シミの原因と6つの治療法とは?治療の流れや料金も解説
目次
こんなお悩みはございませんか?

顔全体にシミ、くすみが増えた
そばかすが濃くなってきた
茶色っぽいシミやくすみが出てきた
目の下の周りに茶色いシミが広がってきた
毛穴の黒ずみが気になる
当院のシミ治療が選ばれる理由
結果重視の専門医治療
日本形成外科学会専門医や指導医たちが患者様の負担を最小限にするため、結果にこだわった治療を行います

誠実な明朗会計
母体が保険診療のクリニックということで、誠実でわかりやすい価格設定にこだわりがあります

症状やご希望に合わせて選べる様々な治療プラン
当院では、シミや肝斑の総合専門治療を実現すべく、レーザートーニングやフォト治療、イオン導入・ピーリングなど様々な治療法を用いてシミを改善していきます。患者様のお悩みに合わせて選べる治療プランをご用意しています。

老若男女どなたでも入りやすく相談しやすい環境
老若男女どなたでも入りやすくお悩みを相談しやすいクリニックの環境づくりを行っています

新宿駅から徒歩すぐのアクセスの良さ
JR新宿南口から徒歩3分の好立地です。東京だけではなく埼玉、千葉、神奈川といった地域から電車一本でお越しいただけます。

要注意!患者様がクリニックを選ぶ時代

患者様のお悩みを解決するための大切な施術ですので、後悔のないよう、必ず複数のクリニックを検討し、冷静な判断のもとご納得いただける医師、クリニックを選んでください
こんなクリニックにご注意ください!
・来院初日にもかかわらず、即日の施術や成約を強引にすすめてくる。
・カウンセリング時に、腫れや痛みなど治療におけるリスクについて説明が十分に無い。
・治療に制限があるため、1回ではなく2回プランなどで通常価格ではないプランをすすめてくる。
・価格が安いと思って来院してみたが、カウンセリングで様々なプランや高額な施術をすすめられる。数万円だと思っていた予算が、気付いたら数十万円という金額になっていた。
シミの原因と対策
シミとはメラニンが肌に沈着した状態のこと!原因は?
メラニンはチロシナーゼ酵素により生成される色素で(参考文献1)、正常な皮膚防御機構として機能しますが、過剰な紫外線暴露や加齢による代謝機能低下により、メラニンの蓄積が進行してシミが形成されます(参考文献11)。本来メラニンとは、皮膚の防衛機能である「メラノサイト」が肌にダメージを受けたときに生成されるものであり、皮膚を守る役割を担っています。肌が受けた紫外線によるダメージを、肌の奥まで届かないように、メラニンを生成してブロックします。正常な皮膚ではメラニンは約28日の角化サイクルで排出されますが、加齢や慢性的な紫外線ダメージにより基底膜の機能低下が生じ、メラノサイトでの過剰なメラニン産生と表皮での蓄積が持続することでシミが形成されます(参考文献10, 11)。
市販品を使うだけでは、既存のシミは消えません!どう対策する?
化粧品に含まれる美白成分は予防的効果はありますが、既存の色素沈着には限定的です。医療機関での治療では、レーザーによる選択的光熱分解やケミカルピーリング、トレチノイン・ハイドロキノン療法により、既存のメラニンを除去・分散させることが可能です(参考文献2, 10, 12)。
既存のシミは、医療機関でこそ治療が可能で、簡単かつ確実に取ることができます
シミにレーザーを照射することで、シミの原因であるメラニン色素を破壊・分解することができます。分解されたメラニン色素はかさぶたとなって剥がれ落ちることで、シミがなくなります。
シミの種類
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肝斑
肝斑は妊娠やホルモン変化、慢性的な炎症により生じる後天性色素斑で(参考文献11)、従来の高出力レーザー治療では増悪する可能性があるため、低フルエンスQスイッチレーザー(レーザートーニング)や外用薬療法が推奨されています(参考文献8, 15)。
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老人性色素斑
(日光性シミ)日光によくあたる部分にできる茶色いシミ。成長して盛り上がりができてくる場合は、悪性腫瘍の鑑別や手術治療など総合的な治療ができる医療機関での治療が望ましいと言えます。
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そばかす(雀卵斑)
雀卵斑(そばかす)は常染色体優性遺伝の要因が強く、通常3-5歳で出現し思春期に増悪する色素斑です。多発性・広範囲であることから、IPLやピコ秒レーザーによる面状治療が推奨され、アジア人では良好な治療成績が報告されています(参考文献5, 13)。
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ADM
アザの一種で、成人になってから頬や額の両側に現れます。
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炎症後色素沈着
炎症後色素沈着(PIH)は外傷・皮膚炎・レーザー治療後などに生じる色素沈着で、アジア系皮膚では特に発生しやすい合併症です。トレチノイン外用やケミカルピーリングによる角質除去促進、低フルエンスレーザー治療により改善が期待できます(参考文献9, 10)。
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ニキビ跡の赤み
ニキビ跡の炎症後の色素沈着と毛細血管の拡張による赤みが混在している。毛細血管の拡張による赤みは治療が難しいため、専門医によるレーザー治療の選定が重要となります。
シミの治療法
シミと一言で言っても様々な種類があり、誤った治療法を選択すると悪化してしまう症例も多くあります。そのため、シミ治療の専門医による診断と適切な治療法の選択が重要となります。一般的には、シミ治療には、以下の治療法が選択されることが多いです。
ピコレーザー
ピコ秒レーザーは従来のナノ秒レーザーと比較して、より細かいメラニン粒子の破壊が可能で、老人性色素斑に対して優れた治療効果を示します(参考文献3)。アジア人の良性色素性病変に対する有効性と安全性が複数の臨床研究で確認されています(参考文献13, 15)。フォト治療で肌全体のシミをある程度改善した段階で、メンテナンスのように実施することも多いです。

