢方薬・生薬製剤」は、体全体のバランスを整えることで症状を改善するアプローチです。

漢方薬は、個々の体質や症状に応じて処方されるもので、ホルモンバランスの乱れからくるホットフラッシュや冷え、不眠、イライラなどの更年期症状に対して幅広く対応します。

例えば、「加味逍遙散(かみしょうようさん)」や「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」は、更年期症状の緩和によく使われる漢方薬で、自然由来の成分を使っており、副作用が少ないため、長期的な使用が可能です。

また、ホルモン補充療法に抵抗がある場合や、軽い症状の人に適していますが、効果はゆっくり現れることが多く、個々の体質に合った処方を受けるためにも、当院にまずは気軽にご相談ください。

更年期障害の当院で処方される治療薬・料金

当院では更年期障害と診断された方に、次の2種類の治療薬を処方していますので、それぞれの違いや料金などと共に確認しておきましょう。

ホルモン補充療法(HRT)で処方される治療薬


エストラーナテープ0.72mg
9,900円/月(税込)


メノエイドコンビパッチ
12,500円/月(税込)
※ 別途送料1,000円(税込)

当院で処方している「エストラーナテープ」と「メノエイドコンビパッチ」は、どちらも更年期障害の治療に使われるホルモン補充療法(HRT)薬で、成分や使用目的においていくつかの違いがあります。

以下は両者の相違点を比較したものです。

成分の違い

  • エストラーナテープ
    エストラジオール(エストロゲン)のみを含む単一ホルモンの貼付薬で、エストロゲン不足による更年期症状の緩和を目的として使用されます。
  • メノエイドコンビパッチ
    エストラジオール(エストロゲン)に加え、ノルエチステロン酢酸エステル(プロゲステロン)という2種類のホルモンを含む貼付薬で、エストロゲン単独療法に比べ、プロゲステロンを加えることで、子宮内膜の過剰な増殖を抑制し、子宮のある女性に適しています。

使用対象と目的

  • エストラーナテープ
    エストロゲン単独の補充が必要な女性や何らかの理由で子宮を摘出した女性に処方されることが多く、単一のエストロゲンだけで更年期症状を緩和するため、プロゲステロンを加える必要がない場合に使用されます。
  • メノエイドコンビパッチ
    エストロゲンだけでは子宮内膜が過剰に増殖し、子宮内膜がんのリスクを高める可能性があるため、プロゲステロンを併用することでそのリスクを抑制するため、子宮のある女性にはこちらが適していることが多いです。

漢方治療で処方される漢方薬


当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)


加味逍遙散(かみしょうようさん)


桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
8,900円/月(税込)
※ 別途送料1,000円(税込)

当院で処方している「当帰芍薬散・加味逍遙散・桂枝茯苓丸」は、いずれも女性の体調改善を目的とした漢方薬で、効果や適応症状に違いがあります。

  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
    冷えや貧血、むくみなど、血の不足による症状を改善する薬です。
    特に虚弱体質の女性に適しており、月経不順や疲れやすさ、冷え性など、体が冷えて元気がない状態に使用されます。
    更年期によるめまいや立ちくらみ、冷えを伴う症状にも効果があります。
  • 加味逍遙散(かみしょうようさん)
    精神的なストレスやイライラ、不安感を軽減する作用があり、気の巡りを整えることで、更年期の精神的な不調に対応します。
    特に、イライラしやすく、精神的に不安定な症状に適しており、また、のぼせ、ほてり、不眠などの気の滞りによる症状が中心の人にも用いられる漢方薬です。
  • 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
    血の滞り(瘀血)を改善する薬で、のぼせやほてり、肩こり、頭痛、冷えのぼせなど血液循環の滞りによる症状に用いられます。
    体力が比較的ある人に向いており、特に冷えと同時に上半身がほてるような症状に適しています。
    更年期に伴う肌荒れや肩こり、頭痛にも効果的です。

当院ではこれらの漢方薬をオンライン診療にて、体質や症状に合わせて処方いたしますので、漢方での治療をご希望の方は問診や診察時にご相談ください。

更年期と間違いやすい病気

更年期の症状は多様であり、他の病気と混同されやすいことがあります。以下は、更年期と間違いやすい病気の例です。

うつ病

更年期のイライラや不安感、気分の落ち込みは、うつ病とよく似ています。更年期のホルモン変動が原因の場合もありますが、精神的なストレスやライフイベントの影響でうつ病が発症することもあり、判断が難しい場合があります。

甲状腺疾患(特に甲状腺機能低下症)

甲状腺ホルモンが不足すると、倦怠感、体重増加、寒がり、集中力の低下といった症状が現れ、更年期の症状と非常に似ています。特に女性は甲状腺疾患になりやすいため、見逃されやすいことがあります。

心疾患

動悸や息切れなどは更年期の典型的な症状ですが、心臓や血管の異常が原因のこともあります。特に閉経後は心疾患のリスクが高まるため、単なる更年期症状として軽視しないことが重要です。

骨粗しょう症

更年期に骨密度が低下することがありますが、進行すると骨粗しょう症になります。初期段階では自覚症状がないため、腰痛や関節痛が更年期の症状だと思っているうちに、実際には骨粗しょう症が進行している場合があります。

糖尿病

疲労感や頻尿、体重の変化は、更年期症状と似た特徴を持つ糖尿病の初期症状でもあります。ホルモン変動が原因と考えられることがありますが、血糖値の検査が必要なケースもあります。
これらの病気は、更年期の症状と重なることが多いため、自己判断で済ませず、医師に相談することが重要です。

更年期・更年期障害に関するよくある質問

最後に、更年期や更年期障害に関してよくある質問・回答をまとめましたので、治療前の参考にしてください。

更年期はサプリでも改善できますか?

