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赤ら顔の2つの原因とは?顔の赤みの治療は市販品ではなくクリニックを受診しよう

「小鼻や頬にでる赤みをなんとかしたい…!」
「スキンケアやメイクで、顔の赤みを隠せないの?」

など、赤ら顔で悩んでいる方は多いかと思います。顔の赤み・赤ら顔は正しいスキンケアで症状を和らげることが可能ですが、根本的に改善するには、クリニックで治療を受けることが大切です。

本ページでは、赤ら顔の原因と対処方法について解説していきます

  • 赤ら顔になる原因
  • スキンケア方法
  • メイクで隠す方法
  • クリニックによる治療法

などを紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

赤ら顔とは?肌に赤みが出る2つの原因を紹介

赤ら顔は、顔面の持続性紅斑として医学的に定義され、主に酒さ(ロゼア)や毛細血管拡張症などの皮膚疾患によって引き起こされます(参考文献1, 7)。これらの症状は血管反応性の異常や炎症反応が関与していることが知られています(参考文献5)。

例えば次の原因によって赤ら顔が起こります。

  1. 皮膚の炎症による症状
  2. 毛細血管拡張症による症状

赤ら顔の治療選択には適切な診断が不可欠で、酒さの各サブタイプや毛細血管拡張症の程度により最適な治療法が異なります(参考文献14)。Cochrane系統的レビューでは、パルスダイレーザーとIPLの両方が有効な治療選択肢として推奨されています(参考文献14)。

炎症|ニキビや乾燥、皮膚炎の刺激によって炎症を起こす

赤ら顔になる原因の一つが、外部刺激による炎症や皮膚への刺激です

ニキビや乾燥、皮膚炎などの肌トラブルによって赤みが出てしまいます。

また炎症をともなうニキビを繰り返し、慢性化することで赤みが出るケースもあります。

炎症性紅斑は、炎症性サイトカインの放出により血管透過性が亢進し、血管新生が促進されることで生じます(参考文献8)。また、自然免疫系の異常活性化により慢性的な炎症状態が持続することが、酒さの病態生理の中核をなしています(参考文献5)。

毛細血管拡張症|毛細血管が拡張して皮膚表面に浮き上がる

毛細血管拡張症は、直径0.1-1.5mmの拡張した毛細血管が皮膚表面に可視化される病態です(参考文献9)。この症状は遺伝的素因、紫外線暴露、ホルモン変動、外傷などの多因子が関与して発症すると考えられています(参考文献1)。

人によって毛細血管拡張症のタイプは異なり、血管が確認できない程度の方もいれば、肌表面に血管が線状に浮き出て見えるタイプの方もいます。とくに、毛細血管が多くある鼻や頬周りで、症状を認められることが多いです。

毛細血管拡張症は、色白の人や皮膚が薄い人に表れやすく、生まれつきの要因があることも特徴です

また、温度差や精神的影響によっても赤みがでるので、緊張していたり飲酒していたりするとより症状が強く出る傾向があります。

クレンジングや洗顔が原因で赤ら顔になることがある

洗顔やクレンジングをするときに、顔を強くこすってしまい赤ら顔になる場合もあります。

顔の角質は0.02mmほどで、ラップ1枚とほとんど同じ厚さです。そのため、洗顔時などに強くこすると肌を痛めてしまいます

ほかにも、次のような原因で赤ら顔になることもあります。

  1. 洗浄力の高すぎるクレンジングを使用している
  2. スクラブやピーリングを使いすぎている

肌への負担を減らすために、肌にやさしいミルクタイプやクリームタイプを選ぶようにしましょう。拭き取りタイプやオイルタイプのクレンジング剤は刺激が強い傾向にあります。

また、スクラブやピーリング剤の使用回数が多いと肌の表面層にある角質を取りすぎてしまうため、肌のバリア力が低下し、赤みを引き起こしやすいです。スクラブやピーリングは肌の調子に合わせて、使用頻度を調整しましょう。

化粧水で赤ら顔は改善できる?自宅でできるスキンケア

化粧水やクリームなど、肌を保湿できる製品を上手に活用することで、赤ら顔・赤みの症状の緩和が期待できます

自らの皮脂による刺激で皮膚が赤くなっている場合には、皮脂分泌を抑える作用のある化粧水やクリームを選びましょう。例えばビタミンC誘導体やライスパワーエキス配合の化粧品を使用すれば、皮脂分泌を抑える効果が見込めます。