CO2レーザー
CO2レーザーは10,600nmの波長で水に強く吸収され、隆起性病変の気化・切除に適しています。脂漏性角化症や隆起性老人性色素斑の治療では、組織の完全除去により優れた治療成績が得られますが、瘢痕形成のリスクを考慮した適応決定が重要です(参考文献2)。
QスイッチYAGレーザー
QスイッチNd:YAGレーザー(1064nm, 532nm)は、メラニンに対する選択的吸収特性により、café-au-lait斑やADM(後天性真皮メラノサイトーシス)に対して高い治療効果を示します(参考文献6, 7)。特にADMに対しては90%以上の改善率が報告されています。

ケミカルピーリング、イオン導入
一般的な美容皮膚科などで行われている治療法ではありますが、シミを速やかに治したい、またはシミを根本的に治したい場合は不適応な場合もあります。

フォト治療
IPL(Intense Pulsed Light)治療は、515-1200nmの幅広いスペクトラムによりメラニンと血管成分の両方に作用し、表在性色素斑や肝斑の安全な治療選択肢として確立されています(参考文献4, 5)。アジア系皮膚における肝斑治療では、レーザートーニングと並んで第一選択とされています。

内服薬、外用薬
トレチノイン・ハイドロキノン配合外用剤は、表皮の角化促進とメラニン生成阻害により色素斑の改善を図る治療法です(参考文献10)。三剤配合製剤(トレチノイン・ハイドロキノン・フルオシノロン)は肝斑治療で高い有効性が報告されています(参考文献12)。当院では、医師が診断し、必要に応じて処方致します。


※スクロールでご覧いただけます。
お肌の状態を正確に診断する肌診断器
シミ治療の成功には正確な診断が不可欠で、肉眼では判別困難な潜在性色素斑や病変の深達度評価が治療方針決定に重要です。画像解析システムによる客観的評価により、個々の患者に最適化された治療戦略の構築が可能となります。世界中の研究機関や医療機関で使用されているVISIA EVOLUTION(ビジア)という肌診断器は、最新のカメラと分析技術とAI技術が融合し、お肌のシミ・キメ・シワ・毛穴・炎症・ポルフィリン(ニキビの元になるアクネ菌の代謝物)・肌年齢などを解析・シミュレーションできるものです。
※撮影費用は別途発生致します。撮影をご希望の方は別途予約が必要となりますのでお問合せください。
※撮影費用は別途発生致します。撮影をご希望の方は別途予約が必要となりますのでお問合せください。
VISIA(ビジア)の特徴
正確な再現性と解析
3次元的ポジションマッチングの機能で、解析結果が正確です。シミ、シワ、毛穴、肌の色ムラ、UV写真から隠れジミ、ポルフィリン(ニキビ菌の代謝物)の解析が行えます。

まつ毛の解析
患者様のまつ毛の、平均的な長さとボリュームを、5段階で評価することができます。

肌年齢の解析
VISIA(ビジア)は全体で109,300人(日本人肌11,000人)分の測定結果がデータ化されています。それらのデータから年齢相関を算出し、 同年代の平均値と自分の解析結果を比較することが可能です。