更年期障害の治療は、主に以下の診療科で受けられます。

婦人科:女性のホルモンバランスに関する専門的な診療を行い、更年期障害の症状に対するホルモン補充療法(HRT)などが提供されます。

内科:体調不良や自律神経の乱れ、骨粗鬆症など、更年期に伴う全身の症状を診てもらえます。

心療内科・精神科:不安や抑うつ、イライラなど、精神的な症状が強い場合は、向精神薬を含む治療が行われることがあります。

まずは婦人科や当院のオンライン診療などに相談し、必要に応じて他科と連携することが一般的です。

更年期はサプリでも改善できますか?

更年期症状の改善にサプリメントが効果的な場合もありますが、その効果には個人差があります。

「大豆イソフラボン・ブラックコホシュ・ビタミンD・カルシウムなど」のサプリメントは、更年期のホットフラッシュ(ほてり・発汗など)や骨密度の低下に対して、一定の効果が報告されていますが、サプリメントは医薬品とは異なり、即効性や確実な効果が期待できる訳ではありません。

更年期の症状が強い場合は、ホルモン補充療法など、医師による適切な治療を併用することが重要です。サプリメントの使用は、医師に相談の上で行うと安心です。

ブラックコホシュとは

ブラックコホシュは、北アメリカ原産の多年草で、特に女性の健康に関連して利用されるハーブで、閉経によるホットフラッシュや不眠、イライラなどの症状緩和に役立つとされています。

また、生理痛や月経不順の改善にも効果があるとされていますが、全ての人に効果があるわけではなく、副作用や相互作用の可能性もあるため、使用前に医師に相談することが推奨されます。

眠い・めまい・汗が止まらないのは更年期ですか?

眠気、めまい、汗が止まらないといった症状は、更年期の症状と酷似しているため、女性で年齢が40代を超えている場合は更年期の可能性があります。

但し、これらの症状は他の病気(甲状腺疾患、低血糖、貧血など)とも共通しているため、症状が続く場合や強い場合は、医師の診察を受けて正確な診断を行うことが重要です。

更年期にはその他にも、「動悸・頭痛・腰痛・肩こり・心身の疲れ」などの症状も現れる場合があるため、まずは症状を整理して、自分だけで判断をせず当院に気軽に相談してみてください。

更年期の終わりのサインはありますか?

更年期の終わりのサインとしては、ホットフラッシュや発汗、イライラ、不眠といった更年期症状が徐々に軽減し、体調が安定してくることが挙げられます。

閉経後1年から数年で、ホルモンバランスが新しい安定状態に移行し、症状が落ち着くことが多いです。

また、月経が完全に止まり、その後も再開しない場合もありますが、更年期の終わり方は個人差があり、症状が長引くこともあるため、心配な場合は当院にご相談ください。

更年期の終わりのサインはありますか?

更年期障害の治療はオンライン診療でも可能です。

特に、軽度の症状やホルモン補充療法(HRT)の継続的な処方、カウンセリング、向精神薬の処方などがオンラインで対応されることがあります。

オンライン診療では、初期の相談や症状の経過確認、薬の処方を受けることができるため、通院が難しい場合や、忙しい方、通院していることを誰かにバレたくない方などにおすすめです。

但し、血液検査や症状に応じた触診が必要な場合には、対面診療が必要になることもあります。

まずは当院のオンラインで相談し、必要に応じて医師から指示を受けると良いでしょう。

更年期・更年期障害について|まとめ

更年期は、女性が中高年に差し掛かる際に経験する身体や心の変化の時期で、通常40代半ばから50代にかけて始まります。

この時期は、ホルモンバランスの変化に伴い、様々な身体的・精神的な変調が現れることが多く、生活に支障をきたすようであれば「更年期障害」として治療を受ける必要があります。

治療には、ホルモン補充療法や漢方の処方など、症状に合った方法を試すことになりますが、まずは当院医師としっかりと相談して、自分に合った治療で更年期を一緒に乗り越えていきましょう!

※更年期治療においては、オンライン診察のみの対応となりますのでご了承ください
※LINE上での診療行為は連携先医療機関である一般社団法人徳志会所属の医師が行います。

当院では患者様一人ひとりに適した治療法を提案し、結果にこだわった治療を行います。
お悩みや症状をしっかりとヒアリングいたしますので、まずは以下のボタンからカウンセリングをお申込みください。

監修者医師

高桑 康太 医師

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医
略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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