また、赤みの出ている肌は敏感な状態なので、低刺激な化粧品で保湿するのもポイントです。セラミドなどの保湿成分を浸透させることで肌のバリア力が高まり、赤みの改善が期待できます。

しかし体質的な要因も重なって赤ら顔が起こるので、酒さや毛細血管拡張症は構造的・機能的な血管異常を伴う疾患であるため、化粧品による対症的ケアでは根本的改善は期待できません(参考文献13)。適切なスキンケアは症状の悪化予防には有用ですが、治療には医学的介入が必要です(参考文献15)。

あくまで赤みの緩和や予防として化粧品でのセルフケアを行いましょう。

赤ら顔をメイクで隠す方法!赤みのタイプ別ベースメイク

メイクを工夫することで、赤ら顔を隠す方法もあります。

具体的にはコントロールカラー(化粧下地)やコンシーラー、ファンデーションなどのアイテムが赤ら顔を隠すのに有効です。

化粧品の色は、赤みの症状に合わせて選びましょう。

赤みの症状
グリーン 赤みのあるりんごほっぺ
ブルー 少しくすんだ赤みがある
イエロー 肌の青みが強い
顔が全体的に赤い

グリーンとブルーは赤みを消すのに有効ですが、顔色が悪く見えやすいというデメリットもあります。

とくにグリーンを塗りすぎると、白っぽい顔色になりやすいです。鏡で顔色を確認しながら、顔色が悪くなってないか確認しながらメイクをするのがいいでしょう。

ちなみに、ピンクやパープルを選んでしまうと、赤ら顔に赤色を足してしまう形になるので避けましょう。

赤ら顔を根本的に治すならクリニックへ相談しよう

スキンケアやメイクを行っても、赤ら顔の根本的な改善にはつながりません。市販の化粧品は治療を目的としていないためです。

スキンケアでなかなか改善できない赤ら顔は、クリニックでの治療をご検討ください。クリニックであれば、赤ら顔の原因を診断した上で症状に合った治療を受けられます。

炎症や刺激による赤みか、それとも毛細血管拡張症による赤みなのかを自身で判断するのは簡単ではありません。原因が分からないままやみくもにスキンケアを続けては、改善どころか症状が悪化する可能性もあります。

より効率よく赤み・赤ら顔を改善するなら、一度クリニックで診察を受けてみましょう。

アイシークリニックの赤ら顔治療

アイシ―クリニックで行っている赤ら顔の治療は、以下の3つです

  1. Vビーム
  2. フォト治療(ICON)
  3. QスイッチYAGレーザー(スペクトラ)

それぞれの治療方法について、詳しく解説していきます。

Vビーム

Vビームとは、毛細血管拡張症や顔の赤みに対して使用するレーザー治療のこと

一般的なレーザーは黒色のメラニン(しみやそばかすの原因)に反応しますが、パルスダイレーザー(Vビーム)は595nmの波長でヘモグロビンに選択的に吸収され、拡張血管の選択的破壊を行います(参考文献2)。毛細血管拡張症に対しては75-90%の改善率が報告されており(参考文献2)、酒さの紅斑型に対しても有効性が確立されています(参考文献3)。

ほかにも、小じわの改善や肌のハリ・ツヤの向上などの効果も見込めます。

Vビームの施術の痛みは、輪ゴムで弾かれた程度です。そのため、痛みと同時に肌への負担も軽減されます。感じ方には個人差がありますが、施術の痛みが気になるという方は、ぜひVビームをご検討ください。

また、Vビームによる治療は何回も繰り返し施術を行うことで効果を期待できます。保険適用の場合は3ヶ月に1回までとなります。頻度を増やしたいなど自費診療の場合は1ヶ月に1回なども可能です。

「単純性血管腫」「苺状血管腫」「毛細血管拡張症」が原因の赤ら顔の場合では、保険適用で治療が可能です。

下記のページで当院のVビーム治療について詳しく解説していますので、あわせてチェックしてみてください。

Vビームの効果やダウンタイムとは?赤いニキビ跡・赤ら顔を保険診療で治す!