VISIA(ビジア)で解析できる8つの項目
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シミ
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毛穴
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隠れジミ
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ポルフィリン
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シワ
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キメ
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皮膚色
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肌年齢
アイシークリニックのシミ治療の特徴
①最新の肌診断器で肌の状態を定量評価することが可能
当院では、VISIA EVOLUTIONと呼ばれる最新の肌診断器で、患者様のお肌の状態を定量評価するところから診断が始まります。専門の医師がお肌やお悩みに合わせて最適な治療プランをご提案させていただきます。
※撮影費用は別途発生致します。撮影をご希望の方は別途予約が必要となりますのでお問合せください。
※撮影費用は別途発生致します。撮影をご希望の方は別途予約が必要となりますのでお問合せください。
②最新のレーザー治療器と光治療器による専門医治療
一言にシミ治療と言っても、シミには多くの種類があり、専門の医師が診断して治療を行わないと逆に悪化してしまうことがよくあります。当院では最新のレーザートーニングやフォト治療を導入し、きめ細やかに様々な種類のシミに対応しています。
③医療機関でしか取り扱いができないホームケアコスメや再生因子を高濃度で配合したイオン導入なども合わせて行う総合的な治療
シミ治療においては、トータルでの肌質改善を行うことで将来的なシミに対して備えをすることが可能です。当院では、通常のレーザートーニングやフォト治療以外にも、医療機関でしか取り扱いができないホームケアコスメや再生因子を高濃度で配合したイオン導入を合わせて行うことで、総合的かつ専門的なシミ・肝斑治療を行っています。色素性疾患の治療では、単一治療よりも複数のモダリティを組み合わせた治療戦略が推奨されています。レーザー治療と外用薬療法、ケミカルピーリングの併用により、治療効果の向上と副作用の軽減が期待できることが複数の臨床研究で示されています(参考文献12, 15)。
当院のシミ治療の流れ
シミ治療の料金


当院のシミ・肝斑治療の料金は、回数や個数によって異なります。料金の異なるプランをご用意しておりますので、料金詳細はシミ・肝斑の料金表をご覧ください。
シミの治療に関するQ&A
シミ治療に痛みはありますか?
いいえ、パチパチと軽くゴムで弾く程度です。多少はじかれるような痛みがありますが、耐えられないほどのお痛みというのはありません。
何回くらい治療を行えばいいですか?
一回の治療でもシミに対して一定の効果がありますが、十分な効果を得るために9回コースをお勧めさせていただいております(もちろん一回ずつの治療として通院していただいても結構です)。
シミは完全に消えますか?
老人性色素斑に対するレーザー治療では、適切な波長選択と出力設定により90%以上の症例で満足のいく結果が得られています(参考文献3, 5)。ただし、治療効果は色素斑の深達度、メラニン含有量、患者の皮膚タイプにより左右されるため、個別化された治療アプローチが重要です。ただし、焦ってすぐにとろうとするとかなりの高出力での治療が必要となってしまい、かさぶたになったり、その後の炎症後色素沈着といったレーザーと同様の欠点が現れてきますので、注意が必要です。複数回ご来院いただき、 少しずつ出力をあげていくのが望ましいと考えています。
肝斑の治療も可能ですか?
はい、可能です。当院ではレーザートーニングなどを用いて専門の医師が治療方針を立ててご案内します。
日焼けしていても治療を受けられますか?
いいえ、治療を受けられない場合があります。もし気になるようでしたら、当院スタッフにご相談ください。
日焼けで肌が赤く火照っている状態の肌には、レーザーを照射することはできません。赤みが引いて黒く肌が落ち着いた状態ですと、治療を受けることが可能です。
再発の恐れはありますか?
はい、可能性は低いものの、0ではありません。
シミの深さによっては、再発する場合があります。また、かさぶたが剥がれた後、一時的にシミが残っているかの様な色素沈着ができることがありますが、こちらは時間が経つと自然と薄くなっていくもので、シミが再発したわけではありません。
肌のはりも改善されますか?
改善されます。当院での治療プログラムによりトータルでの肌質改善が可能です。
当院での治療実績
【症例紹介】40代女性・顔全体のシミに対するQスイッチYAGレーザー治療(2025年8月3日更新)
こちらの患者様は、40代女性。加齢や紫外線の影響により、顔全体に点在するシミ(老人性色素斑)にお悩みでアイシークリニック新宿院にご来院されました。診察の結果、色素性病変が認められたため、QスイッチYAGレーザーによるシミ取り治療を実施。レーザーによる選択的なメラニン破壊により、少ないダウンタイムで色調が大幅に改善しました。現在は透明感のある肌へと整い、ノーメイクでも自信を持っていただける状態となっています。
【症例紹介】40代男性・顔のシミに対するQスイッチYAGレーザー治療(2025年8月14日更新)
こちらの患者様は、40代男性。頬や目元に点在する濃いシミ(老人性色素斑)にお悩みでご来院されました。紫外線の影響による色素沈着が主な原因と診断し、QスイッチYAGレーザーによるシミ取り治療を実施。写真は照射予定部位にマーキングを行った施術前の状態です。レーザーはシミのメラニン色素だけに反応し、周囲の皮膚を傷つけずに照射可能です。治療後は数日間テープ保護と経過観察を行い、現在はシミが薄くなり、肌トーンも明るく改善。男性の患者様にもご満足いただける自然な仕上がりです。
参考文献
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- Wang CC, Sue YM, Yang CH, Chen CK. A comparison of Q-switched alexandrite laser and intense pulsed light for the treatment of freckles and lentigines in Asian persons. Dermatologic Surgery. 2006;32(2):246-252.
- Kauvar AN, Khrom T. Evaluation of a Q-switched Nd:YAG laser for treatment of café-au-lait birthmarks. Dermatologic Surgery. 2000;26(1):38-40.
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