フォト治療(ICON)

IPL治療は515-1200nmの幅広い波長スペクトラムを使用し、メラニン色素とヘモグロビンの両方に作用します(参考文献11)。系統的レビューでは、IPLが毛細血管拡張症や酒さの紅斑に対して有効性を示すことが確認されています(参考文献11)。メラニン色素やヘモグロビンに作用し、シミやそばかす、くすみやニキビ・ニキビ跡などの悩み改善に有効です

当クリニックで使用しているフォト治療機器「ICON(アイコン)」は最新型の治療機器で、強い冷却装置が搭載されており、高い出力でライトを照射できる特徴があります。

一般的なフォト治療は、日焼け後に治療を行うとやけどをする恐れがあります。しかし、当クリニックのフォト治療は照射する時間が短いため、やけどをするリスクが少ないです。

施術後、副作用としてかさぶたや水ぶくれができる可能性もありますが、数日後には自然と症状がおさまります。

フォト治療については以下のページで詳しく解説していますので、ぜひ確認してみてください。

フォト治療(ICON)でシミやニキビ跡を治そう!その効果や特徴、注意点も解説!

QスイッチYAGレーザー(スペクトラ)

QスイッチYAGレーザーは、シミやそばかすなどの肌の色素沈着を除去する治療のこと

当院では、QスイッチYAGレーザーの中でもスペクトラという治療器を使用しています。シミやそばかす以外に、ニキビ治療にも効果が期待できる治療器です。ニキビによる炎症で引き起こされる赤みを改善できる上、美肌効果も期待できます。

治療回数は体質や症状によって異なりますが、基本的には1ヶ月に1回程度のペースで治療を行います。短期間に何回も施術を行う必要はありません。

QスイッチYAGレーザー(スペクトラ)は保険適用外の自由診察になります。

QスイッチYAGレーザーの詳細は以下のページで紹介しています。あわせてご確認ください。

QスイッチYAGレーザー(スペクトラ)とは?肝斑除去など3つの効果と治療後の経過

赤ら顔の治療はアイシークリニックへ

赤ら顔になる原因は人それぞれで、主に以下の2つが原因として考えられます。

  1. 炎症
  2. 毛細血管拡張症

スキンケアで改善したり、メイクで隠したりするなどの方法もありますが、赤み・赤ら顔を根本的に改善するにはクリニックでの治療を検討しましょう

アイシークリニックでは、肌の深いところにはたらきかけるさまざまな施術で、赤ら顔の治療を行います。セルフケアよりも効果の高い治療が気になっている方は、ぜひ一度アイシークリニックへご相談ください。

当院での治療実績

【症例紹介】20代女性・ほほの赤み・赤ら顔(酒さ様皮膚炎)に対するVビーム治療(2025年8月3日更新)

こちらの患者様は、20代女性。頬に広がる赤みや赤ら顔に長年お悩みで、メイクでも隠しきれないことからアイシークリニック新宿院にご相談にいらっしゃいました。診察の結果、毛細血管拡張を伴う酒さ様の赤ら顔と診断し、色素レーザー「Vビーム」による治療を数回にわたり実施いたしました。治療後は赤みが大きく改善し、現在は肌トーンも均一になり、メイクなしでも気にならない状態に。患者様にも大変ご満足いただいています。

【症例紹介】20代女性・ほほの赤み・赤ら顔(酒さ様皮膚炎)に対するVビーム治療(2025年8月3日更新)

【症例紹介】30代女性・顔の毛細血管拡張症に対するVビーム治療(2025年8月14日更新)

こちらの患者様は、30代女性。頬やあご周りに浮き出た赤紫色の細い血管(毛細血管拡張症)にお悩みでアイシークリニック新宿院にご来院されました。診察の結果、表在性の毛細血管の拡張が確認されたため、血管に選択的に作用する色素レーザー「Vビーム」による治療を実施いたしました。複数回にわたる照射により徐々に赤みや血管の浮き出しが軽減し、現在はほとんど目立たない状態へと改善。肌全体の透明感も向上し、患者様にも高いご満足をいただいております。

【症例紹介】30代女性・顔の毛細血管拡張症に対するVビーム治療(2025年8月14日更新)

 

参考文献

  1. Two AM, Wu W, Gallo RL, Hata TR. Rosacea: part I. Introduction, categorization, histology, pathogenesis, and risk factors. Journal of the American Academy of Dermatology. 2015;72(5):749-758.
  2. Alam M, Dover JS, Arndt KA. Treatment of facial telangiectasias with variable-pulse high-fluence pulsed-dye laser: comparison of efficacy with different pulse durations. Dermatologic Surgery. 2003;29(4):385-391.
  3. Neuhaus IM, Zane LT, Tope WD. Comparative efficacy of nonpurpuragenic pulsed dye laser and intense pulsed light for erythematotelangiectatic rosacea. Dermatologic Surgery. 2009;35(6):920-928.
  4. Bernstein EF, Bhawalkar J, Schwartz R. Pulsed dye laser treatment of telangiectases with purpura-free and purpura-associated regimens. Archives of Dermatology. 2008;144(2):259-263.
  5. Steinhoff M, Buddenkotte J, Aubert J, et al. Clinical, cellular, and molecular aspects in the pathophysiology of rosacea. Journal of Investigative Dermatology Symposium Proceedings. 2011;15(1):2-11.
  6. Schroeter CA, Neumann HA. Treatment of facial telangiectasias using intense pulsed light: A retrospective analysis. Dermatologic Surgery. 2007;33(10):1177-1181.
  7. Powell FC. Rosacea. New England Journal of Medicine. 2005;352(8):793-803.
  8. Del Rosso JQ, Gallo RL, Kircik L, et al. Why is rosacea considered to be an inflammatory disorder? The primary role of abnormal innate immune response in rosacea-prone skin. Journal of Drugs in Dermatology. 2012;11(6):694-700.
  9. Ozyurt K, Colgecen E, Baykan H, et al. Facial telangiectasias: a review. Journal of Cosmetic Dermatology. 2014;13(1):96-100.
  10. Garden JM, Bakus AD, Paller AS. Treatment of cutaneous hemangiomas by the flashlamp-pumped pulsed dye laser: prospective analysis. Journal of Pediatrics. 1992;120(4 Pt 1):555-560.
  11. Wat H, Wu DC, Rao J, Goldman MP. Application of intense pulsed light in the treatment of dermatologic disease: a systematic review. Dermatologic Surgery. 2014;40(4):359-377.
  12. Tan ST, Itinteang T, Day DJ, et al. Treatment of infantile haemangioma with propranolol: reporting a series and review of the literature. Journal of Plastic, Reconstructive & Aesthetic Surgery. 2011;64(10):1292-1299.
  13. Buddenkotte J, Steinhoff M. Recent advances in understanding and managing rosacea. F1000Research. 2018;7:1885.
  14. van Zuuren EJ, Fedorowicz Z, Carter B, van der Linden MM, Charland L. Interventions for rosacea. Cochrane Database of Systematic Reviews. 2015;(4):CD003262.
  15. Draelos ZD. Cosmeceuticals for rosacea. Clinics in Dermatology. 2017;35(2):213-217.

監修者医師

高山 昌賢 医師

保有資格

日本形成外科学会 形成外科専門医・指導医
略歴

  • 2005年 山梨医科大学(現山梨大学)医学部医学科卒業
  • 2005年 国立埼玉病院初期臨床研修医開始
  • 2007年 慶應義塾大学病院形成外科後期研修医勤務
  • 2008年 国立成育医療研究センター形成外科レジデント勤務
  • 2009年 慶應義塾大学病院形成外科後期研修医勤務
  • 2010年 埼玉社会保険病院(現埼玉メディカルセンター)形成外科勤務
  • 2011年 横浜市民病院形成外科勤務
  • 2012年 平塚市民病院形成外科医長勤務
  • 2016年 那須赤十字病院形成外科部長勤務

鈴木 はるか 医師

保有資格

日本形成外科学会形成外科専門医 /日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会 責任医師 /がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
略歴

  • 2014年 東京医科歯科大学医学部卒業
  • 2014年 東京医科歯科大学医学部付属病院初期研修開始
  • 2016年 一般財団法人太田綜合病院付属太田西ノ内病院初期研修修了
  • 2016年 長崎大学病院勤務
  • 2017年 独立行政法人国立病院機構長崎医療センター勤務
  • 2020年 東京医科歯科大学医学部付属病院勤務
  • 2020年 日本赤十字社武蔵野赤十字病院勤務

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